またまたブログの更新をさぼってました。大変申し訳ありません。最低でも週に1回は更新すると
公言したのに、前回更新から何と2ヶ月も経過してしまいました。トホホホ・・・本当にウソついて申し
訳ありませんでした。ちょっと心を入れ替えて更新します。
さて、今回は「HIV感染は年代を選ばない」と言うお話です。あなたはHIV感染、と言うと、どの年代を
イメージしますか?
たいてい、20代や30代をイメージするのではないでしょうか。あるいは最近のセックス事情も考慮
して、10代後半とイメージするかも知れません。
では、実際にどの年代にHIV感染者やエイズ患者が多いのか見てみましょう。
データは2009年の実績です。(エイズ動向委員会資料による)
10代 2%
20代 30%
30代 42%
40代 15%
50代 8%
60歳以上 4%
◆2009年 年代別 新規エイズ患者
10代 0%
20代 8%
30代 38%
40代 24%
50代 19%
60歳以上 11%
こんな年代別の報告件数となっています。ぱっと見た感じ、新規HIV感染者については、何となく
イメージ通りでしょうか。
でも、エイズ患者については少し意外じゃないですか?50代や60歳以上に意外とエイズ患者が
多いと思いませんか?
それはHIVに感染してからの潜伏期間があるから、どうしても年齢は高くなるだろう、そう思われ
ますか?
今回ご紹介したエイズ動向委員会の資料では、新規エイズ患者というのはHIV感染している
ことが分からずに、「いきなりエイズ」を発症した人の件数です。
例えば、2008年にHIVに感染したことが分かって、2009年にエイズを発症した人のケースを
含みません。あくまでも2009年に「いきなりエイズ」と分かった人の件数です。
そうして見ると、新規エイズ患者における、50代、60歳以上の比率って高いと思いませんか?
つまり、その年代で「いきなりエイズ」と分かる、と言う事は次の事実を物語っています。
50代、60代でも性行為によってHIVに感染し、自分が感染したことに気が付かず検査も受けず、
「いきなりエイズ」を発症する人が全体の30%もいる。
なぜ50代、60歳以上にもエイズ患者が多いのでしょうか。色んな原因がありますが、
一口で言えば
「HIV感染は年代を選ばない」
と言うことです。例えば閉経を迎えた女性であってもHIVには感染します。妊娠の心配がないからと
コンドームなしのセックスを行えばそれだけ感染リスクは高まります。
また、中高年の人がHIV検査を受けることをためらうケースも多いかも知れません。
実際に私もそうでしたし、私の知人もそうでした。50歳以上の中高年はHIV感染やエイズに対する
危機感が薄く、また情報も若い人より少ない。その上、世間体を気にするのです。
そうしたことで、HIV感染の不安を持っていたとしても検査を受けずに、「いきなりエイズ」を発症
することもあります。
前にこのブログでもご紹介しましたが、HIV感染からエイズ発症までの期間がどんどん短く
なっているそうです。以前はエイズの潜伏期間と言えば5年から10年くらいでした。
それが今では2年とか3年になっているのだそうです。「いきなりエイズ」を発症する前にHIV検査で
感染が分かれば、エイズ発症を抑える薬があります。
自分でHIV感染に不安を持つ人は当然ですが、不安はなくても感染の機会を持った人はHIV検査を
受けることをお勧めします。
中高年に限らず、「いきなりエイズ」を発症した人の多くは、
「まさか自分が・・・・」
と絶句されるのだそうです。あなたの身にそんな絶句が訪れないことを願っています。
年代別のエイズ資料をもっと見たい、と思う人はどうぞこちらから。
ではまた次回まで。