感染ルート別・HIV感染確率 | HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査を受けようとする人に、検査の申し込み方法や注意点などを紹介するブログです。

今回は、感染ルート別のHIV感染確率についてお話します。


私もそうでしたが、皆さんが保健所に行ってHIV検査を受けよう、あるいは検査キットを購入しようと思うのは、HIV感染の可能性に心当たりがあるからですよね。


HIV感染の感染ルートは3つです。性行為感染、血液感染、母子感染。中でも性行為感染が圧倒的に多いのですが、丸きり性行為の経験がない人は、当然ですがHIV感染の可能性は限りなくゼロです。


しかし、たった1回でも性行為をした経験のある人は、確率の高い、低いはあってもHIV感染の可能性があります。コンドームを使っていたとしてもです。(当然、コンドームありだと、限りなく感染確率は低い)


一口に性行為感染といっても、相手や行為によってHIV感染の確率はかなり異なります。この辺りは、エイズ動向委員会と言う組織が、長年に渡って調査をしており、かなり蓄積されたデータがあります。


HIV感染者が感染したルートで、最も件数が多いのは男性同士の性的接触です。これは、避妊の必要がないのでコンドームを使わないことがあるのと、アナルセックスを行うことが多いからです。


コンドームを使わないと感染確率が高いのは当然ですね。体液(精液)中にHIVが存在するのですから。

また、アナルセックスの感染確率が高いのは、傷や出血を伴うからです。もともと直腸は性行為で挿入されるような構造になっていないので、傷ついたり出血しやすいのです。


傷口からはHIVが容易に侵入してくるし、出血した血液中にもHIVが存在します。こうした理由で、男性同士の性的接触はHIVの感染確率が高くなっています。


では、その感染確率は実際どのくらいでしょうか。広島に「中四国エイズセンター」と言う、エイズの治療や研究を行う組織があります。ここのホームページには、行為別のHIV感染確率が載っています。


こちらからどうぞ⇒「中四国エイズセンター HIV検査について」


この記事によると、アナルセックスのHIV感染確率は、1%から3%だそうです。この感染確率は、性行為感染の中ではダントツに高い確率です。


例えば、男女間の性行為で、アナルセックスがなければHIVの感染確率は0.1%程度です。オーラルセックスでの感染確率はもっと低くて0.01%から0.1%の間だそうです。


(以上の感染確率はホームページのグラフから私が読みとった数値なので、だいたいの目安です。正確ではありません。正確には元データをご確認下さい)


ただ、これらの感染確率がどんなデータから算出されたものかは分かりません。単純に考えると、確率のお話なので、分母と分子が分からないと計算出来ません。


つまり、それぞれの行為を行った回数と、それによって感染した件数のデータが必要です。私が思うに、それを正確に調べ上げるって不可能だと思います。それも、まとまった量のデータとしては無理でしょう。


従って、ある範囲でサンプリング、及び推計で計算しているのではないでしょうか。それゆえ、専門書や公的医療機関のサイトなどで目にする感染確率は、かなりバラツキがあります。


最後に一言。

どんなにHIV感染確率が低くても、それはHIV感染の安全性を意味するものではありません。感染確率が低い行為でも、たった1回で感染するときは感染します。


後で後悔しないように、ご用心されてください。


今回はHIVの感染確率のお話でした。もっと詳しく知りたい人はこちらからどうぞ。


⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド