日本でどのくらいHIVに感染する人がいて、どのくらいエイズを発症している人がいるかを調べて報告しているのが「エイズ動向委員会」
です。
この委員会では、保健所でHIV抗体検査を受ける件数も調査しています。その調査結果によると、最近は保健所での検査件数が減少傾向にあるそうです。
エイズ動向委員会のデータを私がグラフにしてみました。下のグラフをご覧下さい。
ここ3年間のHIV検査件数を、1月から6月までの上期で比較してみました。
グラフを見れば、一目瞭然ですね。2008年からどんどん件数が減少しています。
2009年は2008年に対して15%減りました。
その2009年に対して、今年上半期は26%の減少です。いったい、どこまで減少するのやら。
2009年にHIV検査を受ける人が減ったのは、新型インフルエンザの影響だと言われました。
確かに、あの騒動の中では、保険所に行ってHIV検査を受けるのはちょっと、ためらいますね。
ただでさえ、人の集まる場所はインフルエンザをうつされそうだし、根拠はないけど保健所は更に危ない感じ。
また、保健所の方も新型インフルエンザの予防に追われてHIV検査まで手が回らなかった面もあったようです。
しかし、今年に入ってからは、どうでしょうか。
皆さんの周りで新型インフルエンザの影響を何か感じますか?
私はあまり感じません。
保健所でのHIV検査件数が減っているのは、社内全体としてHIV、エイズに対する関心が低くなっているのではないでしょうか。
「私には関係のない、どこか遠いところのお話・・・・」
みたいな感覚がないでしょうか。だけど、HIVは、いつ、どこで、誰が感染しても不思議ではないのです。
根拠のない自信、大いなる勘違い、それって怖い。
エイズ研究で有名な本田美和子医師も言われています。
「私の診たエイズ患者さんのほとんどは、まさか自分が・・・思ってもみなかった、そう言われます」
HIV感染が分かったり、いきなりエイズを発症して、初めてわが身が当事者であったことを知ります。
いくら医療が進歩しても、いまだにHIVに感染すると完治出来ないことには変わりありません。
予防に勝る治療なし。早期発見、早期治療。どうぞ、少しでも不安や心当たりがあれば、HIV検査を受けることをお勧め致します。
8月24日に「エイズ動向委員会」から2009年のエイズ動向の詳細が発表になりました。詳しくご覧になりたい人がいれば、どうぞこちらから⇒「HIV(エイズ)検査完全ガイド
「HIV感染者・エイズ患者の現状」 と言うページで詳しくお伝えしています。2009年にHIVに感染した人は、どんな感染ルートだったのか、またどんな年齢層に多かったのか、などのデータがご覧頂けます。
