HIV(エイズ)検査の受け方 -6ページ目

HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査を受けようとする人に、検査の申し込み方法や注意点などを紹介するブログです。

昨年から今年にかけて、新型インフルエンザの話題が大きく取り上げられました。

ワクチン不足が問題となって、一時はかなり医療現場も混乱したみたいですね。


今現在はどうなのでしょう。それほど大きな問題としてメディアも取り上げていませんね。

私の周りにも新型インフルエンザで亡くなった方や入院してひどい症状の方はいません。

新型インフルエンザは感染力はとても強いけど、今のところ毒性はそれほど強力ではない

みたいですね。


しかし、一口にインフルエンザと言っても、色んな種類があります。「Aソ連型」とか、

「A香港型」とか、よく耳にしますね。そもそもインフルエンザのウイルスは、A型、B型、C型と

3種類あるのだそうです。そして、それぞれに特徴が異なります。


では、HIVはどうでしょうか。

実は、HIVにも2種類あるのです。HIV-1とHIV-2と呼ばれる2種類です。

ご存知でしたか? これは、あまり知られていないのではないでしょうか。


と言うのも、日本においてはHIV感染と言えばほとんどがHIV-1なのです。

HIV-2の感染例は国内においては数例しか見つかっていません。

世界的に見ても、HIV-1が世界中に流行しているのに比べて、HIV-2は西アフリカを中心と

した地域に広がっているそうです。


では、私達が保健所や病院でHIV(エイズ)検査を受けるときは、HIV-1だけの検査で

しょうか。いえ、実はHIV-1とHIV-2の両方を同時に検査してくれます。


確かにHIV-2はまだ国内感染例は少ないのですが、少ない今のうちに十分な検査体制で

感染の拡大を防ぐべきですよね。


前にもこのブログで書きましたが、HIV-1は完治させるこは出来ないまでも、HAARTと言う

治療法でエイズ発症を遅らせることは出来るようになりました。

しかし、HIV-2については、まだ効果的な治療方法が見つかっていないのだそうです。


感染例はまだ少なくても、治療法がないと言うのはとても怖いですね。

かつてHIV-1に対して有効な治療法がなかった頃、エイズは死の病でした。

感染しても様子を見るだけ、エイズを発症すれば2年ほどで死に至るパターンが多かった

のです。


では、HIV-1とHIV-2はそれぞれ、どこからきたウイルスなのか、それを次回お話し

することにしましょう。


もっと詳しく知りたい人は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド


HIV(エイズ)検査を受けるには、保健所に行くか、病院に行くか、あるいは自宅で検査キットを

使って調べるか、この3通りの方法があります。


まぁ、普通に考えると無料・匿名・専門スタッフありの保健所が一番利用しやすいと思います。

でも、中には色んな事情で病院を使う人もいるかも知れません。

例えば、他の病気で治療中であり、その継続でHIV検査を受けるような場合ですね。


さて、病院でHIV(エイズ)検査を受けると、健康保険は適用されるのでしょうか。

私自身は病院での検査を受けたことがないので、自分で体験はしていません。

ネット上では情報が公開されていますので、それをご紹介しましょう。


結論から言うと、HIV(エイズ)検査は条件付きで保険が適用されます。

現在の国の方針は以下となっているそうです。


「間質性肺炎等後天性免疫不全症候群の疾病と鑑別が難しい疾病が認められる場合や

HIVの感染に関連しやすい性感染症が認められる場合でHIV感染症を疑わせる自他覚症状が

ある場合は、本検査を算定できる。」(平成16年2月27日保医発第0227001号)


何だかわかりにくいですね。上の条件に書かれていることは2つです。

1つは、エイズ発症と思われるような、疑わしい症状が出ていて、HIV検査をしないと判断が

つかないような場合です。「間質性肺炎」と言うのは、肺の間質組織に炎症を起こす症状ですが、

HIV感染によるものか、それともその他の原因によるものか、HIV検査をしないと判断が

難しいと言うことですね。


もう1つは、HIV以外の性感染症が見つかって、しかもHIV感染を疑うような自覚症状が

ある場合です。


これはどういうことかと言うと、感染ルートがHIVに近いような性感染症にかかっている場合、

当然ですがHIVも疑わしいわけですね。しかも、HIVと他の性感染症の両方に感染して

いる場合には、お互いに影響しあって進行が速くなることがあるそうです。


そういったことからHIV検査を保険適用でうながす訳ですね。ただ、本人の自覚症状が

ある場合、とされていますが、これはいかがなもんでしょうか。HIVに感染したからと

言って、必ず何かの自覚症状が出るとは限りません。


保健所でHIV検査を受けると、クラミジアなど、他の性感染症も無料で検査を受けることが

可能です。むろん、本人が希望した場合だけですが。この点からも病院よりも保健所の

方が検査は受けやすいかも知れませんね。


それから、スクリーニング検査で「陽性」になった人が、確認検査を受ける場合、これも

保険の適用となるそうです。


以上のことから、HIV検査における保険の適用は、ある程度HIV感染が疑わしい状況に

あることが条件となっているようです。

まったくの健康な人が、念のためにHIV検査を受けたい、と言う場合には保険は適用され

ないようです。


なお、本当に病院でHIV検査を受けようと思う人は、事前に保険適用の条件を確認して

下さい。本日の情報はご参考程度にお願いします。

(ネットや本で調べた情報なので、責任は負いかねます)



もっと詳しく知りたい人は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド  




さて、いよいよシリーズ最終回です。HIVは何故手強いのか、締めくくりはHIVとヘルパーT細胞の

戦いについてお話しましょう。


一応、前回のシリーズその4までを読んでいるのを前提にお話しますので、もしもまだ読んで

いない方がいれば、先にシリーズその1からその4までを読んで下さい。


さて、では実際にHIVが体内に入ってきたら、先に説明した体内防衛軍とどんな戦争になるのか

を見てみましょう。


まず、HIVに限らずウィルスはみな自己増殖機能がありません。感染して取り付いた細胞をうまく

利用してどんどん自分のコピーを作って増えていくのです。でも、ウィルスはどんな細胞にも感染

できるわけではありません。


実は、ウィルスの種類はいろいろとありますが、それぞれのウィルスが感染できる細胞は限定され

ていて、それ以外の細胞には感染出来ないのです。ウィルスが細胞内に入れない、と言ったほうが

いいかも知れません。


ウィルスが感染しようとする細胞の中に入るには、細胞の表面にそのウィルス用の目印、足がかり

となる構造物が必ず必要なのです。例えて言うなら、ウィルスはカギを1個持っています。


そして、細胞にはカギ穴が1個あります。このウィルスのカギで開いてしまうカギ穴を持った細胞に

感染することが出来るのです。カギ穴が合わなければ、細胞内に侵入することは出来ません。


HIVの場合には、免疫部隊の司令塔であるヘルパーT細胞に取り付くのです。ヘルパーT細胞には、

CD4と呼ばれる目印が表面にあって、このCD4 めがけてHIVが襲ってくるのです。HIVのカギは、

CD4と言うカギ穴とピッタリ、合ってしまうのです。そして、ヘルパーT細胞の中にまんまと入りこんだ

HIVは、自分の遺伝物質をヘルパーT細胞の中に挿入します。


HIVはRANウィルスと呼ばれ、遺伝子はRNAしか持っていません。生物はDNDとRNAの2種類の

遺伝子を持っているのですが、ウィルスには RNAかDNAか、どちらか1種類しかないのです。

そしてHIVはRNAだけを持っています。このRNAをヘルパーT細胞の中へ送り込むのです。


そして、HIVのRNA情報をヘルパーT細胞のDNAへコピーします。DNAを持たないHIVはこうして

ヘルパーT細胞のDNAを利用して自分の複製を作ろうとするのです。


HIVの情報を書き込まれてしまったヘルパーT細胞は、どんどんHIVのパーツを作り始めます。

あたかもHIVの遺伝子と言う設計図を与えられた部品製造工場みたいになってしまうのです。


そして、次々と出来上がってくるパーツは細胞内で組み立てられ、新たなHIVが複製されていき

ます。ひとつの細胞から1000個以上のHIVが複製されるのです。そして、それらの複製された

HIVは次の感染先に取り付きます。


従って、この増殖スピードはそら恐ろしいものがあります。感染初期に1日で10億から100億個も

HIVが増えるのはこういった増え方をするからです。


そして、HIVの複製を作らされてしまったヘルパーT細胞は、最後は破壊されてしまいます。

では、司令塔であるヘルパーT細胞のこの悲惨なやられ方を他の免疫部隊は援けに行か

ないのでしょうか。


実は、行きたくても行けないのです。殺し屋部隊のキラーT細胞も、飛び道具が得意のB細胞も、

司令塔であるヘルパーT細胞からの指示が来ないので見殺しにするしかないのです。


こうしてHIVはヘルパーT細胞という司令塔を次々に攻撃し、自分のコピーを作っては増殖しな

がら、侵入した細胞を壊していきます。


しかし、人間の免疫系も、HIVが侵入してから数週間後に抗体を作って対抗します。ヘルパーT

細胞は次々と破壊されるのですが、同時にまた新しいヘルパーT細胞が誕生もします。

こちらも一日に何十億というヘルパーT細胞を作って応戦するのです。


しかし、この戦いはやがてHIVが優勢となり、免疫不全へと進行してしまいます。
5年、10年と長い戦いになることもあるのですが、残念で悲しいことに、最後には必ずHIVが勝って

しまうのです。


HIVとヘルパーT細胞の戦い、お分かり頂けたでしょうか。司令塔を攻撃して前線部隊を使えなく

してしまう・・・
何とも怖い話ではないでしょうか。


HIVは自分の力だけでは増殖することが出来ないため、宿主である人間の細胞を利用して増え

ていきます。


その増える時間を稼ぐため、なかなかエイズを発症させないような気がします。

感染したことに気付かずに、他の誰かにまた感染させてしまう。それがHIVの狙いのような気が

します。こうやって、どんどん自分のコピーを増やし続けていくのです。


HIVが手強く恐ろしいのは、人間の免疫細胞そのものを破壊していくからです。

本来であれば免疫細胞が退治してくれるはずの病原菌が、人間の体内で退治されずに暴れて

様々な病気を発症させます。


これがエイズです。厚生省ではエイズ指標疾患として23種類の病気を指定しています。

HIV患者がこの23種類の病気の、どれか1つでも発症したらエイズ患者と認定されます。


人の体を守っている免疫システム。このシステムが破壊されたら、私達人間は健康に暮らす

ことは不可能なのです。



もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド

シリーズ4回目です。HIVの恐ろしさをお話しするのに、まずは人間の免疫システムのお話をして

います。

例によって、あのややこしい図が出てきます。(携帯の方、ごめんなさい!)



血液→液体成分

 ↓                 →単球    →好酸球

 →→血球成分→赤血球   ↑      ↑

          →白血球→→→顆粒球→→→好中球  

          →血小板   ↓      ↓

                   ↓        →好塩基球

                   ↓

                   ↓        →NK細胞

                   ↓       ↑

                   →リンパ球→→B細胞   →キラーT細胞

                           ↓       ↑

                            →T細胞→→→ヘルパーT細胞

                                    ↓  

                                    →サブレッサーT細胞


前回は単球と、顆粒球のお話しまで終わりましたね。今回はリンパ球からの話です。

リンパ球にもNK細胞、T細胞、B細胞とあります。まずは、T細胞からお話しましょう。

T細胞には、キラーT細胞とヘルパーT細胞、サブレッサーT細胞とあります。


何回かすでにお話したように、このヘルパーT細胞が免疫システムの司令塔です。

こからキラーT細胞や、B細胞に攻撃命令を出します。


キラーT細胞は体内の異物や侵入者に対して直接自分が取り付いて攻撃します。

文字通り殺してしまいます。


一方、B細胞は、ヘルパーT細胞の指令によって抗体を作り、血液中にどんどん送り

こみます。この抗体が侵入者を攻撃するのです。つまり、キラーT細胞と違って、

自分自身で攻撃するのではなく、抗体と言う飛び道具で攻撃するのです。

言わば、ミサイル部隊ですね。


この抗体と言うミサイルは、1種類の侵入者に対して1種類作られます。つまり、攻撃

目標限定です。それで、HIV検査にはこの抗体の有無を調べて、HIVに感染したか

どうかを調べる抗体検査が行われるのです。


ただし、この抗体を作るのには時間がかかります。HIVに感染してもすぐには

HIVの抗体は出来ないのです。個人差もあって、確実にHIV検査で抗体を確認する

には3ヶ月必要だと言われています。

それで、保健所検査では必ず、感染の可能性があった行為から、3ヶ月以上過ぎて

いますか、と質問されるのです。


ともかく、私達は何気に毎日普通に暮らしていますが、その体内ではヘルパーT細胞の

指示のもと、殺し屋舞台のキラーT細胞、ミサイル部隊のB細胞が活躍しているのです。

私達の体を守ってくれているのです。何とありがたいことでしょう。

何も意識しなくても、それは人間の生まれ持つ仕組として備わった力なのです。


以上のように、人間の免疫システムの防御の要は司令塔であるヘルパーT細胞な

のです。そして、HIVが恐ろしいのは、この要のヘルパーT細胞に取り付いて破壊

してしまうところにあります。


いくら殺し屋部隊、ミサイル部隊を持っていても、司令塔から攻撃指示が出なければ

最前線は混乱し、敵に打ち勝つことは出来ません。


では、次回ではHIVがどのようにしてヘルパーT細胞に取り付くのかをお話します。





もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド


前回に引き続いて、私たち人間の免疫システムについて説明します。ここに書いている情報は

全て私がエイズ検査を受ける前後に調べた内容です。


HIVは人間の免疫細胞を破壊する恐ろしいウィルスです。普段は全然気にもとめない自分の

免疫力ですが、実はすごい複雑で高度な防御システムなんですね。


では、シリーズ第三回です。

まずは、前回からの続きで、免疫システムの図をご覧下さい。

(携帯からご覧の方、ごめんなさい!)


血液→液体成分

 ↓                 →単球    →好酸球

 →→血球成分→赤血球   ↑      ↑

          →白血球→→→顆粒球→→→好中球  

          →血小板   ↓      ↓

                   ↓        →好塩基球

                   ↓

                   ↓        →NK細胞

                   ↓       ↑

                   →リンパ球→→B細胞   →キラーT細胞

                           ↓       ↑

                            →T細胞→→→ヘルパーT細胞

                                    ↓  

                                    →サブレッサーT細胞


こんな6層にも分かれる複雑怪奇なシステムになっています。

では、各層ごとに、主な登場人物の役割を説明していきましょう。


まずは白血球の種類からです。単球、顆粒球、リンパ球とあります。


◇単球

単球はマクロファージというアメーバーみたいな細胞になります。このマクロファージは、

体内を常にパトロールして、異物や侵入者がいないか見張っています。

そして、もしも怪しい侵入者を見つけると、その侵入者を取り込んで消化してしまいます。

そう、食べてしまうのです。


でも、相手が手強い、こりゃ自分の力ではどうもならん!という場合にはヘルパーT細胞

と言う免疫システムの司令官へ信号を出します。


◇顆粒球

好中球が強い殺菌能力を持っています。マクロファージ同様、体内の侵入者や異物を

見つけると攻撃してやっつけます。


この、マクロファージと好中球がパトロール部隊であり、異常を見つけると先発部隊として

まずは攻撃を開始します。


それで撃退出来ればいいのですが、相手が手強いとこの2部隊だけではやっつけきれない

場合もあります。


すると、後続部隊から殺し屋部隊と、ミサイル部隊が出動してくるのです。

それがリンパ球のB細胞、T細胞です。


では、そのお話しは次回と言うことで。




もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド

HIVの恐ろしい正体をお話しするのに、まずは人間の免疫システムがどんなものか説明しています。

なぜ、そんなお話しから始めるかと言うと、HIVは免疫細胞そのものを破壊するウィルスだからです。

HIVに感染してエイズを発症するのは免疫システムが破壊された結果なのです。

では、その免疫システムとは、いったいどんなものか。


前回、その1で下図まで説明しました。繰り返しませんので、その1を読まれていない方は、まずは

その1からどうぞ。


血液→→→液体成分

 ↓

 →→→→血球成分→赤血球

             →白血球→免疫システム

             →血小板


さて、この白血球ですが、これも単球・顆粒球・リンパ球の3つに分かれます。いよいよ複雑です。


血液→→→液体成分

 ↓                    →単球

 →→→→血球成分→赤血球   ↑

             →白血球→→→→顆粒球

             →血小板   ↓

                      →リンパ球


こんな感じですね。この際なので、最後まで複雑な分類を説明しちゃいましょう。

顆粒球が、好酸球、好中球、好塩基球の3つに分かれます。


そしてリンパ球もまた、3つに分かれます。NK細胞、B細胞、T細胞と言います。

そして、更に、更に。このT細胞が3つに分かれるのです。

キラーT細胞、ヘルパーT細胞、サブレッサーT細胞と言います。


何だかもう、こんがらがって、ややこしくて、訳が分かりませんね。図にすると、下図になります。



血液→液体成分

 ↓                 →単球    →好酸球

 →→血球成分→赤血球   ↑      ↑

          →白血球→→→顆粒球→→→好中球  

          →血小板   ↓      ↓

                   ↓        →好塩基球

                   ↓

                   ↓        →NK細胞

                   ↓       ↑

                   →リンパ球→→B細胞   →キラーT細胞

                           ↓       ↑

                            →T細胞→→→ヘルパーT細胞

                                    ↓  

                                    →サブレッサーT細胞


生物の試験で、穴埋め問題に出てきそうな図ですね。ややこしい。

このブログ、けっこう携帯サイトからも読んで頂いているのですが、この図は携帯電話の

画面じゃつながって見えないですね。どうも申し訳ありません。


こんなに沢山の登場人物が出てきましたが、ここからの免疫システムの主役は、T細胞の

中のヘルパーT細胞です。実は、このヘルパーT細胞こそが免疫システムの司令塔なのです。

そして、恐ろしいことに、HIVはこのヘルパーT細胞に取り付いて破壊してしまうのです。


今回、登場人物が全員揃ったところで、続きは次回へ。





もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド


HIVは治療方法が進んで、早期に感染が分かればエイズ発症を遅らせることが出来る

ようになってきました。


しかし、それにしてもHIVは手強いウィルスです。エイズ発症を遅らせることは出来ても、

ウィルスそのものを完全に体内から除去することは出来ません。


今回から何回かに分けて、その手強いHIVがどうやって感染していくのか、その恐ろしい

仕組をお話しましょう。


ただし、私は医療の専門家でもないし、研究者でもありません。過去にHIV感染の不安から

HIV(エイズ)検査を受けた経験があるだけです。そのときに調べた情報を皆さんにお話し

するので、あくまでも素人話ですから、その積りでお読み下さい。


HIVのお話をするとき、まずは人間の免疫システムを説明しなくてはなりません。

なぜなら、HIVの一番の恐ろしさは、人間の持つ免疫力を低下させることにあるからです。

そもそも、人間の持つ免疫力とはどんなシステムなのでしょうか。

そこからお話したいと思います。



まず、人間の免疫システムは、主に血液の中にあります。血液は液体成分と血球成分の

2つに分かれますが、血球成分の方に免疫の働きがあります。

私は中学時代の理科の授業で血液について習いましたが、かすかに覚えています。

血球成分は、赤血球、白血球、血小板の3つに分かれます。


そして、この白血球の中に免疫システムに関わる成分が入っています。

もうこの時点でややこしくなってきましたね。

今までのところをおさらいすると、


血液→→→液体成分

 ↓

 →→→→血球成分→赤血球

             →白血球→免疫システム

             →血小板


と、まぁ、こんな感じになります。では、この白血球の中にどんな複雑な免疫システムが

あるのでしょうか。


実は、この白血球の中には、24時間体内に侵入者がいないかどうか、見張っている

パトロール部隊、見つけたら即座に攻撃して抹殺する攻撃部隊、更には遠距離から

ミサイルを撃って攻撃するミサイル部隊などがあるのです。


私たち人間の体内、体外には無数のウィルス、細菌などがいます。

特に細菌は、地球上に5×10の30乗も存在すると言われ、地球上で最も数の多い生物

なのだそうです。


そんな細菌だらけの地球上で私たち人間が普通に生活できるのは、体内に免疫システムを

持っているからです。パトロール部隊や殺し屋部隊やミサイル部隊を持っているので

何事もなかったかのように毎日を健康で暮らすことが出来るのです。

実は、こうしてこのブログを書いている私、読んでいる皆さんの体内では、侵入者と

免疫システムの激しい戦いが、今もくり広げられているのです。


では、次回から白血球の中の頼もしい免疫部隊のご紹介をしましょう。



もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド

HIVの検査目的で献血を受けられないことは皆さんご存知だと思います。

では、正式な献血のルールって、知っていますか?


献血するにあたって、色んな条件が設けられているのですが、以下の該当者からは

献血できません、と言うルールがあります。


これは日本赤十字社のホームページに掲載されています。


1.エイズ(HIV)検査が目的の方(エイズ検査の結果はお知らせしていません)


2.この1年間に、不特定の異性との性的接触があった方


3.男性の方で、この1年間に男性との性的接触があった方


4.この1年間に、麻薬、覚せい剤を使用した方


5.輸血や臓器の移植を受けたことのある方


6.B型やC型肝炎ウィルスや、エイズウィルスの保有者(キャリア)と言われた方


7.梅毒、C型肝炎、又はマラリアにかかたことがある方


8.海外から帰国(入国)して4週間以内の方


9.昭和55年(1980年)以降、ヨーロッパの対象国に滞在(居住)された方(国名・期間等、

  詳しくは受付におたずね下さい)


10.この3日間に、出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けられた方


この10項目に該当する人からの献血はお断りしているのです。

3番目でゲイの人を除去しています。HIV感染はゲイに限らず、誰でも一般的に感染する

ものだと思うので、ゲイを差別するものだと言う気もします。


一方で、毎年発表されるHIVの新規感染者データを見ると、男性同士の性的接触による

感染の割合が多いことも事実です。


2008年のデータによれば、新たにHIVに感染した人は1,126人です。

そのうち、性的接触で感染した人は999人で、88.7%にあたります。


このうち、同性(両性含む)間の性的接触による感染は779人で、性的接触による感染の

78%にあたります。⇒エイズ動向委員会のデータによる


同性間と言うくくりなので、ゲイだけでなくレズの人たちも含まれるのですが、そもそも

HIV感染者の男女比率は、男性が1,059人、女性が67人と言うことで、圧倒的に男性が

多いのです。(男性94%、女性6%です)

従って、同性間と言うのは男性同士の性的接触がほとんどだと推測されます。


私は決してゲイの方やレズの方を差別する積りはありません。

ただ、現実のデータからすれば上記のような結果になっている、と言うことをお伝えして

いるに過ぎません。


ゲイの人であれ、誰であれ、感染直後に献血をすれば検査をすり抜ける可能性が

あるわけで、HIVの血液感染が心配されます。輸血によってHIV感染を広げることは

絶対にあってはならないことだと思います。


同性愛者に対する差別や偏見はなくすべきだと思います。その上で、いかにして

献血の安全性を確保していくのか、専門家や我々一般市民もまた考えるべき

課題かなと思います。



もっと詳しい情報は⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド

先日、私が保健所でHIV(エイズ)検査を受けた体験談を書きました。

あれから、ネット上で色んな人が同じように保健所でHIV検査を受けた体験談を

読みました。


それで分かったのですが、保健所によって随分と実態が違うのですねぇ。

私が住んでいるのは人口が13万人程度の小さな地方都市です。

それに比べて、東京近辺などの大都会では、HIV検査の希望者が圧倒的に多い。

だから、保健所で検査を受ける人同士が顔を合わせるのは当たり前みたいですね。


私が行った保健所では、HIV検査を予約した人同士が顔を合わせるようなことは

まったくなかったのですが、それは単に希望者が少ないからそうなっているだけで、

保健所のルールとして決められている訳ではないみたいです。


ネット上での色んな人の体験談を読むと、あんな人が来ていた、こんな人も来ていたと、

HIV検査を受けに来た人の様子がいっぱい書かれています。まるで普通の健康診断を

集団で受けてるみたいです。


HIV検査が特別な検査ではなく、ごく普通に、ちょっと検査を受けてみようかな、みたいな

軽い気持ちでどんどん検査を受ける人が多くなるといいなと思います。


前にも書きましたが、2009年には保健所でHIV検査を受けた人が前年よりも15%も

減ってしまったのです。検査を受ける人が減れば、2次感染者は増えていくかも知れ

ないし、いきなりエイズを発症する人も出てくるかも知れない。

検査を受ける人を増やすことはとても大事だと思います。


また、保健所のスタッフとの面談内容も、保健所によって多少は異なるようですね。

むろん、匿名検査の原則は日本中どこでHIV検査を受けても確保されているので

変わらないでしょうけど。


そこで、ネット上で公開されているHIV(エイズ)検査を受けた体験談をいくつか

ご紹介しましょう。皆さんの参考になれば幸いです。




エイズ初期症状が出たのでHIV検査


HIV感染不安によるエイズ検査体験記


エイズ検査のススメ


HIVとエイズを知ろう


HIV検査


エイズ検査体験


HIV検査体験談


HIV感染・エイズ発症の検査を保健所で体験


AIDS予防×HIV検査


HIV検査の結果デス



色んな方々がご自分の体験談を公開されています。

どうぞ、参考にしてみて下さいね。



もっと詳しい情報を見る⇒HIV(エイズ)検査完全ガイド


「HIV(エイズ)検査キットを使ってみる」の4回目です。

前回までで、血液をろ紙に吸い取らせて、検査元へ送り返すところまでをお話しました。


今回は検査結果を知る、と言うクライマックスのお話しです。



さて、HIV(エイズ)検査キットは匿名検査です。自分の名前や住所やメアドなど、

いっさいの個人情報を出す必要がありません。


ただ、それでは検査結果を知らせようがありません。

そこで、血液を送り返すときに同封した、HIV検査申込書に、自分でかってに決めた

IDとパスワードを書くことになっています。


検査元では、送られてきた血液と、申込書のID・パスワードで管理するのです。

血液を吸い込ませたろ紙にもIDとパスワードを直接記入することになっています。

途中でろ紙と検査申込書が別々になっても、ちゃんと分かるようになっているのです。


最後の最後で、肝心な検査結果が他人の検査結果だったら大変なことになりますからね。


普通は、血液と検査申込書が到着してから3日目の夜、8時半に検査結果がweb上で

連絡されるシステムになっています。もちろん、その確認画面に入るには、自分で決めた

IDとパスワードが必要です。


私の場合、この検査結果を待つ間に、年末・年始が入ってしまいました。

そのため、検査会社の営業日明けから3日目が検査結果の分かる日となり、1月8日まで

待つハメになりました。


大晦日やお正月も、検査結果が気になって、気になって。

不安でどうしようもなかったですね。近くの神社に初詣に行きましたが、


「どうか感染していませんように・・・」


これだけをお祈りしました。


そして、いよいよ、結果が分かる日がやってきました。

祈るように確認画面をのぞいて見ると・・・



結果確認画面

↓     ↓      ↓
HIV(エイズ)検査の受け方


ちょっと写真がボケてて見えにくいですけど・・・

検査結果は「陰性」でした。と表示されていました!


もう、全身から力が抜けて、嬉しくて涙が出そうでした。

本当に、ここまでの時間が長く感じられました。



と言うことで、今回まで4回に分けて、HIV(エイズ)検査キットの使い方をお話して

きました。


このシリーズの最後に、私が自分の体験から言えることは、しっかりした会社の

検査キットを選ぶ、と言うことです。


検査キットの品質は当然考慮すべきですが、一連の検査業務全体の管理が

しっかりやれてる会社じゃないと安心出来ません。


極端な話、最後の最後で他人の検査結果と自分の検査結果を間違って連絡

されたら大変ですよね。でも、匿名検査だから、よほどしっかりした管理体制が

出来てないと、間違う可能性はゼロとは言えません。


では、その管理体制がしっかり出来ているかどうか、どうやって確認するか。

これ、実際に会社まで行って確かめる訳にはいきません。

私の場合には、いろんな会社のホームページと、ネット上の口コミ情報などを

参考にしました。


私が調べた限りでは、STD研究所が一番安心出来る会社でした。

決め手はユーザーの立場をどのくらい配慮しているか、考慮してくれているか

と言う点です。


まぁ、このあたりの選び方、基準の考え方は、このブログの姉妹サイトでも

詳しく書いていますから、興味のある方はそちらものぞいて見て下さい。


⇒姉妹サイト  「HIV(エイズ)検査完全ガイド」  


検査キットの使い方だけでなく、HIVやエイズに関する情報がてんこ盛りです。

特に、HIVに感染してから、人間の体内でどんなことが起きるのか、HIVと免疫

システムの壮絶な戦いを記事にしてあります。これをぜひ読んで頂けたらと

思います。


きっと、皆さんも知らない自分たちの体内免疫システムに驚くと思いますよ。

ぜひ、ご覧下さい。


では、今回はこのへんで。