1泊2日 三陸一人旅をまとめます。
旅のきっかけと目的
きっかけはいたってシンプル。
今年に入ってから新幹線のえきねっと50%割引で4月に角館~弘前へ、6月に山形から秋田へ、8月に下北半島へ、9月に新潟~山形へ東北地方を旅してきました。
次は、まだ1泊2日旅をしていない岩手県、宮城県、福島県を旅してみよう。
(若い頃にこの3県には行ったことがあります)
まずは岩手県からというのがきっかけです。
広い広い岩手県。
何回かに分けて行かないといけませんね。
海が好きだから最初は海だね。
ということで三陸海岸を旅することに。
三陸海岸は青森県八戸市の鮫角から宮城県石巻市の万石浦までの総延長で600kmもあります。
新幹線の駅から三陸海岸まで出るのもけっこう大変です。
いろいろ迷いましたが、青森県の八戸に前乗りして八戸から南下して行き、岩手県を縦断して、宮城県の南三陸町まで旅することにしました。
1泊2日 三陸一人旅のダイジェスト
10月9日(土曜) 前乗り日
19時45分 上野駅
20時22分 はやぶさ45号 新青森行きに乗車
20時49分 崎陽軒のシウマイと鮭はらこ弁当
23時07分 八戸駅着
23時12分 駅ナカのホテルメッツ八戸にチェックイン
25時30分ごろ 就寝
10月10日(日曜)
5時10分 起床(ホテルの窓から八戸駅)
6時05分 八戸線の始発普通列車、久慈行きに乗車
6時33分 種差海岸
7時21分 陸中八木駅と有家駅の間の海岸
07時51分 久慈駅着
7時54分 三陸鉄道久慈駅
7時55分 三陸リアス亭で「うに弁当」を購入
8時05分 三陸鉄道リアス線、普通盛行きに乗車
8時07分 「うに弁当」ダブル
8時29分 安家川橋梁からの眺め
8時35分 大沢橋梁からの眺め
8時46分 譜代駅にて対向列車とのすれ違い
9時45分 宮古駅着
八戸駅から宮古駅まで3時間40分の鉄路
9時53分 トヨタレンタカー宮古駅東店
10時00分 平泉ナンバーのヴィッツで出発
(写真は別の場所にて)
10時16分 浄土ヶ浜ビジターセンター
10時36分 浄土ヶ浜
11時15分 路肩から望む宮古湾
11時47分 国道45号のパーキングから望む山田湾
12時01分 四十八坂展望台から望む船越湾
12時30分 大槌湾に浮かぶ蓬莱島
12時35分 大槌港灯台
13時05分 釜石、新華園本店
宮古駅前から新華園本店までのルート
13時43分 釜石市立鉄の歴史館
14時12分 鉄の歴史館から望む釜石湾と釜石大観音
14時30分 釜石大観音
14時42分 観音様胎内の展望台から望む釜石湾
15時12分 釜石駅前 復興の鐘
15時58分 盛駅
16時07分 大船渡線BRT気仙沼行きをお見送り
16時29分 大船渡温泉にチェックイン
新華園本店から大船渡温泉のルート
18時15分 大浴場
19時30分 夕食
就寝時間 不明
10月11日(月曜)
4時15分 起床
4時45分 部屋から望む大船渡湾
4時54分 朝食前の朝活に出発
5時19分 穴通磯(碁石八景①)
5時32分 碁石海岸インフォメーションセンター
5時35分 雷岩・乱曝岩展望台
5時38分 日の出時刻
5時59分 千代島(碁石八景④)
6時03分 碁石埼灯台
6時05分 碁石岬(碁石八景⑤)
6時17分 えびす浜(碁石八景⑥)
6時24分 碁石浜(碁石八景⑦)
6時31分 赤土倉(碁石八景⑧)
朝食前の朝活、碁石八景めぐり
6時50分 朝活を終え大船渡温泉に戻る
7時00分 朝食
7時25分 部屋に戻る
7時50分 チェックアウト
8時14分 箱根山展望台から望む広田湾
8時43分 高田松原津波復興祈念公園
8時51分 海を望む場
8時59分 奇跡の一本松
9時13分 東日本大震災津波伝承館
9時51分 アバッセたかた
10時03分 震災遺構 米沢商会
10時50分 巨釜の折石
11時20分 半造から望む折石
11時54分 気仙沼大島大橋
12時40分 安波山展望台から望む気仙沼湾と市街地
13時01分 気仙沼お魚いちば
大船渡温泉から気仙沼お魚いちばのルート
13時21分 内湾の麺食堂いちりん
14時11分 三陸復興国立公園 岩井崎
14時40分 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館
16時11分 南三陸さんさん商店街
16時21分 南三陸旧防災対策庁舎
16時55分 神割崎
18時48分 一ノ関駅前にレンタカー返却
気仙沼から一ノ関駅前のルート
19時05分 一ノ関駅前居酒屋ごっつおや
21時13分 やまびこ70号に乗車
23時38分 上野駅着
1泊2日 三陸一人旅の費用
①鉄道運賃 22870円
東北新幹線
上野⇒八戸
グリーン車 : 9910円(えきねっと50%割引)
一ノ関⇒上野
グランクラス : 9730円(えきねっと50%割引)
JR八戸線
八戸⇒久慈 : 1340円
三陸鉄道
久慈⇒宮古 : 1890円
②レンタカー代 8099円
トヨタレンタカー
ヴィッツ基本料金 : 9799円
じゃらんクーポン : ▲1700円
③ガソリン代 3421円
21.38リットル給油
ガソリン単価160円
365.9km走行
④宿泊代 23350円
ホテルメッツ八戸
シングル(朝食無料) : 5400円
大船渡温泉
2食付き8畳角部屋和室 : 19800円
入湯税 : 150円
じゃらんクーポン : ▲1000円
じゃらんポイント : ▲1000円
⑤入場料 900円
釜石市立鉄の歴史館 : 400円(JAF優待)
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 : 500円(JAF優待)
⑥飲食代 13985円
往路新幹線
駅弁と缶ビール : 2012円
三陸リアス亭
うに弁当2個 : 3140円
新華園本店
釜石ラーメン半チャンセット : 850円
餃子 : 500円
大船渡温泉
生ビールと日本酒 : 1386円
内湾の麺食堂いちりん
ふかひれラーメン : 2000円
一ノ関駅前居酒屋ごっつおや : 3157円
自販機等飲料水代 : 940円
合計 72625円
旅を終えての感想
八戸から宮古までは鉄道で、宮古から南三陸まではレンタカーで回った今回の旅。
初日と2日目ではだいぶ印象が変わった旅となりました。
初日は八戸線と三陸鉄道を乗り継ぎ鉄道の旅、三陸鉄道の車内でいただいたうに弁当、浄土ヶ浜から宮古湾、山田湾、船越湾、釜石湾、大船渡湾と眺めて観光気分を満喫。
素晴らしい眺望と食事の宿に宿泊。
2日目も碁石海岸の碁石八景巡り、箱根山展望台とここまでは観光気分でした。
が、陸前高田の高田松原津波復興祈念公園を訪れてからガラっと印象が変わりました。
奇跡の一本松、陸前高田の広大な更地、震災当時のままの気仙沼向洋高校、南三陸の防災対策庁舎・・・
どこも涙があふれ、特に気仙沼の伝承館のVTRにあった中学校の卒業式での卒業生代表の答辞「苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です」に涙が止まらなくなりました。
悲しい気持ちが先行しましたが、奇跡の一本松、陸前高田の広大な更地、気仙沼向洋高校、南三陸の防災対策庁舎を訪れて多くのことを学ぶことができました。
テレビのニュースで見るのと、実際に現地で見るのとでは大きく違いました。
高校の屋上やかさ上げされた場所に立ってみて、この高さまで津波が襲ってきたのかと。
地震国日本で暮らす誰もが訪れてみるべきところだと思いました。
ただ単に、まだ1泊2日旅をしていなかった岩手県と宮城県を旅してみようというのが今回のきっかけでしたが、大変有意義な旅となりました。
景色でいちばん印象に残ったのは高田松原津波復興祈念公園から眺めた広田湾です。
大津波が襲ってきたとは思えないほど穏やかで静かな海でした。
地元の方の尽力で新たに植えられた松苗。
震災前の松原に戻るには50年がかかるそうです。
50年後は生きていないと思いますが、30年後くらいに生きていれば育った松原を見に行きたいと思いました。
食べ物では大船渡温泉でいただいた三陸わかめ。
うに弁当も宿でいただいた新鮮な魚介も気仙沼のふかひれラーメンも美味しかったのですが、わかめがこんなに美味いのかと驚きでした。
今回の旅では南三陸町の神割崎まで行きました。
この割れ目の右側は石巻市。
石巻より南は来春、桜が咲く頃に旅してみようと思います。