参考資料3148 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

宇宙的大災害が人類を襲う!
「またノストラダムスは、地球滅亡のあとで”なんらかの方法”で生き残ることに成功した人びとのつくる”王国”について次のように予言している。

 未来の王国は、ひじょうに異常な形で表わされるであろう。(中略)その法や教義や型というようなものは、現在とくらべてまったく異なったものとなるであろう―――

 先に人類がもし救かる方法があるとすれば、それは”ノアの箱舟”のような方法ではないかということを書いておいた。セザールが人類救済のために選ぶ方法は、いくつかの人間グループを大災害から救うことであろう、と。これはまったく先史時代の大洪水のときと同じである。そしてそのとき大洪水から救けられた人びとが現代の社会を築いたのである。
 しかしこんどの大災害のとき救かるだろう人びとは、現代とはまったく異なる社会をつくるであろうとノストラダムスは予言している。その社会がどんなものであるか想像にむずかしくない。世界各地から何人かずつのグループで救われた人間たちは、きっとどこか安全な場所で”ひとつの政府”をつくって、大規模な共同生活を営むはずである。なぜならばその地では、いろいろな面からいって、ひとつに集まって暮らすことが絶対条件であるからだ。
 その社会がどんなものであるかくわしいことは第六章で述べることにして、ここではセザールへの手紙に書かれた「地球的、あるいは宇宙的大災害」がどんなふうに起こるのかを見てみたい。
 ノストラダムスは次のように予言している。

 宇宙的な規模の災害が近づくにつれて、地表を水がおおい、大地そのものがなくなり、多くの大洪水や浸水が襲うであろう。

 そしてその水による災害が長くつづくことを予言したあとで、ノストラダムスは滅亡にいたる日々を次のように描いてみせてくれる。

 これらの浸水以外には、そのあいまに、ある一定の地方では降雨によって(ただこれは”炎の雨”ではなく、天空から降る莫大な量の雨である)、さらには熱せられて白くなった石によって被害を受け、なにも残らず、滅びることとなるかもしれない。これは最後の大災害のわずかまえに起こるであろう。

 1999年から始まる災害が”水”による災害であることがよくわかる。しかしそれがただの水害ではなく(もちろん規模的にもだが)、ある地域では「熱せられて白くなった石」が降るという。これはいったいなにを意味しているのだろうか。
 まず考えられることは、火山の爆発である。つまり「熱せられて白くなった石」とは火山の爆発によって吹き飛ばされる火山岩のことであり、また火山灰の意味でもある。
 たとえばポンペイのように、ひとつの大きな街がすっぽりと火山灰に埋まってしまった例もある。そのすぐあとにヨーロッパ南部に大雨が降ったという記録も残っている。火山の爆発がいかに恐ろしいか、そしてそれが特定の地域だけに影響をおよぼすものでは決してないことを、最近ひんぱんに起こる火山爆発の被害報告書が示している。火山の爆発によって噴きあげられた灰は地上から18キロ~36キロものぼり、成層圏に達して地球をおおう厚い層を築いてしまう。すると地球はいままで太陽から受けていた熱量が減り、しだいに寒冷化していく。そして一部の地方では大雨が降ったり、一部の地方では旱魃に襲われたりして、まず農作物に大きな影響を与えるだろう。
 たとえば1963年のバリ島のアグン火山が噴火したとき、この火山灰の影響でその年の平均気温が約0.4度低下したことがある。そのためにこの翌年ヨーロッパは冷害に見舞われ、農作物に多大な損害があった。実際それ以後も、71年のアイスランドのヘクラ、75年のカムチャッカのアロスキ・トルバチック、79年の同じくカムチャッカのベズミヤン、80年のアメリカのセント・ヘレンズ、82年のエルチチョンと火山の噴火はつぎつぎと起こっている。
 こうして火山の噴火がつづいて、世界じゅうの農作物が短い期間に同じような大打撃を受ければ、世界経済はメチャメチャになってしまう。そうなれば食糧の確保をめぐって世界戦争が起こることは必至である。ここまで進むと人心は乱れ、物を盗むこと、人を殺すことが日常茶飯事のようになり、いかなる法の力でもコントロールできなくなる。こうして精神面においても、人類は滅亡へ向かってひた走るのである。
 地球にはいつやむともわからない雨が降りつづき、人びとはわれ先にと食糧を買い求め、貧しい国では餓死するものがふえ、国家はその威信ばかりでなく統治する能力さえも失ってしまう。まさに暗黒の時代が始まろうとしているのだ。
 その日がもうじきやってくる。もちろん、その前にセザールが現われることもたしかだ。
 しかしセザールは地球上のすべての人間を救ってくれるわけではない。何十人、あるいは何百人かの人間のいくつかのグループを救ってくれるだけである。
 われわれは急がなければならない。その”現代のノアの箱舟”に乗り遅れないために。」
「ノストラダムスの遺言書」ダニエル・ルゾー著・流 智明監修より

感想
>未来の王国は、ひじょうに異常な形で表わされるであろう。(中略)その法や教義や型というようなものは、現在とくらべてまったく異なったものとなるであろう―――

多分、流れから「息子セザールへの手紙」の一節だと思うが、裏を取ってみよう。

「未来の王国は非常に異常な形で出現するだろう」(セザールへの手紙)
引用元:http://mujaki666.seesaa.net/article/167661501.html

しかし、こちらのサイトでもこちらのサイトでもそんな箇所はない。
多分、翻訳の問題だと思うが、似た訳がないのでこじつけ臭い。因みに、「【真説】ノストラダムスの大予言」加治木義博著にもこの訳は載っている。

「未来の王国(当時はフランスだが実は世界の国々)は非常に違った形になる」「もし私がその未来を詳しく説明すれば、今の時代では」「間違って理解される」ばかりでなく「この予言を信じようとはしない」
「【真説】ノストラダムスの大予言」加治木義博著より

また、「ヤハウエの巨大潮流預言」柴藤甲子男著にも出て来る。

「これはノストラダムスも「未来の王国は非常に異常な形で出現するであろう」(セザールへの手紙)と記しています。」
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12463973213.html

ただし、私はこの訳を推す。その理由は、6巻2番の詩。

百詩篇第6巻2番
五百八十より多いか少ないかの年に
とても奇妙な時代が待ち望まれるだろう。
七百と三の年には、-諸天がそれを証言している-
多くの王国が一から五に変わるだろう。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/153.html

一応、私の昔の訳も挙げておこう。

6巻2番の詩
En l'an cinq cens octante plus & moins,
On attend le siecle bien estrange;
En l'an sept cens & trois(cieus en tesmoins)
Que plusieurs regnes un a cinq feront change.(原文はロバーツ本)
多かれ少なかれ580年頃に
人々は非常に奇妙な時代を待ちます
703年に(天国の証人)
なんといくつもの王の君臨が1から5に変化するだろう

私の解釈では、「奇妙な時代」とは千年王国の時代だからである。因みに、ノストラダムスは1503年から1566年の人物で、580年や703年の事を予言するのはおかしいと思われるだろうが、カムフラージュだろう。決して、1580年の1を省略した訳ではないと思う。(そういう説もあるから。そして外れたと。)

「39.陛下よ、私はこのように語ることによって予言を混乱させています。ここに述べるような出来事がいつ起こるか、その時をいちいち明記したなら不都合も生じましょう。これは天文学的手段その他、けっして誤ることなき聖書の記述にまで基づくものですから、各四行詩において時を明記しようと思えばそれも可能です。しかし多くの人はそれを快く思わないでしょうから、陛下が私に全き権限を授けて下さるまでは、中傷者たちの攻撃を避けるためにも解釈さえもしようとは思わないのです。」
引用元:https://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/proph_text/Epistre.htm

また、本当に「息子セザールへの手紙」が未来の解読者へ宛てたメッセージならば、次の部分は大事だろう。

「51. わが息子よ、今このときに理解しに来たれ。啓示された霊感に一致する我が転回によって見出した物事、つまりは死の剣が我々に今このときに迫ってくることを。それは、悪疫や、(過去)三世代にあったものよりも酷い戦争や、飢餓の形をとるのである。その剣が地上に振り下ろされるだろうし、しばしば戻り来るだろう。〔『天啓大綱』の翻案〕」
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/2649.html

「31. わが子よ、今こそ、啓示された霊感と一致する予測で私が見出したことを理解しに来たれ。疫病と、三人の男が原因で起こるこのうえなくおぞましい戦争と飢饉のもとに死の剣が私たちに迫っているからだ。そして、この剣は地上に振りおろされ、たびたびこれが繰り返されよう。」
引用元:https://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/proph_text/Preface.htm

全体を自分で訳さないと何とも言えないが、私は下の訳の一部を推す。その部分とは、

「三人の男が原因で起こるこのうえなくおぞましい戦争」

で、「qu'à vie de trois hommes」は普通に訳すと「3人の男たちの人生によって」(自動翻訳では「3人の男の人生より」)ぐらい(「qu'à」は「que à」の短縮形で「à」には「・・・によって」の意味もある)かなと思う。因みに、訳そうと思えば「なんと、3人の男たちの生き方(生命)によって」と訳せる。
また、現代語の「homme」には「世代」の意味はない。ただし、「世間の人」などの意味もあるし古語なので何とも言えない。(古語辞典には11項目あるが、別に否定する気もないので調べない。)

百詩篇第2巻43番
髪のある星が現れている間、
三人の偉大な君主たちは敵同士になるだろう。
平和は天から打たれ、大地は震える。
ポーとテヴェレは氾濫し、蛇は岸辺に置かれる。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/644.html

はっきり言って、ここに原因が書かれているだろう。もっとも、3行目の意味は「小惑星の衝突」だと考えているが。少なくとも、ここまでは「平和」なのである。
因みに、4行目の私の解釈は、

「まとめると、
「天国や地獄を信じるような人々の中の一人で証印を押されたポー」
因みに、「timbré」とすると「証印を押された」となる。また、「Po」の異文の「Pau」を採用して暗号として「l」を付けると「Paul」(パウロ[使徒])となるが、こじつけが酷いだろう。
果たして、「天から平和を打ちなさい、震える大地」と「天国や地獄を信じるような人々の中の一人で証印を押されたポー」は「ヨハネの黙示録」第7章1節~4節と関係あるのだろうか。」
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12821757283.html

「1 この後、わたしは四人の御使が地の四すみに立っているのを見た。彼らは地の四方の風をひき止めて、地にも海にもすべての木にも、吹きつけないようにしていた。
2 また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、
3 「わたしたちの神の僕らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。
4 わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。」
「ヨハネの黙示録」第7章1節~4節(口語訳)

「07:01この後、わたしは大地の四隅に四人の天使が立っているのを見た。彼らは、大地の四隅から吹く風をしっかり押さえて、大地にも海にも、どんな木にも吹きつけないようにしていた。 07:02わたしはまた、もう一人の天使が生ける神の刻印を持って、太陽の出る方角から上って来るのを見た。この天使は、大地と海とを損なうことを許されている四人の天使に、大声で呼びかけて、 07:03こう言った。「我々が、神の僕たちの額に刻印を押してしまうまでは、大地も海も木も損なってはならない。」 07:04わたしは、刻印を押された人々の数を聞いた。それは十四万四千人で、イスラエルの子らの全部族の中から、刻印を押されていた。」
「ヨハネの黙示録」第7章1節~4節(新共同訳)

>われわれは急がなければならない。その”現代のノアの箱舟”に乗り遅れないために。

乗り遅れるも何も現在のままでは一人も乗れないだろう。それは聖書にも書かれている。

「3:10 次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。
3:11 悟りのある人はいない、神を求める人はいない。
3:12 すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。」
「ローマ人への手紙」第3章10節~12節(口語訳)

腐った世の中である。一応、原文も挙げておこう。

「1 愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。彼らは腐れはて、憎むべき不義をおこなった。善を行う者はない。
2 神は天から人の子を見おろして、賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。
3 彼らは皆そむき、みなひとしく堕落した。善を行う者はない、ひとりもない。」
「詩篇」第53篇1節~3節(口語訳)

まぁ、救われたければ自分を変える事だろう。「スマイル・メッセージ」も「変異せよ」って言っているしね。笑

おまけ