Netflix 五味八珍的歲月(植劇場)料理が冷めないうちに / 2017年 | 做自己 Be Myself

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こんばんは~照れ照れ

 

Netflixにあるうちに見ておかないとびっくりマークびっくりマークという反省から、ボチボチYTにないものを見ているのですが、このドラマもめちゃくちゃよくて、「どうして今まで見なかったんだ~もやもやもやもやもやもやと自分にあきれています…

 

この間見た「ダーダオチェンの夢」がリアルの芸術家がモデルにされていたのに対し、こちらは リアルの料理研究家 !!!!

 料理 を通して戦後すぐの台湾が いろいろな立場 の人から描かれていて…

 

最終回では30分ぐらいずっと泣いてしまいました…泣泣

 

主演の 安心亞 ちゃんもすごくよかったし、今は中堅どころ、当時は 新人 の 植劇場出身者 の演技も素晴らしかったですキラキラキラキラ

 

ドラマの主人公である 料理研究家 傅培梅さん は、1978年~1983年まで日本の「奥さまクッキング」という料理番組にもレギュラーで出ておられたということで、親近感がわきました!!!!

 

 

丸レッド五味八珍的歲月 ウィキ

丸レッド五味八珍的歲月 FB (画像はここより)

丸レッド《五味八珍的歲月》搶先看

 

 

丸レッド《五味八珍的歲月》傅培梅時間-程安琪 聊我的媽媽 傅培梅 【第六話】

 

 

丸レッド傅培梅時間 - 松鼠黃魚

 

 

注意感想ですが、ネタバレもありますので、イヤな人は読まないでくださいお願い注意

 

 

  日本でもレギュラー番組を担当、実在の料理研究家 傅培梅

1931年、大連生まれの 傅培梅さん は戦中日本語教育を受けていたため、日本語も堪能。

物語の始めでは、極寒の大連から母を残して台湾に逃れてきて、昼間は会社員、夜は日本語翻訳をして家にお金を入れていました。

並行して書かれている台湾人に比べ、生活に不自由があるように見えなかったのですが、家族がバラバラになり、行き来もマカオや香港を経由してもままならない、向こうの情報も入らない…

 母親 を心配する姿が本当に辛そうで…

暮らし向きとは別の、わたしには想像のできない大変さがあるのだな…と思いました…

そんな中、結婚、家事に子育てをしながらの 料理 は、ホントにすごい!!!!

 母親 のいない中、何とか努力して料理を習うだけでもすごいのに、教える立場にまでなるとは、料理への努力はもちろんだけど、食べてくれる家族への愛情や、もてなしの心、人への気配りなど…色んなことが繋がっている気がしました…

また、「夫婦の愛」がすごかったラブラブ演じる中の人は 未來媽媽 の時も思ったけど、「理想の旦那さん俳優台湾版」があれば投票しますチューチュー

演じている 安心亞ちゃん は、歌のイメージとは全然違って、「良妻賢母」を見事に演じていてさすがでした!!!!

  語り手は 阿春 ばあちゃん

実は、この物語も「ダーダオチェンの夢」と同じく、劇中に 実在の有名人 が出てくるものの、主人公は 創作?? と思われる 市井の台湾人 阿春 …

ドラマの冒頭、舞台が現代の台北、出てきた若者が ポンコツ で ?? だったのですが、この若者の 祖母 が このドラマの主人公である 阿春 …

 阿春 の営んでいた「梅珍味餐館」というレストランの名前は 傅培梅 にちなんだもので、やってきた 孫 に、お手伝いさんだった 阿春 の目から見た 傅培梅 が語られ…

色々な出自の人が暮らす台湾だからこそ、 傅培梅 と 阿春 という視点の違う二人を軸にした描き方がすごくよかったですし、最終回、10年以上一緒に歩んで来た 生まれ も 立場 も違う二人の思い出話から、二人の 生まれ や 立場 を越えた関係が素晴らしくて涙が出てきました…泣くうさぎ泣くうさぎ

そして、物語が進むに連れ、 阿春 の 人生 を聞いた 孫 の生き方までもが変わっていったのがよかった~照れ照れ

  戦後すぐの台湾の歴史と料理のコラボ

戦後すぐの台湾の繁華街(多分、ダーダオチェン)を 田舎 から出て来た 阿春 は、 國語 ができないと、バカにされたり、誤魔化されたりしてしまい…

田舎でも両親がおらず、障害のある兄を抱え、苦労しながらもまっすぐに生きて来た 阿春 が感じる ダーダオチェン での 不公平 にわたしも怒りが湧いて、自然と 阿春 に感情移入して見てましたチューチュー

そんな 阿春 に 字 を教えてくれた 米屋 さん…

 阿春 が思いを寄せるのもわかりますが… 米屋 さんには 阿春 が思いも拠らない「秘密」があり…

この二人に お調子者 の兄と、心優しい大陸からの逃亡兵 王孤夏 が加わり、多くの視点からの ダーダオチェン が描かれていました!!!!また、言葉や生まれの違う4人なのに助け合って生きているのもすごくホッとしました!!!!

 米屋さんの事件 は歴史的には避けられない事実だとは言え、大ショックだったけど、 阿春 が 王孤夏 の思いに気づけたのは 今 につながりましたよね…

ようやく 阿春 に 王孤夏 の思いが通じた時はホントにうれしくて…泣くうさぎ泣くうさぎ

( 王孤夏 の 鍾承翰 は 「一把青」 と同じく 大陸からの兵士 の役でしたが、まったく違う人物造型を演じていて、これもすごいなと思いました。)

そして、四人の物語と同時に語られる 傅培梅 が学んでいく 宮保雞丁 魚香肉絲 京都排骨 などの代表的な料理や その後の 料理教室 テレビ出演 が決して切り離されることなく、 阿春 が料理をアシストしたり 王孤夏 が料理教室のテントを設営したり…台湾には様々な背景を持つ人がいて、その誰もが主人公であり、取りこぼさないで描く…歴史的は踏まえながらも、どの登場人物も尊重して描く姿勢が、このドラマにも見えました。

すごく難しいと思うのですが、一点でなく、多角的な視点でとらえたドラマ作りを感じました…。

  新人養成ドラマ 植劇場 として

このドラマは 植劇場 として、新人養成をも兼ねていて、今大活躍の 阿春役 孫可芳 米屋役 顏毓麟 兄役 江常輝 も当時は新人です。また、他にも、 江宜蓉 劉黛瑩 が出ていました。

ですが、そんなことを感じさせないぐらい、みんな好演で、やっぱり 植劇場 の功績は大きいし、 2 も楽しみだな~と思いました。

特に 阿春役 の 孫可芳 と 兄役 の 江常輝 は見た目も変えてきて、役作りというか、なりきりがすごかったです!!!!

今、進行中の 2 もぜひ Netflix で見られるようにしてほしいです。