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子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

なかなかチャンスに恵まれなかったのですが、ヒルと魚との関係について調べる機会が訪れました。

いままでから考えてはいたのですが、私たちの生態研究の中では繋がりがなかなか見えてこなかったのです。

 

5年前、いなべの釣り師に渓流釣りに連れて行ってもらい、初めて研究員は渓流釣りを体験しました。もう、高2,3になっています。

そのとき、ヒルで魚を釣るという体験をさせてもらい関係はあったのですが、そのあたりで研究は留まっていました。

 

昨年入ったE研究員は、暇があると釣りの話をするので、何とかこの研究員の力を合わせられないかと思案していました。

以前から在籍のF研究員も釣りが好きな子で、家で魚を飼っています。3ケ前から自分が釣って来た魚に餌としてヒルを与えているとバクバク食べるという。

動画なので、ここでお見せすることは出来ませんが、岩陰からヒルが落ちてくるのをねらいすまして食べる魚の様子が映っていました。すごい。とてもクリアーに映っています。

ヒルを餌にできるらしいということで、しばらく給餌してもらうことにしました。

この二人は山から川の方にだんだん下ってきたヒルが最後どうなるかという話をよくしていました。

今年入ったT研究員も加わって妄想を膨らませていました。

 

昔は、一つの説として渓流釣り場に集まっているヒルは、シカが広めている。1日に1回水を飲まないとシカは死んでしまうので、必ず水場に来る。そこでヒルを落としていく、というような説明がなされていました。

僕たちはシカだけのせいでヒルが広まっているという考え方には疑問を持っています。

だから渓流釣りの水場iにヒルが集まっているのは水の働きに寄ることが多いと考えています。そのことを実証できそうな川と谷がつながっている場所が近くにあるので行ってみることにしました。

その場所は宮妻峡カズラ谷です。

この谷は、宮妻峡の中では一番ヒルに出会う確率が高い登山コースです。

ヒル捕りによく行きました。ここなら、すぐそばに内部川の支流があり山も迫っているところです。

そして、岩がゴロゴロした川になっているので、魚が棲むにはいい場所だと思うのです。私は魚のことはよくわからないので、いいところかどうかはよくわかりません。

久しぶりに行ったのですが、登山道はきれいに整備されてヒルはほとんどいません。

いつもなら、ヒルがニョキニョキ首を上げて・・・・というショーが見られるところなんですか、今日は息を吹きかけても静かです。

ここしばらく雨が降らず高温状態が続いていたので、ヒルはどこかにお隠れあそばしたようです。

目を凝らして探すも、例年の様にニョキニョキとは出てきません。

何とか、ある一角だけヒルがたまっていました。大きいヒルを数匹捕まえ、後は小さいヒルを釣りの餌用に10匹ほど確保しました。

これだけです。付近を探しましたが、ヒルのいる形跡はありません。どこに行ったのでしょう。

昼少し前、6年生くらいの子を連れた親子が通りかかり

「何してるの」

と声を掛けられました。

ヒルを捕っていますというと、ヒルなんか捕って何するのと聞かれました。

F研究員が、ヤマビルの生態研究ですと説明すると、頑張ってと言って鎌が岳山頂に向かわれました。

まだ、ヒル研のことを知らない人たちもいるんだね。

 

結局午前中のヒル捕りは、大数匹と中十数匹とっただけで、川に流れこむようなヒルを実感できるほどは捕れませんでした。

みんなのモチベーションはがくんと下がってしまいました。

気を取り直して昼食を食べて、午後は釣り糸を垂れます。

海釣りは経験があっても川釣りはほぼ未経験。

釣り堀は経験していても、どこに魚がいるかわからない場所での釣りは初めて。

最初は大きな岩の下あたりをさがしていましたが、まったく当りなし。

1時間くらい経って来ると退屈してきて、たも網で川の中を探し始める研究員も出始め、今日の実験からずれていることを指摘しました。

やがてサワガニに興味が移る子ができて、ヒル研→さかな研→カニ研と興味は移っていきました。

予定の昼も魚も不漁なので仕方ないかと、研究員のモチベーション消滅を認めざるを得なかったです。

 

今日の現地実習はさんざんたる有様となりました。これでは、肝心のヒルの数が足りないので、宮妻峡を30分早く切り上げて帰り道に田光のヒル捕り場に立ち寄りました。

こちらは、いつもの通りのヒルのお出ましでした。30分ほどで20匹ほど大きいものを捕って研究所に戻りました。

 

今日は消化不良の一日でした。こんな日もあるさ、と。研究っていつも思い通りに行くものでないし、気分の切り替えも大事です。もっと、カズラ谷に魚かいるかどうかを事前調査しておくべきでした。

 

でも、田光でヒルを確保できたので、来週の実験は続けられるから大丈夫です。

夕食を済ませて今日の振り返りを書きました。

入浴迄夏休みの課題について話し合いをしました。

 

<疲れたのでお休み>

 

 

 

 

いつもの山にヒルを捕りにいって、しばらく路肩に駐車しておいたらこんなことがおきました。(笑)

 

写真の中央付近車の泥除けをよく見てください。ヒルが下から登ってきました。

そのままに車を走らせました。山中のどこかで落ちたと思います。

 

私たちは、実験に使う大きめのヒルを今日も捕りました。無駄な殺生はしないとヒル研のポリシーにしているので、必要な大きさのヒルを今日も50匹ほど捕りました。

 

野鳥の調査をしている方に出会いました。先月出会った方とは別の方でした。でも、その方も私たちのブログを見てくださっていました。研究員とも親しく話されていました。ヒルは木から落ちてこないの話をされました。嬉しいですね。研究員もいろいろ感じることがあったでしょう。ぼくたちを見守ってくださっているって、嬉しいですね。

 

土曜日、実験用のヒルが足りなくなってきたので先に捕りに行きたいのですが、土砂降りの予報が出たので急遽日曜日に延期しました。

何とか7匹はいそうなので今日はおとなしく研究所にいることにしました。

 

朝の打ち合わせを済ませて、身体測定にかかった時、T研究員が持ち上げた飼育ビン5番の中に卵嚢がありました。今年最初の卵嚢です。きれいでした。サイズは、5.1×9.1cmの卵型でした。重さは、僕たちの秤では測れませんでした。前回の体重測定のデーターから引き算して、0.14g程度と推察されます。

早速、シャーレの中に入れて幼生が出てくるところの観察をしたいと思います。

しばらく目が離せませんね。

5/25に吸血させて、脱皮を繰り返すもの卵嚢を産み落としたものなどのデータを突き合わせました。

 

そのあと、今日の吸血用のヒルを飼育瓶から選び出しました。

選び出したものの身体測定をして、いよいよ吸血へと進みます。

吸血開始です。なかなかヒルが鶏にくっついてくれないので、わずか6匹ほどを付けるのに1時間近くかかってしまいます。

吸血終了の見通しが立ったら、昼食の準備に取り掛かります。

 

11時半になりました。お待ちかねの調理の時間です。

本日の昼食は、楽しみにしていたオムライスを作ります。

オムライスの中に入れるケチャップライスは、T研究員の役目。

上に乗せる薄焼き卵を作るのは、F研究員の役目。

この卵は、ヒルに献血をしてくれている鶏チキンラーメンちゃんの産んだものです。先週、宿泊がなかったので、ほぼ毎日産んでくれるので13個のストックができました。今日は、それを一気に使っての昼食です。とてもおいしくできました。

出来上がりはこんな感じです。

もう、宿泊研究をすると朝の食事に卵を使うので、こんな贅沢は出来ません。

それにしても、僕たちのために頑張ってくれているチキンラーメンちゃんに感謝です。

 

ヒル研は、ヒルの研究をするところですので、料理の勉強はしばらくお預けです。

 

 

 

 

 

研究員が中学生になると、今までにはなかった学校行事が出て来ます。それが定期考査です。

今年中1になったF研究員は、期末テスト目前になりやはりテストに備えてほしいので、今日は、宿泊でなくて日帰り研究会としました。

データだけは取っておかないと研究が滞るので、これだけやりに集まりました。

 

さて、梅雨入り前となった今日の研究日。庭を見ると新しい芽が出ていました。

これは、3年前から秦野市にお住いの93歳になられる鈴木さんとおっしゃるおばあさんが、ヒルは木から落ちてこないの書籍を出版して以来熱烈なファンになってくださり、年に数回いろいろな心のこもったおやつなどを届けてくださっています。

この芽は、昨年夏にいただいた荷物の中に入っていたおばあさんが裏庭で収穫されたウリをみんなで食べた後、その種を残しておいて蒔いたものです。ちゃんと芽を出してくれて、鈴木のおばあちゃんとの心のつながりを感じています。大きく育て!!!

 

その他、秦野ゆかりの落花生も蒔きました。あの日から「うでびー」が大好きになり、冷凍しておいて少しずつ味わっています。

今年もたくさん収穫できたらと思います。これも、僕たちにとっては秦野市とのつながりなんです。

 

さて、今日はとても忙しい一日になりそうです。

まず、吸血ピルの身体測定から始めます。

 

⑴ 脱皮の確認からです。

F研究員が、脱皮殻の見つけ方のこつを伝授しています。E研究員が、そのコツを聞きながら必死に飼育瓶の中を覗き込んでいます。

 

あったあった、ほらそこに。

F研究員の指先を見つめながら、T研究員もからだを乗り出して殻を探していました。

第1回の吸血ビルが、死亡しました。理由はよくわかりません。

⑵ 身体測定です

  これは何時もの通り身長と体重を測りました。

 

⑶ 要領よく身体測定ができたので、ヒル捕りに行く時間が生まれました。

一番近いシャクノウジに行くことにしました。

今日は、雨も降ってなくても気温も少し低いので、ヒルに出会う確率は少なそうです。

 

林道を車で登っていくと、カメラを持ったおじさんと出会いました。

私たちの車を見て、ヒル研活動中と表示してあるので、話しかけて来てくださいました。

ブログで僕たちの活動をウオッチングしてくださっているようで、嬉しい出会いでした。

おじさんは、野鳥の観察をしておられそうで、またどこかでお会いするかもしれないですね。

 

いつものヒル捕り場に行ってヒル捕りを始めました。ちびのヒルはすぐ出てくるのですが、わたしたちは、実験用に捕まえたいので大きいものに限って採集しています。

その場にじっとしていて、二酸化炭素をふり撒いていると10分くらい経ったころ、大きいボスクラスのものが少し出てきました。

7匹は欲しいので、じっくり探しました。ちょっと厳しかったですね。

前回来た時にもシカが罠にかかっていましたが、今日も子鹿がかかっていました。

獣道に仕掛けられた罠にかかったようです。

可愛いのですが、外してやることは出来ないので、研究員は草をとって食べさせてやっていました。

 

お昼の時間になったので研究所に戻り、持参してきた弁当を食べました。

そのあと、ヴィランの言い分の録画を見て休憩タイムとしました。

 

⑷ 午後は、3回目の吸血です。研究に必要なデータをとるためには、この単純な作業を繰り返さないといけないのです。

子どもは遊びの名人と言いますが、見ているとT研究員は10歳なのでやはり他の子より遊びを生み出すのは上手です。

この単純作業をみんなが飽きないようにいろいろアイディアを出して、楽しみに変えて頑張っていました。

そういえば、3年前はF研究員がこの役をしていたなあと懐かしく思い出しました。

 

いつもの通り順調に鶏にヒルを付けていました。だんだん上手になり短時間で付けられるようになってきました。

そんな時、ハプニングが起こりました。そのことがE研究員のノートに書き留められていました。

 

「3番のヒルを付けていた時、鶏(チキンちゃん)が急に暴れ出してヒルがチキンちゃんの口に付きました。そのまま食べられるのかと思って見ていたら、口の横のところから口の中に吸い付き、食べられるどころかチキンちゃんの口の中から吸血を始めました。前代未聞の事件が起きました。何度もチキンちゃんはヒルをを振り払おうと首を振っていましたが、離れませんでした」

 

30分くらい吸血して離れました。吸血量は 0.18g でした。ヒルは、鶏の口の中に吸い付いて

しばらくしたらチキンちゃんのくちばしから血が落ちてきました。でも、元気にえさを食べていました。

そのあとも何もなく、元気に過ごしています。

 

いままで数回吸血用のヒルを鶏に食べられたことがあります、今回はヒルの技ありでしたね。

退屈な研究日でしたが、いろいろなことがあり楽しく過ごせました。

 

みんなお疲れ様

 

 

 

このキャラクターはなあに?

ヒル研と関係あるの?

・・・・・・???

 

それは、秘密です。

 

E研究員が夕べ自宅に戻っていたので、朝、駅まで迎えに行きました。

到着して、献血用の鶏の世話をしました。この鶏、とても律儀で高級なエサを食べさせているので、ちゃんとお返しに血液提供だけでなく卵も産んでくれます。

ほぼ毎日1個ずつ産んでくれるので、宿泊日の朝食用の卵は、これで賄っています。

予算の少ないヒル研ならではのSDG'sです。

 

さて、今日は第2回目の吸血させる日です。前回のヒルは、昨日チェックしていましたが、5瓶成長記録が取れています。

今回も7瓶用意してありますが、うまく吸血するかどうか心配です。

 

吸血して脱皮するかを調べる研究材料のヒルは、体重計に乗せるので、あまり小さいとデータが取れません。

ある程度大きなものとなると、どうしても飼育瓶の中に手を深く入れないと届きません。

 

すると、周囲にいたヒルがどっと腕に乗り移ってきます。それを取り外しながらお目当てのヒルを探します。

一番大変な仕事です。

やっと、20mg以上のヒルを7匹つまみ出して、まず吸血前の身体測定です。

 

体重測定を終えると次は、身長の測定です。

前回も書きましたが、これがヒル研の秘儀で、F研究員の所作を見ていてT研究員もやりたいというので、

そのコツを教えていました。

記録用には再度、F研究員が測定したものを記録していました。これは癖による誤差を減らすためです。

ふたりの数値がだんだん近づいてきて、コツは伝わっているな、と実感しました。

身体測定が終わると、次は鶏さんのご協力の吸血開始です。

どのヒルも簡単に吸血するわけではなく、ヒルによっては鶏につけるまでに、10分も15分もかかるものがあります。

何とか付け終わり鶏が暴れないように見守り、約1時間吸血させます。

今回はうまくできて、6匹の吸血に成功しました。

 

計画通り、12時には後片付けも終わり昼食となりました。

みんなが頑張っているので、私がコックをしました。

今日は、NHKヴィランの言い分のディレクターの久保田さんからいただいたスパゲティーのルーがまだあって、それを使ってスパゲティーを作りました。ナポリタンとカルボナーラです。たくさんいただいて本当に助かりました。もうあと1回分あります。

 

おなか一杯になり、1時まで休憩にしました。

 

午後は、次回の吸血用のヒル捕りです。

今日の採集は、脱皮実験用のヒルを10匹ほど、あとは、F研究員が自宅で飼育している魚の餌にしてみようという試みで、いつもは捕らないような小さなサイズのヒルを別の瓶にいれました。

田光のヒル捕り場は、駐車場より20分くらい入ったところ。

だんだんそこに近付くにつれて、大きめのヒルが出始めました。

ちょっと足場が良くないので、滑り落ちないように気を付けながら、ヒルを捕りました。

結局1時間以上かかって、大きなヒルを10匹捕りました。

見つかり始めると楽しくなりT研究員は得意顔で捕っていました。

少し気温が低いのと5/25日に水路の清掃があり、きれいになっていたのでヒルも隠れる場がなく、少なかったです。

でも、まあ必要数は捕れたので、研究所に戻りました。

いつものように、大きな飼育ビンに入れ替え作業をしました。だんだんコツを掴んできたので、短時間でできるようになりました。

 

後片付けをして休憩タイムになりました。手を洗ってリビングに戻ったとき、私の同級生のヒル研の熱烈支援者が別の要件で来てくれました。一緒に部屋に入って少しヒルの話やこの前のテレビの話をしました。

楽しい時間となりました。今後とも、応援よろしくお願いします。

 

これからしばらく身体測定の数か増えていくので、大変です。でも、貴重なデータが取れると思うと、モチベーションも上がります。みんな力を合わせて頑張っていきます。

 

 

 

「今朝は、三人そろって元気に出ていきました。新型車両でした」と、見送りの保護者からメールが入りました、

何時もの時刻に駅に迎えに行くと、三人そろって嬉しそうに5000系電車から降りてきました。

研究所に到着して、何時もの様に献血してくれる鶏の世話をして、本日の予定の確認です。

今日は、天気予報が雨模様だったので、ピクニックを兼ねてヒル捕りに出かける予定を変更して解剖練習をすることにしました。

 

まず、先週吸血させたヒルの成長具合を調べる身体測定から始めます。

飼育ビンの中に脱皮殻はあるのかをチェックして、ヒルを瓶からつまみ出します。

体重、身長を計測して記録します。

昨年来試行錯誤して作り上げたテンプレートに記入すると、やりたいことが分かるようになっています。

「わぁっ、でっかくなってる」

見た目でもわかりますが、それをきちんと測定して数値化すると、説得力もできて変化もよくわかります。数字の力ですね。

 

大きくなっているのを実感して、午前の体重測定は終了しました。

 

昼食は持参のお弁当です。休憩をはさんで午後のプログラムは、解剖です。

E研究員も今まで欠席などのこともあり解剖は初めてのようです。T研究員と二人に、F研究員はヒル研の解剖手技を伝えていきます。

① 食品トレーにヒルを固定します。言葉はいいですが、要は貼り付けです。

⓶ 固定できたら、メスで縦に切っていきます。皮膚が硬いので簡単には切れないので、力加減をしながら内臓を傷つけないように外側の皮を切ります。

⓷ そのあとは、安全ピンを使って、ていねいに開いていきます。

 

とりあえず1匹目の解剖は、開き方の会得でした。みんな合格のようです。

2匹目に取り掛かりました。何か目的もって開いてみることにしました。

 

E研究員の作品はとてもうまくできて、内臓が余り傷つけられなくて解剖できていました。

解剖顕微鏡を出してきて、詳しくみてみると、初めて見る映像で急にテンションが上がりました。

 

嗉嚢盲管と思われる袋を見つけて、水を入れて膨らませてみようということになりました。

昔Y研究員が注射器で口から牛乳をいれていたのを思い出して、真似してみることとにしました。

この注射器で口から液体を注入する技術はかなり高度ななもので、何度も繰り返して試していました。

何とか、少し水が入り、再び解剖を開始しました。

3匹めでとても解剖が上手になり、目的の水が入った嗉嚢盲管を露出させることに成功しました。

その部分をこの解剖顕微鏡下で切り開き、水が出てくるのを確認していました。

水が出て来ているのを確かめて、ここに吸血した血液を貯めているのがわかります。

 

解剖練習を終了して、大急ぎで夕食の支度にかかりました。

大急ぎの理由は、今晩いなべの釣り師さんを迎えて渓流魚とヒルとの関係を聞かせてもらうことになっているからです。

T研究員が材料持ち込みでポテトサラダを作ってくれました。こんな手の込んだ調理はヒル研ではめったにしないので、特に美味しかったです。

 

約束通り、7時前に釣り師さんが来てくださいました。なんと釣り師さんの師匠さんまで来てくださいました。

私たちから、渓流魚がヒルを食べる瞬間の動画が撮りたいという話しをすると、渓流魚は動くものなら何でも飛びつく習性がある。水生昆虫ゃ水面に飛び交う昆虫類をものすごい量食べている。釣れたとき、胃の中を調べているが、ヒルは出で来ないけれどカエルなどは見つかることがある。ヒルが出てこないのは、それほど出会う確率がないからだ。とにかくミミズでもなんでも水中で動くものは食べている。

ということで、ヒルを食べることは疑う余地はない。写真に撮ることも、水槽の中で飼っているものを使えば撮れるだろう。私たちの知っている場所では、こんなところがあるので計画を立てて頼みに行けば、協力してもらえると思う。という場所を数箇所挙げてもらいました。貴重な情報を頂いたので、研究が前に進みそうです。ありがとうございました。

 

夜も遅くなり、急いで入浴をすませて就寝となりました。みんな疲れました。

あす、また頑張ります。おやすみなさい。