早くも6月に入りました | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

このキャラクターはなあに?

ヒル研と関係あるの?

・・・・・・???

 

それは、秘密です。

 

E研究員が夕べ自宅に戻っていたので、朝、駅まで迎えに行きました。

到着して、献血用の鶏の世話をしました。この鶏、とても律儀で高級なエサを食べさせているので、ちゃんとお返しに血液提供だけでなく卵も産んでくれます。

ほぼ毎日1個ずつ産んでくれるので、宿泊日の朝食用の卵は、これで賄っています。

予算の少ないヒル研ならではのSDG'sです。

 

さて、今日は第2回目の吸血させる日です。前回のヒルは、昨日チェックしていましたが、5瓶成長記録が取れています。

今回も7瓶用意してありますが、うまく吸血するかどうか心配です。

 

吸血して脱皮するかを調べる研究材料のヒルは、体重計に乗せるので、あまり小さいとデータが取れません。

ある程度大きなものとなると、どうしても飼育瓶の中に手を深く入れないと届きません。

 

すると、周囲にいたヒルがどっと腕に乗り移ってきます。それを取り外しながらお目当てのヒルを探します。

一番大変な仕事です。

やっと、20mg以上のヒルを7匹つまみ出して、まず吸血前の身体測定です。

 

体重測定を終えると次は、身長の測定です。

前回も書きましたが、これがヒル研の秘儀で、F研究員の所作を見ていてT研究員もやりたいというので、

そのコツを教えていました。

記録用には再度、F研究員が測定したものを記録していました。これは癖による誤差を減らすためです。

ふたりの数値がだんだん近づいてきて、コツは伝わっているな、と実感しました。

身体測定が終わると、次は鶏さんのご協力の吸血開始です。

どのヒルも簡単に吸血するわけではなく、ヒルによっては鶏につけるまでに、10分も15分もかかるものがあります。

何とか付け終わり鶏が暴れないように見守り、約1時間吸血させます。

今回はうまくできて、6匹の吸血に成功しました。

 

計画通り、12時には後片付けも終わり昼食となりました。

みんなが頑張っているので、私がコックをしました。

今日は、NHKヴィランの言い分のディレクターの久保田さんからいただいたスパゲティーのルーがまだあって、それを使ってスパゲティーを作りました。ナポリタンとカルボナーラです。たくさんいただいて本当に助かりました。もうあと1回分あります。

 

おなか一杯になり、1時まで休憩にしました。

 

午後は、次回の吸血用のヒル捕りです。

今日の採集は、脱皮実験用のヒルを10匹ほど、あとは、F研究員が自宅で飼育している魚の餌にしてみようという試みで、いつもは捕らないような小さなサイズのヒルを別の瓶にいれました。

田光のヒル捕り場は、駐車場より20分くらい入ったところ。

だんだんそこに近付くにつれて、大きめのヒルが出始めました。

ちょっと足場が良くないので、滑り落ちないように気を付けながら、ヒルを捕りました。

結局1時間以上かかって、大きなヒルを10匹捕りました。

見つかり始めると楽しくなりT研究員は得意顔で捕っていました。

少し気温が低いのと5/25日に水路の清掃があり、きれいになっていたのでヒルも隠れる場がなく、少なかったです。

でも、まあ必要数は捕れたので、研究所に戻りました。

いつものように、大きな飼育ビンに入れ替え作業をしました。だんだんコツを掴んできたので、短時間でできるようになりました。

 

後片付けをして休憩タイムになりました。手を洗ってリビングに戻ったとき、私の同級生のヒル研の熱烈支援者が別の要件で来てくれました。一緒に部屋に入って少しヒルの話やこの前のテレビの話をしました。

楽しい時間となりました。今後とも、応援よろしくお願いします。

 

これからしばらく身体測定の数か増えていくので、大変です。でも、貴重なデータが取れると思うと、モチベーションも上がります。みんな力を合わせて頑張っていきます。