作・演出/谷 貴矢
平成30年4月1日 宝塚バウホール 14時30分公演 上手側4列
この作品って、ホントーに
「賛否両論」
なんですか...。実際に観劇しても?? MAJIでHONTOに!?!? えーっと、
「この作品の○さ」
が○からないって、ただの...
いやいや、そんなはずはない...。よーーく考えて...みれば、そーっか、これって、
「主役とヒロインの○○関係」
がきちんと描かれていない (??) から...つまり...宝塚的には...正統的な (?)
「○作」
なんでしょうか?????。Hmmmmmm......この世界、日本海溝のように深すぎて...初心者には分からないことばかりです......(爆泣?)
○ カッケー!
実は
「誰?」
という時間が長かった...(笑)。
① 橘 幸(96期・14番 「めーこ」「たっちー」) カゲトキ ☆☆☆☆
梶原景時(1140?~1200) 鎌倉幕府の御家人。石橋山の戦いで、敵軍にありながら、敗走の源頼朝を救ったことから、頼朝再挙兵後、重用され侍所所司、厩別当となる。教養があり、和歌を好み、武家百人一首にも選出されている。頼朝の信任厚く、都の貴族からは「一ノ郎党」「鎌倉ノ本体ノ武士」と称されていた。一方で、源義経と対立し頼朝に讒言して死に追いやった「大悪人」と古くから評せられている。鎌倉幕府では権勢を振るったが、頼朝の死後に追放され、一族とともに滅ぼされた(梶原景時の変)。
「たっちー君」
と言えば...『るろ剣』新公カンリュー、いや『BSW』でのMCのドードーぶり、いや『ケイレブ』新公の悪役?、いや『琥珀色』のジゴロ (は、あんまりハマんなかったようなような... (笑))
元々、実力派だったと思いますが、さらに着々と磨きがかかっている感じ...。芝居能力的に言えば、この
「カンパニーで最強...」
の一人かもしんない...(モチ「じゅんこさん」を除く...っていうか、じゅんこさんは実力の発揮場所自体があまりなかったような...)。声の響き的にも最強レベルだったでしょう。これからますます、(エイサイとともに) 雪組の舞台を支える主柱になっていきそうですね。とにかく、何かカッコいいし、ピシッとしていて、頭良さそうで、リリしくて...
「こんな、いい男 (役) いたっけ...」
的に、と言うか、この前の、(いけすかない?) 議長とも全然感じが違っていて...。どなたか中々分かりませんでした(笑)。
ということで、残り二人は、カゲトキのメシタ状態だったかも...
② 諏訪 さき(99期・2番 「しゅわっち」「くっすー」) ヒロモト ☆☆☆
大江広元(1148~1225) 平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての朝臣。はじめは朝廷に仕える下級貴族(官人)だったが、鎌倉に下って源頼朝の側近となり、鎌倉幕府の政所初代別当を務め、幕府創設に貢献した。
③ 陽向 春輝(99期・20番 「たわし」「ひなた」) ヨシモリ ☆☆☆
和田義盛(1147~1213) 三浦氏の一族で源頼朝の挙兵に参加。鎌倉に頼朝の初期武家政権がつくられると初代侍所別当に任じられる。治承・寿永の乱では源範頼の軍奉行となり、山陽道を遠征し九州に渡り、平家の背後を遮断した。平家滅亡後は奥州合戦に従軍して武功を立てた。頼朝の死後、梶原景時の変での景時弾劾追放では中心的な役割を果たし、比企能員の変や畠山重忠の乱などの御家人の乱では北条氏に与した。しかし、2代執権・北条義時の挑発を受けて挙兵に追い込まれ、幕府軍を相手に鎌倉で戦うが敗死し、和田一族も滅亡した(和田合戦)。
ヨリトモは
「カネダケだー」
みたいに何度も言いますが、この4人は、それだけの関係には見えない...その辺の作りも、また良かった...。
史実では、カゲトキもヨシモリも、「ボス」「ボス」と慕った (?)、人物がいなくなると、↓の一族に始末されちゃうんですね...。天寿を全うするのは、ヒロモトだけなのか...
はともかく、
「愉快な (?) 3人組」
でした。ここの人物造形も、とても良かったと思います。
○ まだ、チャンスが...
自分の過去記事をみると、まず『Bow Singing Workshop』から気になる存在だったようです。
④ 野々花 ひまり(99期・17番 「ひまり」「かほ」) マサコ ☆☆☆☆
北条政子(1157~1225) 鎌倉幕府を開いた源頼朝の正室。伊豆国の豪族、北条時政の長女。周囲の反対を押し切り、伊豆の流人だった頼朝の妻となり、頼朝が鎌倉に武家政権を樹立すると御台所と呼ばれる。夫の死後に落飾して尼御台と呼ばれた。法名を安養院。頼朝亡きあと征夷大将軍となった嫡男・頼家、次男・実朝が相次いで暗殺された後は、傀儡将軍として京から招いた幼い藤原頼経の後見となって幕政の実権を握り、世に尼将軍と称された。なお、「政子」の名は建保6年に朝廷から従三位に叙された際に、父・時政の名から一字取って命名されたものであり、それより前の名前は不明。
有力豪族の娘が流人と結ばれたのですから、所謂恋愛結婚だったのでしょうか? そして、それを親に認めさせるだけの強さが、頼朝だけでなく、政子にもあったのでしょうね。そういった
「史実に基づく演出スパイス」
が、この作品の二人の関係に、とてもよく感じられて、(若い方の) 谷先生って
「本当に上手い...」
っていう感じだったし、モチ、とっても面白かった...。
「ひまりちゃん」
新公初ヒロインは、役的にあまりに難しかったせいか、あまり印象が残っていないのですが、むしろ、その後の「ヴェロニカ」「シャルロット」~とても気になる存在になっています。正直なところ、歌唱力自体は良く分からないのですが、
「良く響く声」
で、芝居もとても良かった。雪組の新公学年の娘役さんの中で歌える方って、今のところ全然分からないのですが (新公ヒロインでも、めっちゃ歌う演目自体が、今まで、あまりなかったせいがあるのでしょう)、
「次の新公ヒロイン」
のチャンスがありそうかな。
○ 逆でも...
ちょっと不思議な二人。ベンケイは、僧侶というよりも、魔女的な (?) 記憶を消す妖しい術を使ったらしいし、トモノリは、何でここにいるのか、人間なのか怨霊なのか憑依なのか、良く分からない...。
⑤ 真那 春人(92期・28番 「みっくん」「まなはる」「はる」) ベンケイ ☆☆☆
武蔵坊弁慶(辨慶、? ~1189年?) 平安時代末期の僧衆(僧兵)。源義経の郎党。『義経記』では熊野別当の子で、紀伊国出身だと言われるが詳細は不明。元は比叡山の僧で武術を好み、五条の大橋で義経と出会って以来、郎党として彼に最後まで仕えたとされる。ただし、広く知られる弁慶の生涯は、『義経記』を中心とした後世に成立した創作を基にしたもので、当時の文献においては、義経郎党の一人として名が記されているのみである。
ちょっと弁慶とは、イメージが違っていたような...。あんまり強そうじゃないというか...
あと、演技自体は悪くないけれど、声自体の響きが○く、歌の音程もややはっきりしない感じはありますね。
⑥ 叶 ゆうり(97期・25番 「あき」) トモモリ ☆☆☆☆
平知盛(1152~1185) 平安時代末期の平家一門の武将。平清盛の四男。母は継室の平時子で、時子の子としては次男となる。世に新中納言と称された。寿永4年(1185年)3月24日、壇ノ浦の戦いに敗れ、安徳天皇、二位尼らが入水し、平氏滅亡の様を見届けた後、乳兄弟の平家長と手を取り合って海へ身を投げ自害した。
先ずは、物理的な存在感が凄くて...ダークファンタジーのラスボス向きというか...。一般的なイメージでは、弁慶って、「あき君」の方が合っているような気もするけど、今回のベンケイはそういったキャラではなかったのでしょうね。それに、トモモリの存在感って、結構大事だったような気もするし...。とにかく、ハマっていました。
○ 面白い役どころ
一種のtricksterというか、この人物の存在も、ストーリー上 (というか、情緒的 (?) 雰囲気上) は案外と重要だったような気がします。
⑦ 縣 千(101期・4番 「ちさと」「あがた」) ヤスヒラ ☆☆☆
藤原 泰衡(1155 (or 1165)~1189) 平安時代末期、鎌倉時代初期の武将。奥州藤原氏第4代(最後)の当主。藤原秀衡の嫡男(次男)。1187年10月家督を相続。1189年4月、朝廷に執拗に奥州追討の宣旨を要請する頼朝に屈し、父秀衡の遺言を破り義経を討ち、恭順の意を示したが、義経を許可なく討伐したことを理由として、頼朝に討伐軍を起こされる。8月11日、阿津賀志山の戦いで総大将の異母兄藤原国衡が敗れると、平泉の火を放ち、放棄。さらに、陣中の頼朝に命乞いをしたものの許されず、最期は郎党、河田次郎に裏切られ、殺害された。
「ちさと君」
難なくこなしていましたね。あとは、群舞での
「身体のキレ」
も目立っていて、運動神経も良さそうな方です。101期主演のトップバッターは、同期首席に譲りましたが、いつ来てもおかしくないでしょう。歌えるのかは良く分からないのですが、
「声質は良い感じ」
次の新公主演は、「さっきー君」か「ちさと君」か、どちらかでしょうか。
○ 騎士団長殿を思い出したり...
少し前なら「がおりちゃん」だったかなとか思ったりしました。
⑧ 久城 あす(94期・13番 「あす」) エイサイ ☆☆☆☆
明菴栄西(1141~1215):臨済宗の開祖、建仁寺の開山。天台密教葉上流の流祖。廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えたことでも知られる――再掲
舞台上にいる方を、純粋に (?) 見るだけでは
「一体、誰だろう...」
でしたが(笑)、まあ、「あす君」しかいないよな...と思ったり、強烈なメイクに
「騎士団長亡霊」
を思い起こしたり...とにかく、その実力で、芝居や歌唱で雪組舞台を支えていた「がおりちゃん」のポジションは、やっぱり
「あす君」
が継いでいくしかないよな...と思ったりしてました。
○ バウ名物?
バウ公演では、以前にも経験があるような気がするのですが (多分『A-EN』ARI version)、
「先笑い」
する方々がいらっしゃるんですよね。多分すでに複数回観劇されているのでしょう。本当に笑えるはずのタイミングの少し前に笑い声が聞こえてくることが、今回何度もありました (本公演でもあると思うけど、バウは狭いので、よりはっきり分かるのでしょう)。はっきり申し上げて、あまり
「品の○い」
お振舞とも思えませんし、初めて観劇する身にとっては、非常に
「興が削がれます」
ので、応援されておられる方々のためにも、ご自粛頂ければ幸いです。

(とても、良かった...。個人的には、雪娘で今一番気になる存在かもしれません。これからが、ますます楽しみです)
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