●結婚の障害。

 

 

 


恋人同士になり、あとは結婚。というのに、

 

 

結婚できないというカップルからの電話相談です。

 

 

 

 

 

 


事情を聞くと、

 

 

彼氏さんは30歳独身、彼女さんは26歳独身。

 

 

普通なら、何の問題も無い幸せカップルになるところですが、

 

 

 

 

最初の山は、二人が付き合う時にやってきました。

 

 

 

 

 

出会いは彼女が、彼の職場にアルバイトに来た時でした。

 

 

一目ぼれした彼は、その3ヵ月に彼女を食事に誘い、

 

 

彼女もまんざらでは無い様子。

 

 

その後も何回か食事などに誘い、

 

 

その半年後には、満をじして、彼から交際を申し込んだのでした。

 

 

 

 


ところが、

 

 

 


彼女の返事は、まさかのNO

 

 


理由を問い詰めると、

 

 


「貴方の事が、嫌いとかじゃないの。」と言う。

 

 

 


更に問い詰めると、

 

 


彼女は、以前病気になり、

 

 

子供が産めない体だと告白したのだった。

 

 

それに対して、彼氏さんのお父さんは地元にあるスーパーの社長さん。

 

 

つまり、長男の彼氏さんは、次期社長になるかもしれない存在。

 

 

当然跡継ぎ問題で、子供が産めない自分はふさわしく無いと思い身を引いたのでした。

 

 

 


彼女の告白に対して、彼は無言だった。

 

 

 

そして、1週間彼からの音沙汰も無くなった。

 

 

 

 

 

 

気まずいので、彼女は会社を辞めようと思った。

 

 

 

 

 

 


ところが、突然彼から再び告白されたのである。

 

 

「子供はいらない。君がいれば、それだけでいいから。」

 

 

こうして彼らは、最初の山を越えたのでした。

 

 

 

 

 

 

 


しかし、更なる大きな山が、彼らの前に立ち塞がります。

 

 

 

 


結婚したいという彼に、父親が猛反対したのです。

 

 

社長である父親の猛反対では、もう誰も意見する事も出来ません。

 

 

父親は彼女の履歴書から身の上調査を行った様でした。

 

 

父親を中学生の時に病気で亡くし、

 

 

その後、母親に育てられた彼女。

 

 

母親はスナックの雇われママで、短大時代、従業員が急に辞めた時など、

 

 

彼女もそのスナックで働いていた事もあったそうです。

 

 

つまり、片親で財産も無く、水商売の母親、

 

 

そして、子供が産めない体。

 

 

社長の父親が、彼女を拒む理由には事欠かせませんでした。

 

 

「あの女だけは、あきらめろ! いいな。」

 

 

 

 

もう、二人の将来は絶望的でした。

 

 

いつもの様に、彼は泣いている彼女の部屋に行って、彼女を慰めている時でした。

 

 


二人で、占いの電話相談をかけてきたのです。

 

 

 

 


さて、もし貴方の友人が、こんな相談をしてきたら、

 

 

貴方はなんと言ってあげますか?

 

少し考えてみてから、先をお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は彼らの話を聞いて、

 

 

二人の愛は、本物だと思いました。

 

 

彼の愛情も、彼女の愛情も。

 

 

付き合う前に、体の事情を告白した彼女も立派だし、

 

 

子供よりも彼女への愛をとった彼氏も立派です。

 

 

出来れば、二人を応援したいと思いました。

 

 

 

 

 

 

しかし、問題はそんな簡単なものではありません。

 

 

 

私は彼らに、

 

「難しい問題ですから、

 

 成功するかどうかは、分かりませんが、

 

 やるだけやってみますか?」と言うと、

 

 


彼らは藁をも掴みたい気持ちだったのでしょう。

 

 

「是非お願いします。」とすぐに返事が戻って来ました。

 

 

 

 

 


私が彼らにアドバイスしたのは、下記の事でした。

 

 

■彼氏にスーパーの事を聞くと、

 

そのスーパーは父親が一代で築き上げたものではありませんでした。

 

亡くなった祖父母が始めたスーパーを大きくして現在があるというものでした。

 

つまり、現在は父親が社長であり、お山のテッペンで絶対的な存在ですが、

 

そんな父親に対抗できるとしたら、その父親の親である祖父母しかいません。

 

そこで、これから1ヶ月、彼には家にある仏壇に時々水を供え、お線香を点し、

 

彼女との結婚を、祖父母とご先祖にお願いする。

 

そして、その後、彼女をお祖父さんとお祖母さんのお墓に連れていき、

 

二人で結婚をお願いする事。

 

ただし、いきなり二人でお墓に挨拶に行ってはいけません。

 

まず、彼氏が1ヶ月間、仏壇でお願いして、

 

1ヶ月後に二人でお墓に挨拶に行く旨を伝えます。

 

そして、お墓に着いたら、まず彼氏が挨拶してから、彼女を紹介します。

 

そしたら、初めて彼女はお墓の前に近づき、(それまでちょっと離れた位置に居る事

 

自己紹介をします。この儀式が大切です。

 

この時、彼女は、お墓では無く、そこに実際に彼の祖父母が居ると思って、

 

自己紹介してください。

 

それが終わったら、二人で墓前に、

 

「どうか結婚させてください。」とお願いします。

 

 

■これが終わったら、今度は彼氏を彼女のご先祖に紹介しに行きます。

 

この時は逆に、彼氏が彼女のご先祖の墓の前で、自己紹介します。

 

 

 

 

 

 

二人は言われた通りやったという。

 

 

1ヶ月間仏壇で供養とお願いを繰り返し、

 

 

それが終わると、二人で祖父母の墓地に挨拶とお願いに行った。

 

 

 

 

すると、それから3ヶ月後、

 

 

次男に待望の男の子が産まれたという。

 

 

初孫に大喜びの社長。

 

 

また、その頃スーパーの業績も順調で、

 

 

社長の父親はダブルの喜びで、初孫を祝ったという。

 

 

 

 


しかも意外な事に、お祝いの席に来た彼女を見ると、

 

 

「君も来てくれたのか。」と笑顔で話しかけて来てくれて、

 

 

その夜、二人の結婚を許してくれたのである。

 

 

 

 

 

 


その後、

 

 

二人は、祖父母の墓にお礼に行ったのは、言うまでもない。

 

 

「お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、ありがとね。」

 

 

END

 

PS.

今日現在の世界と日本の新型コロナウイルス感染状況は、下記
https://ameblo.jp/hirosu/entry-12577799889.html

 

 

 

●入院で必要だった4つの意外な物。 の続きです。


先に下の「●入院で必要だった4つの意外な物。前半」をお読みください。

https://ameblo.jp/hirosu/entry-12587941273.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日は手術だ。

 

 

手術の当日は、水分も取ってはダメだという。

 

 

水分は手術が終わってから4時間たってからとってもいいらしい。

 

 

この日の為に、500mlのお茶のペットボトルを安売りで60円で5本買っておいたのだ。

 

 

病院の自動販売機の値段を見ると、同じ物が160円だ。

 

 

やった、100円も得した。(ちょっとせこい)

 

 


ベッドの前に棚に、そのペットボトルを並べた。

 

 

すると、やって来た看護婦さんが、変な事を言ったのである。

 

 

「ストロー持ってる?」

 

 

「いや、持ってないです。」

 


すると、その看護婦さんは、

 

 

ストローあった方が、飲みやすいわよ。

 

 

 下の売店で売ってると思うから。」と言うのである。

 

 

 


そうは言われても、私は買いには行かなかった。

 

 

心の中では、

 

「ストローなんて、お子ちゃまが使うもんだろう。

 

男は昔から、ラッパ飲みと相場が決まってるんだ。」

 

 


そんな事を思っていると、看護婦さんは、更に不気味な事を言った。

 

 

「トイレ行った?」

 

「いやまだです。」

 

 

「手術後は、絶対安静だから、トイレは行けないから、

 

 今の内に行ってね。

 

 特に大は。」

 

 

なんと、手術後は絶対安静で、トイレは行けないのだという。

 

 

そして、万が一、ウンチの方がしたくなったら、大変な事になるのだと言う。

 

 

ベッドの上でウンチする事になるというのだ。

 

 

そうならない為にも、今の内、トイレに行ってね。と言うのである。

 

 

「だから、朝から飯が出ないのかぁ。

 

 ちょっと待てよ。絶対ウンチでるな。

 

 こんな事なら、昨日出て来る前に

 

 特大の大盛りスパゲッティなんて食べてくるんじゃなかったでしゅ。」

 

 

そうこうしていると、逆ナースコールで、

 

 

「かやさん、手術が10時半に決まりました。」と言う連絡が入る。

 

 

「な、なにぃ。

 

 あと10分ではないか。」

 

 


私は亡き父やご先祖、お祖父ちゃんお祖母ちゃんに頼んだ。

 

 

「どうか、ウンチが出ます様に。」

 

 

汚いお願いだが、仕方がない。

 

 


すると、奇跡が。

 

 

「残り5分という所で、便意をもようし、出たのである。」

 

 

ギリギリセーフ。お父さんありがとう。

 

 


そのまま、歩いて手術室へ。

 

 

生まれて初めて、手術室へ入った。

 

 

なんか、手術室への廊下は、テレビドラマのセットの様だった。

 

ちょっと感動である。

 

 

看護師さんに「テレビドラマに出ている様な感じです。」と言ったほどである。

 

 

しかし、手術室に入ると、先生が近寄ってきて、

 

 

石がある位置が良くないので、

 

 

多分一旦一時的におしっこを背中のくだから出るような処置になると思います。

 

 

と言い出したのである。わ、聞いてないよ。それも2ヶ月くらい。

 

 

手術直前に言われても、困るなぁ。

 

 

かと言って、手術直前に先生と喧嘩しても良く無いから。

 

 

一応分かりました。と言ったが、背中からおしっこをするなんて嫌だな。

 

 

その後、台の上に寝かされ、更に横になって、

 

 

足を抱えて丸まって下さいと言われる。

 

 

足をもっと抱えて、頭を中に入れてと言われる。結構きつい。

 

その後、麻酔科の先生が背中を5分位指で押すのである。

 

 

これが結構痛い。

 

 

多分、麻酔を打つツボを探しているのだろうが、

 

 

麻酔の針を打たれる時よりも、この時の先生の指の押しの方が痛かった。

 

 

麻酔は合計3本打たれたが、最初の1本だけチクリとしたが、

 

 

残りの2本はほとんど感じない。

 

 

麻酔を打ち終わると、仰向けに寝かされ、

 

 

「足が温かくなりましたか?」と聞かれる。

 

「温かくなってきました。」

 

「それは麻酔が聞いている証拠ですよ。」

 

「足がしびれてきましたか?」

 

「しびれてきました。」

 

「それは麻酔が聞いている証拠ですよ。」

 

 


麻酔が効いてくると、パンツを一気に脱がされ、

 

 

私の右足を持って、上に高く上げ、どこかに乗せた。

 

 

そしてもう片方の足も、高く上げ、どこかに乗せた。

 

 

「あれ? これどこかで見た事があるカッコウだな。

 

 そうだ、お産の時の分娩台だぁ!!!」

 


なんと、尿管結石の内視鏡手術には、分娩台と同じようなものを使うのである。

 

 


「ああ、世のお母様たちは、こんなはずかしいカッコウしてたのか。

 

 

 まさか、男の私が分娩台に乗るとは思わなかった。」

 

 


すぐに手術が始まった。

 

 

私は当初、オチンチンの中に内視鏡を通すなんて、痛そうだな。とか、

 

 

先生にオチンチン触られて、ぼっきしたらどうしよう。などと、

 

 

心配していたが、実際は、まったく何も感じないのである。

 

 

手術時間の1時間40分の間、感じたのは、

 

 

お腹の上に何か物を置いたり取ったりする感じだけだった。

 

 

私は手術が成功する為にと、その1時間40分の間ずっと祈っていた。

 

 

その方法は、以前のブログに書いたので、興味がある方はどうぞ。

●医療ミスに遭わない方法 https://ameblo.jp/hirosu/entry-12545373767.html

 


すると、奇跡が起きたのである。

 

 

問題の石が、前回撮ったレントゲン写真より安全な所に少しだけ移動していたのだ。

 

 

だから、背中からおしっこする事態は避けられた上に、

 

 

石は完全に取り除かれ、更に結石予備軍と思われる小さい石も見つかったので、

 

 

ついでに取ってくれたのだという。

 

 

結果的に、一番良い形で手術は成功したのである。

 

 

 

 


私は麻酔が効いたまま、ベッドの上に寝かされ、そのまま大部屋に運ばれた。

 

 

不思議なもので、ベッドの上の私はすでに両足を伸ばして寝ているのだが、

 

 

感覚はまだ両足を分娩台に乗せている感じなのである。

 

 

麻酔が効いているので、明日の朝まで絶対安静だという。

 

 

私は絶対安静という事態を簡単に考えていたが、結構大変な事態である事に気づいた。

 

 

なにしろ、頭を上にあげてもダメだというのである。

 

 

水は4時間後から飲むように言われた。

 

 

水を飲む事によって、砕いた石や血がおしっこと一緒に流れ落ちるから、

 

 

どんどん飲んだ方がいいという。

 

 

4時間が経った。

 

 

よし、水をいっぱい飲むぞ。

 

 

しかし、そこに大きな問題が立ち塞がったのである。

 

 

首を持ち上げてはいけないのだ。

 

 

少し横向く程度ならいいらしいのだが、

 

 

ペットボトルのお茶をラッパ飲みできない。

 

 

やってみたが、思った通りだ。

 

 

半分、ほっぺたから流れて落ちてしまう。

 

 

ストロー欲しい!!!!

 

 

入院で必要だった4つの意外な物の、3つ目が。

 

 

そう、ストローである。麻酔を必要とする手術の時、ストローは必要かもしれない。

 


下を汚しながら、なんとか飲んだのだが、

 

 

 

この時学んだ教訓がある。

 

 

それは、


教訓その1.

 

 

「看護婦の予言は、当たる。」

 

 

その後、何回か看護師さんが来て、体温や血圧を測っていった。

 

 

いずれも正常だ。

 

 

ところが、3回目に測りに来た看護婦さんが、

 

 

「あら、微熱があるわね。」と言い、

 

 

37度5分」だと言う。

 

 

「寒気は無い?

 

 シビれは無い?」

 

 

「無いです。」

 

 

なんで熱が・・・・そう思っていると、看護婦さんが、

 

 

手術の後だから、熱が出る事が多いのよね。」という。

 

 

その時、ふと、私は思った。

 

 

「あれ、この会話、どこかで聞いた事があるな。

 

 そうだ、コロナ前田の時と同じ会話だ。」

 

 

そう言えば、私がここに来た日、彼も手術直後だった。

 

 

そうか、前田は、コロナじゃなかったんだ。

 

 

あらぬ疑いをかけてしまって、悪かったな。

 

 


今日から、コロナ前田改め、前田さんと呼ぶよ。

 

 

しかし、そうなると、俺も明日の朝には、39度になるのかなぁ。

 

 

ちょっと心配だなぁ。

 

 

 


そんな事を思っていると、今度はテレビマンがまた小さい音でテレビを見始めた。

 

 

どうやらクイズ番組を見ているらしい。

 

 

かすかに聞こえる問題が、「チンパンジーの血液型は何型でしょう?」

 

 

なに、チンパンジーの血液型なんてあるのか? 知らんかった。

 

 

耳を澄まして、答えを待っていると、

 

 

ピンポーンと鳴って、答えが出たらしいが、声が小さくて聞きとれない。

 

 

次の問題に移った。

 

 

気になるわぁ。 なによ、チンパンジーの血液型!!

 

 

チクショー 、チンパンジーの血液型が気になって眠れねーじゃないか。

 

 

みんな、テレビマンのせいだ。

 

 

教訓その2.

 

 

「クイズ番組は、むしろ大きな音でつけろ!」

 

 

 


ちなみに、家に帰って調べたところ、

 

 

チンパンジーの血液方は、90%がA型で、10%がO型だと言う。

 

 

 

 

やっとテレビが消えたと思って、寝ようとすると、

 

 

今度はトドが吠え始めた。

 

 

思った通りだ、今日も眠れない。

 

 

 


教訓その3.

 

 

「大部屋選びに失敗すると、そこは動物園だ。歯ぎしりもあるでよ。」

 


絶対安静だと、動けないだけに色々な音が聞こえてくる。

 

 

「寝たきりの人や足が不自由な人って、こんな感じなのかなぁ。」

 

 


そんな事を考えていると、

 

 

1人の看護婦がトドの点滴を交換にやってきた。

 

 

目が覚めたトドは、その看護婦にしきりに注射針の事を聞いている。

 

 

どうやら明日の注射針はあるけど、明後日のが無いからやはく欲しいと言っている様だ。

 

 

そういえば、昼間もそんな事を他の看護師に言っていたな。

 

 

今までの会話をつなぎ合わせると、

 

 

トドは、本来心臓が悪いので、心臓外科の方に入院する予定だったらしい。

 

 

しかし、心臓外科の方にベッドが無く、仕方なく泌尿器科のベッドに来ていると言う。

 

 

ついて無い。と言っていた。

 

 

いやいや、ついて無いのは、俺だから。

 

 

あんたが来たから、眠れないんですけど。

 

 

 


聞き耳を立てていると、トドは更に看護婦さんにこう訴えていた。

 

 

「注射針って、これ、

 

 インシュリンを注射する針。

 

 あと4本あるんだけど、明日4本使うから、もう明後日ないの。」

 

 


なんと、トドは、心臓が悪い上に、

 

 

一日4本もインシュリンを自分で注射しているらしい。

 

 

注射嫌いの私にとっては、地獄だ。

 

 

トドも可哀想な奴なんだな。

 

 

 


ん~、武士の情けだ。

 

 

トドって呼び捨てにしてたが、今日からトドちゃんにしてやろう。

 

 


ただ結局、今日も眠れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

退院の朝である。

 

 

朝まで絶対安静だったのだが、朝6時に看護婦さんが来ると、

 

 

今度は立ち上がって、院内を歩き回って下さいと、真逆の事を言う。

 

 

看護婦さんいわく、絶対安静にしていると、血栓が出来てしまう事があるので、

 

 

運動した方がいいのだという。

 

 

絶対安静、恐るべしだ。

 

 

手術の時に、変な白い長い靴下をはかされたのも、

 

 

足に血栓が出来ない為の血栓用靴下だったのだ。

 

 

良かった、あの時、看護婦さんにナースコールしてよっぽど言おうかと迷っていたのだ。

 

 

「すみません。

 

 この靴下、少しきついんですけど・・

 

 サイズもうワンランク上のものありませんか?」って。

 

 

言わなくてよかった。キツイのは血栓が出来ない為かぁ。

 

 

そうか、オレの足が太いからじゃ無かったんだぁ。

 

 

 

 

幸い私は熱も下がり、前田さんとは違って36度5分に戻って、

 

 

美味しく朝食を食べる事が出来た。

 

 

あとは着替えて、退院だ。ワーイ。

 

 

しかし、なかなかその請求書が来ないんだなぁ。着替えも荷物もまとめて、

 

 

後はお金を払って、帰るだけなのに、30分待っても来ない。

 

 

 

ベッドに横になっていると、

 

 

どうやらテレビマンの所に看護婦さんがやってきて、

 

 

自動車の運転についての問題をやらしている様だった。

 

 

それはまるで、ここな自動車教習所の様である。

 

 

なんで、看護婦さんがテレビマンに、そんな車の運転の問題を出しているのだろう。

 

 

ベッドの上で聞き耳を立てていると、

 

 

どうやらテレビマンは、足を怪我した時に出来た血の塊(血栓)が、

 

 

脳に行ってしまい、脳梗塞に似たような症状を起こしているらしかった。

 

 

現在血が固まらない様にする薬を飲んでいるという。

 

 

そこで、テレビマンが正常に運転できる能力があるのか医者が判断を下す為に、

 

 

看護婦さんが自動車運転免許の問題を出していたのである。

 

 

そんな事も看護師さんの仕事なのかぁ。大変だな。

 

 

結局テレビマンも、脳の活性化の為に一生懸命テレビを見ていたのかもしれない。

 

 

前田さんは解熱剤を飲んでから退院の運びになるそうだ。

 

 

トドちゃんはまだ注射針の事で、別の看護師に噛みついていた。

 

 

 

 

 

 

そして最後に、もう1つ。

 

 

尿管結石の手術で入院した人限定なのだが、

 

 

入院で必要だった意外な物がある。

 

 

そして、それが最も必要だったものなのだ。

 

 

実は、尿管結石の手術後は、おしっこのタイミングが分からないのである。

 

 

普通なら、もうすぐおしっこが出そうだから、トイレに行こうと思うだろうが、

 

 

尿管結石の手術後は、そのタイミングがやってこない。

 

 

つまり、あ、おしっこが出そう。と思った4秒後にはおしっこが出ているのである。

 

 

しかも、少し膀胱に溜まるとすぐしたくなる。

 

 


おかげで、私は家に向かう車の中で3回もらした。

 


つまり、大人用のおむつは、絶対必要だ。

 

 

先生よ、入院に必要な物に、大人用のおむつ書いておいてよ!!

 

 

 


思った通りだ!

 

 

パンツとズボンがびしょ濡れだ。


END

 

PS.

今日現在の世界と日本の新型コロナウイルス感染状況は、下記
https://ameblo.jp/hirosu/entry-12577799889.html

 

 

 

 

参考:
尿路結石の図は、転ばぬ先の杖より https://brain-gr.com/tokinaika_clinic/blog/disease/ureteral-stones/
手術室の画像は米盛病院より https://www.yonemorihp.jp/yonemori-guide/attachment/2f-%E6%89%8B%E8%A1%93%E5%AE%A4-2/
分娩台の画像はこそだてハックより https://192abc.com/22984
麻酔の写真は、福山市民病院より http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/surgery/83841.html

 

 

 

 

●入院で必要だった4つの意外な物。

 

 


ご心配をおかけしました。

 

 

沢山の方からの応援と励ましのメッセージありがとうございます。

 

 

そこで今日は、入院がどんな感じだったかのか、

 

 

入院日記を公開したいと思います。

 

 

 


さて、4月5日、日曜日の朝、

 

 

入院初日の朝です。

 

 

2時までに病院に着けばいいので、それまでに忘れ物がないかチェックしました。

 

 

入院と言っても3日です。

 

 

必要な物も、下に絵の様な紙をもらって、それを用意するだけ。簡単なものです。

 

 

後は、私が留守の間、

 

 

認知症の母には、バナナ沢山と、バームクーヘンやフルーツケーキ、

 

 

好物のみたらし団子、リンゴジュース、ヤクルト。を置いていき、

 

 

2匹の猫ちゃん達には、たっぷりの水、ドライフードをたっぷり何カ所かに置き、

 

 

あとは、家の外にスズメさんとハトさんとカラスの餌を補充し、

 

 

野良猫の餌を置いて終了。

 

 

そういえば、うちの庭に2日に1回は来る白い猫は、

 

 

先月頃から「さくらねこ」になっていました。

 

 

この辺にも、誰か感心な動物ボランティアの方がいるだぁ。と思うと嬉しくなります。

 

 

さくらねこ」とは、耳の頂点がカットされて、

 

 

それが丁度、桜の花びらに見える事から「さくら猫」と言われるのですが、

 

 

これは動物ボランティアの方が、野良猫を捕まえて、避妊手術してから、

 

 

耳をカットして、また元いた所に戻してあげる活動です。

 

 

 

 

 

 


さて、今日の日曜日に入院して、明日月曜日が手術です。

 

 

手術の日は、一日中食事は食べれないと聞いていました。

 

 

つまり、入院初日に出る夕食が最後という訳です。

 

 

でも病院で出る食事は、量が少なくて美味しく無いというの常識ですから、

 

 

私は昼に特大大盛りのスパゲッティを食べる事にしました。

 

 

これで明日の手術を、体力的にも乗り切ろうという訳です。

 


準備万端で家を出ました。

 

 

病院に到着したのが1時。

 

 

予定より1時間も早く着きました。

 

 

普通なら、そのまま病室に行く所ですが、

 

 

約束の2時まで、駐車場の車の中で本を読んで過ごしました。

 

 

と言うのも、今の時期、一番心配なのは新型コロナウイルスです。

 

 

大部屋の個室は、閉ざされた空間ですから、外の方が安全という訳。

 

 

なるべくギリギリまで、他人がいる部屋には行きたくないのです。

 

 


さて、2時になりました。

 

 

先ほど、私は大部屋と言いましたが、

 

 

実は、まだ部屋割りは決まっていないのです。

 

 

1ヶ月前の話では、大部屋が空いて無ければ、個室になりますと言われていました。

 

 

勿論個室の方が他人がいなくて、新型コロナウイルスにはいいのですが、

 

 

差額ベッド代が1日8000円X3日間ですから、24000円もかかるのです。

 

 

私にとっては大金です。

 

 

どうか大部屋が空いています様に。と祈るような気持ちで受付で待っていると、

 

 

看護師の方が、では大部屋なので、ご案内します。と言う。

 

 

「ヤッター!」

 

 

と、丁度その時でした、エレベーターから8人の大家族らしき団体が出てきました。

 

 

どうやら入院している患者の面会に来たのでしょう。

 

 

小学生から中学生、高校生、と大家族です。

 

 


しかし、彼らは知らなかった様です。

 

 

実は、今の時期、新型コロナウイルス予防の為に、

 

 

病院の面会は1人しか許されていない事を・・・・

 


彼らは一体どうなるのか、8人の内、誰が代表で面会するのか、

 

 

ちょっと気にはなりましたが、

 

 

私は彼らを尻目に看護師に連れられて大部屋へと向かいました。

 

 

 


やや大きめな4人部屋でした。

 

 

普通、大部屋に入居する時は、

 

 

新入りですから、「今度ここに入院する事になった、かやです。」と、

 

 

先に入院していた3人に挨拶するのが通例なのですが、

 

 

新型コロナが流行っている昨今、事態は少し変わっています。

 

 

誰もがカーテンをキッチリ隙間無く閉めていて、

 

 

カーテンを開けて挨拶に来るなオーラが凄いです。

 

 

私も、そそくさと自分のスペースに入ると、カーテンを閉めました。

 

 

 


この前のブログで、テレビは見ないでカーテンを閉めます。と書きましたが、

 

 

それは前に入院した大部屋では、テレビがカーテンの外にあったからです。

 

 

しかし、今回の大部屋はテレビがカーテンの中。

 

 

つまり、カーテンをキッチリ閉めてもテレビが見れるのだ。

 


しかし、その瞬間、私は大きなミスに気が付きました。

 

 

それは、入院で必要だった4つの意外な物、最初に気が付いた物。

 

 

そう、テレビ用のイヤホンです。

 

テレビはあるが、イヤホンが付いていないのです。

 

 

そんなの入院に必要な物に書いてありません。

 

 

個室なら音を出してもある程度許されますが、大部屋ではそれが出来ません。

 

 

テレビを見るなら、イヤホンが必要なのでした。

 

 

「ああ、チクショー、家にイヤホン3つもあったなぁ。

 

 持って来れば良かったぁ。」

 

 

1階の売店に行けば、500円も出せばイヤホンが買えますが、

 

 

なんか悔しいです。それに調べると、テレビ利用1時間で70円するといいます。

 

 

ひと昔前は、1時間100円でしたから、最近安くなった様ですが、

 

 

どうせたった3日間だからと、テレビを見るのは諦めました。

 

 

でも、もしイヤホンがあったら見ていたかもしれません。

 

 

テレビカードは1枚1000円ですが、

 

 

余ったカード内の点数は1階のテレビカード精算機に入れると返ってきます。

 

 

なお、このテレビカード、テレビを見る時だけではなく、

 

 

冷蔵庫を使う時も、洗濯機を使う時にも使える様になっています。

 

 

 

 

 

 


入院して1時間もすると、段々と同室の人達の名前が分かって来ます。

 

 

「遠藤さん、点滴変えましょうね。」とか、

 

「前田さん、お熱と血圧図ります。」と、名前で呼ぶからです。

 

 

総合すると、私がいる4人部屋はこんな感じだと分かりました。

 

勿論、全員男です。声からすると、全員私より年上です。

 

 


しばらくすると、担当の医師が現れて、今回の手術の説明が個室で行われました。

 

 

私の病名は尿管結石です。

 

尿管結石とは、腎臓で作られたおしっこは膀胱に行ってオチンチンから排泄されるのですが、

 

 

その腎臓と膀胱の間に石が出来てしまい、そのままほっておくと、

 

 

腎臓にダメージが出来たり、バイキンが発生して尿路感染症になってしまうので、

 

 

その石を取るか、砕くかして取り除く手術です。

 

 

方法としては、衝撃波で石を外から砕く方法と、お腹を切って石を取り除く外科的手法、

 

 

それに今回私が行った内視鏡手術になります。

 

内視鏡手術は、オチンチンの先から内視鏡を入れていき、石にたどり着いたら、

 

 

その石を砕く訳です。

 

 

ただ人によっては、尿管が曲がっていて内視鏡が通らないという場合は、

 

 

そこにステントを設置して、再手術という事になったり、

 

 

最悪は、内視鏡を通した時に尿管を突き破ってしまい、尿がお腹の中に漏れ、

 

 

腹膜炎で死亡する可能性もあると言うのです。

 

 

つまり、私は死ぬ可能性もあったという手術でした。(1%以下だそうですが)

 


1%以下とはいえ、死ぬ可能性もあるのか。と思いながら部屋に戻ると、

 

 

はす向かいの鶴田の部屋から、テレビの音が小さく漏れ聞こえます。

 

 

ボリュームを小さくして聞いているのです。

 

 

「なるほど、そんな手があったのか。」

 

 

てか、ダメだろう。イヤホン使わなきゃ!!!

 

 

しかも、小さい音の方が余計気になるのだ。

 

 

今日から、お前は、テレビマンと呼ぶ事にしよう。

 

 


大部屋に入院する場合、やはり今一番気になるのは、新型コロナだ。

 

 

つい、隣は大丈夫か、はす向かいの人は大丈夫か、

 

 

トイレですれ違った人は大丈夫かと疑心暗鬼になってしまう。

 

 

実は入院した時に、ここ6階までエレベーターで来るのだが、

 

 

私がボタンを押したら、車椅子を引いて2人が後ろに並んだのだ。

 

 

そしてエレベーターが来たのだが、私はその二人を先に乗せ、

 

 

私は次のエレベーターに乗ったという用心のしようだった。

 

 

 


そんな時だった。

 

 

斜め前の前田さんの所に、看護婦さんが来ていて熱と血圧を測っていると、

 

 

突然、看護婦さんが、

 

 

「あら、前田さん、

 

 微熱があるわね。 37度5分。

 

 寒気は無い?

 

 シビれは無い?」と言っているではないか。

 

 


まさか、前田、新型コロナか!!!

 

 

やばいぞ、もし前田が新型コロナなら、この大部屋危ないぞ。

 

 


まだ、微熱か。

 

 

しかし、用心に越したことは、前田は要注意人物だ。

 

 


そうこうしていると、午後6時になり、夕食が運ばれてきた。

 

 

白飯と、ツナのサラダと、豆腐ハンバーグだ。

 

 

量は成人にはやや少なく感じるが、味はまずまず美味しい。

 


明日は手術だ、歯を磨いてうがいをして、早めに寝よう。

 

 

病院の消灯は早い。

 

 

午後9時には、部屋の明かりは消える。

 

 

 


さあ、寝るか。と思ったその瞬間だった。

 

 

隣から「ガオー!」という声が・・・・

 

 

「な、なんだぁ!!」

 

 


隣の遠藤のイビキだ!!!

 

 


それはまるで、猛獣のトドだ。

 

 

「大部屋は、これがあったかぁ!!!」

 

 

これはたまったもんじゃねぇな。

 

 

寝れない。

 

 

よっぽど、ナースコールを押して、看護師さん言ってやりたかった。

 

 

「すみませ~ん。

 

 隣で、トド飼ってませんか?」

 


しかし、勇気の無い私には、言えなかった。

 

 

 

この時、改めて気が付いた。

 

 

それは、入院で必要だった4つの意外な物の、2つ目。

 

 

そう、耳栓である。

 

結局、手術前の大事なこの日、正味30分程度しか寝れなかった。

 

 

みんな、トドのせいだ。

 

 

今日から、お前は遠藤じゃななく、トドと呼ぼう。

 


翌朝、6時、看護師さん全員の体温を血圧を測りに来る。

 

 

すると、前田さんの所にいた看護師さんが、

 

 

「あら、39度。」と言っているではないか!!

 

 


「ぜっていコロナだ。」

 

 

「やばいよ、やばいよ。」

 

 

「コロナ確定だな。 PCR検査だ、PCR検査、

 

 

 早く前田を隔離しろ、」とよっぽど叫びたかったが、

 

 

担当の看護師さんは、意外と冷静なのである。

 

 

「解熱剤出しましょうね。」とか悠長な事を言っているのだ。

 

 


「いやいやいや、 昨日微熱で、今日39度って、

 

 

 コロナでしょ。ぜっていコロナでしょう。」

 

 


今日から、お前を、コロナ前田と呼ぼう。気をつけなきゃ。

 

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