気合の伝染
今60代のご夫婦の家創りをしている。
プランを説明して図面をお渡ししてから1週間後に2回目の打ち合せをした。
家創りは初めてだとおっしゃるのにこの1週間で図面を読みくだいておられて感心した。
新たな要望をお聞きすると何度も図面を見て今の自分の生活を見つめ直し、新しい家での生活を想像し、考えていらっしゃることがひしひしと伝わってくる。
「高田さーーん。
家のことが気なって仕事が手につかないのよー。」
そうでしょう。そうでしょう。
いただいた箇条書きの要望を見ればわかります。
お施主さんの目を見ればわかります。
いくつになっても家創りは楽しくて夢がある。
施主の気合は設計者に伝わり設計者の気合は現場に伝わる。
これってすごく大切なこと。
yumily
日本酒bar agape
暗い店内で浮きださせたかったのはくの字に曲がったまっ白い人造大理石のカウンター。
照明がうまく効果を出してくれた。
カウンターは小口にテーパーをとり(先を斜めにカットすること)薄く華奢にシャープに見せた。
こだわったのはトイレ。
狭い店内でトイレの存在を消したかった。
格子の壁をLに配置。
この壁にトイレの扉とクロークの扉が隠れている。
取手もつまみもない。
丁番も隠れている。
「ママー。トイレどこー?」
「ママー。トイレどうやって入るのー?」という酔っ払いさんの声が聞こえてきそう。(笑)
現場とも何回も打ち合わせを重ねた苦労したところ。
現場も頑張ってくれてうまく出来た。
日本酒bar agape
床 パインOS塗装クリア仕上げ
壁 ビニールクロス
天井 ビニールクロス
カウンター 人造大理石(ABC)
ボトル棚 木工事 扉 ポリ合板(アイカ) カウンター 集成材OS塗装クリア仕上げ
照明 ウシオスペックス 小泉産業 ダイコー
手洗器 アドバン
水栓 カクダイ
オープン未定(ママのきまぐれ)
世のため人のため
今、高齢者のグループホームの設計をしている。
GHを設計するのは初めてなこともあり
今日以前勤めていた設計事務所の先生が経験あるからと資料を送ってくれた。
この先生は
「世のため人のためになる仕事をしないといけません。」
というのが口癖。
若いときから何回も聞かされていたけどそのころは意味がよくわからなかった。
施主のためにいい仕事をするというのならわかるけど世のため人のためだなんて古くさくて大げさだ・・・。
と私はいつも心の中で半分笑いながら思っていた。
その頃の私は目の前のことしか見えてなかった。
最近先生の言われてる意味がやっとわかるようになった。
そして世のため人のためになる仕事をしたいと思うようになった。
社会の中の建築の意義ということを考えるようになった。
今日の先生からのメールにもやはりこのことが書いてあった。
というかこのことは毎回書いてある。(笑)
yumily
ワッと、ワット。【Luxe:リュクス】
あかりさやん(http://www.akariya.jp/index.html
)主催の手づくり「オリジナル ペンダント ライト」の展示会「ワッと、ワット。」をのぞいてみた。
プロアマクリエイター41組の創造性豊かな作品が並んでいた。
楽しい!!
発想の豊かさ遊びごころはさすがクリエイター&デザイナーだ。
彼らたちが楽しみながらそしてまじめに作ったことがどの作品からも伝わってくる。
彼らたちのエネルギーのシャワーが降り注ぐ。
日がかげりはじめた頃の、やわらかい灯りがぽっ ぽっ とついたり消えたりする様は幻想的だ。
純粋なエネルギーの集ったピュアな空間に居る心地よさ。
Sapoさん(Vihno Azul/広島)のギターのBGMがさらに夢心地を誘う。
ガラスの外は家路を急ぐ人たちや車が走る日常の夕暮れの風景が過ぎていた。
ガラス一枚で隔たれた異空間の中からそんな現実の景色を見ているとなんとも不思議な気持になり
このギャップな感をひとり楽しんだ。
吉村順三建築展
吉村順三建築展(東京藝術大学大学美術館)
吉村設計事務所の図面の原図と模型が並んでいた。
どの住宅の図面(1950~1970頃)からも古さを感じさせない。
住宅の基本がここにあるような気がした。
「建築家として、もっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。
日暮れどき、一件の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときではあるまいか」吉村順三.1965
『建築のオニ』と呼ばれていた人のこの言葉の前に立ち、何度も読み返した。
あたりまえの基本の中の基本に熱くなった。
yumily
広島市現代美術館
今日は仕事の合間をぬって比治山の現代美術館へ。
最終入館時間ぎりぎりにすべり込む。(16時30分←早いよ)
『収蔵作品展2005-Ⅱ ハレの日、美術館にて』
思いがけぬ作品と出会えた。
岡本太郎の「若い夢」
先日NHKで岡本太郎の番組見て、この作品、見てみたいなあと思ってた。
ここにあったのか・・・!
こういう思いがけぬ作品とひょっこり出会えるのも美術館へ行く楽しみのひとつ。
この作品はかわいらしく愛らしく未来を感じる。
目が希望に満ちている。
「若い夢」という名前にぴったり。
テレビでは岡本太郎さん、気迫に満ちた顔して作品作ってた。
あのこわいような迫力でこういうほのぼのとした作品が出来るんだ・・・・!
今日の本命はイサム・ノグチの「広島の原爆死没者慰霊碑模型」。
やっと会えた!
葉山の美術館にあるものは地下部分もあるけれどここは地上部分だけの模型だ。
サイズ80(H)×149.9(w)×493.5(D)(センチ) 1/5スケール。
1/5!? 大きい!!
想像してたものよりはるかに大きかった・・・!!
しばし想像の中へ入る。
模型を5倍にして平和公園へ持って行ってみる。
慰霊碑の前に立ってみる。
見上げてみる。
ずっと下がって100メートル道路から見てみる。
ここから見るバランスは大切。
資料館のピロティの先にある慰霊碑とその先にある原爆ドームをまっすぐ見る。
ドームは見えるのか・・?
・・・・・・!!!
うーーーーーーーーん・・・・。
大きい・・・・・!!








