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祝成人

いわさきちひろ


今日は成人式
自分のときを振り返る。
10代から20代になるとき、30代40代を迎えたときのどのときよりも抵抗があったことを覚えている。


子どもたちよ
大人になることを恐れたり、嫌になってはいけない。
夢を持ち素敵な大人になるんだよーー!!


私たち大人は子どもたちに夢を与える素敵な生き方を見せなくてはいけない。

大人にしかできないこともあり
大人だからわかることもあり
大人の世界は奥深く、若いときとは違う楽しいことや喜びがたくさんあるよ
ということを教えるのも大人の大切な仕事。


「大人になること」

ひとは若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。
けれど私は自分をふりかえってみて娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。
(中略)
生活をささえている両親の苦労はさほどわからず、何でも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼なことをしても気付かず、なにごとにも付和雷同をしていました。
(中略)
もちろん今の私がもうりっぱになってしまっているといっているのではありません。
だけどあのころよりはましになっていると思っています。。そのまだましになったというようになるまでに私は20年以上も地道な苦労をしたのです。失敗を重ね冷や汗をかいて、少しづつ少しづつものがわかりかけてきているのです。
なんで昔に戻れましょう。
(中略)
今の私は自分のわかいときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫が大切で、半身不随の母にできるだけのことがしたいのです。これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることだと思います。」

いわさきちひろ(1972年)


いわさきちひろ おすすめBOOK 「ちひろの世界」松本猛 松本由理子著

イサム・ノグチ2

おすすめBOOK


イサム・ノグチ 「イサム・ノグチ」ドウス昌代著


ドウス昌代さんはNHK「日曜美術館」でイサム・ノグチの解説者として出演されていた。
その時に語られた彼女の熱い言葉はイサム・ノグチに興味のあった私に更なる好奇心を湧かせた。
イサム・ノグチの波乱万丈の生涯が書かれている。
当初の関心事は原爆慰霊碑のことだったのだか、彼の情熱的な生き様に惹きこまれた。
アメリカ人と日本人の血が流れていることの苦悩が彼の人生のさまざまなことろにある。
そして彼は常に絶賛されていた芸術家ではなく、その時々で、今の時代にこんなことははあり得ないのではないかと思わせるような辛辣な評も受けている。
(平和公園はさむイサム・ノグチデザインのふたつの橋も同じく)

イサム・ノグチが慰霊碑案を作ることになった経緯からなぜ不採用になったのかが詳しく書かれていて私の好奇心は充たされた。

イサム・ノグチはピース・センター・プロジェクトの設計者の丹下健三から依頼を受ける。
このことを彼は
「広島原爆慰霊碑報酬とは論外な人間としての責任と義務からの利他主義に徹した仕事にしたかった。人類が犯した罪の償いを象徴する仕事に外国人とはいえ日米の血が流れる自分が参加することへの複雑な強い渇望を感じた」
と言っている。
丹下研究室で模型を創っている彼を丹下氏は「なにかにとりつかれた人のようだった」と表現している。
彼が精魂こめてこの作品に力を注いでいるのが伝わってくる。

彼は慰霊碑を「エネルギーの集中」としての造形ととらえ黒御影の「平和の門」を考案した。
半円型の古墳のような印象の輪郭で遠方にはドームが浮かび上がる。
地上の倍の深さの地下部分がありここは祈念の場で死没者名簿の安置所だった。

この模型をテレビで見てから私もこの慰霊碑案にとりつかれてしまった。

今の慰霊碑とは印象があまりに違う。
重いずっしりとした威圧感のあるものだ。

100m道路を通るたび資料館のピロティを通して見える慰霊碑そしてその軸線上にある原爆ドームを見ながら、この慰霊碑が建っていたら・・・と思いをめぐらせる。

今広島市の現代美術館の常設展示でこの模型が見れる。(1/29まで)
是非とも見たい。


「私がやりたいのは彫刻制作そのものではない。私が求めるのは、あらゆるものが彫刻である世界なのだ」

イサム・ノグチ


yumily today

2006.1.6



庭のシクラメン



今日は工務店と飲食店の打合せ。
年末からかかっていたデザインがやっと完了して見積りに入る。

  コンセプトは「臓物」
  ファサードはレバーで店内壁面は毛細血管・・・。


担当者は「は?」('o')
ぷぷぷっ(≧m≦)
予想とおりの反応。


ホルモンがメインのお店なのだ。
「臓物」という言葉はグロテスクなのだけどきれいなインテリアをデザインしたつもり。

担当者にあーでこうでと説明するとカン良くすぐに私のやりたいイメージをわかってくれてノってきた。

担当者に設計意図を掴んでもらえると最後まで非常にうまくいく。
さらにプランにノってくれると予想以上のものが出来上がる。
図面に書ききれない微妙なニュアンスで仕上がりが大きく変わることがあるのだ。
現場担当者と設計者の関係は重要だといつも感じる。


実は今回はデザインも金額も競合。
安く良いデザインをしたところが契約できるという厳しい条件。

プレゼン力がモノを言う。
さて、どうやってこの美しい「臓物」を伝えようか・・・。

デザインしてるときは産みの苦しみ。
でもプレゼン方法を考えるのはわくわくの楽しい時。
竣工時の姿を思い浮かべまたまたいつもの自分の世界に酔っぱらう。(笑)




BUT
2週間後にはへしゃげた日記を書いてるかも・・・(笑)


ニューイヤーコンサート

2006.1.5


駅前福屋の本屋さんへ行こうとエスカレーターをあがっていたらホールで「ニューイヤーコンサート」のアナウンス。
「上 野 眞 樹さんのバイオリンと吉野妙さんのピアノ・・・・」
え?!私の大好きなお二人だ!
あわててエスカレーターをUターン。

上 野 眞 樹さん(http://ueno.ratsbane.net/)
ドイツ各地のコンサートマスター、
広島交響楽団コンサートマスターを勤められた後今はフリーで活動されているヴァイオリニスト。
コンサートでは音楽の楽しさを教えてくださる。
音楽をこよなく愛する上野さんのお話は深くて優しくて楽しい。

吉野妙さんは縁あってプロになられる前からずーーーっと応援しているピアニスト。
(http://6718.teacup.com/taeyoshino/bbs)(http://red.ap.teacup.com/taeyoshino/)
デンマークに留学される直前の小さなホームコンサートのお手伝いをしたのがきっかけで今も蔭ながら応援させてもらってる。
観音のアウディでピアノを弾かれてる彼女を見かけた人がいらっしゃるかも・・・。
初めて聴いた彼女のピアノはピュアでキュートだった。
でも留学から帰ってこられてから聴いた彼女のピアノは力強くたくましくなっていた。
今日聴いたピアノはまたさらに深くなられていてそして彼女自身がとても輝いていてまぶしかった。
頑張っている人は素敵だ。
もっともっと応援したくなる。

今日の最後の演奏の「美しき青きドナウ」
目をつむって聴いてるとヨーロッパの古いお城の舞踏会へ行ったような気持ちになりワルツを踊りたくなってくる。(踊ったことないけど・・・)

ほんの短い現実離れした素敵なひととき。
魂だけが福屋のホールからヨーロッパの舞踏会へ出掛けてた。

音楽って素晴しい!!


上野さんと妙さん

お2人の次回演奏会のお知らせ

「バッハ・モーツァルト全6回連続演奏会」
第1回コンサート
日      モーツァルト生誕記念日2006年1月27日(金)
時間     18:30開演
場所     聖ラファエル教会
        広島市南区段原4-2-3 Tel082-506-0111
プログラム バッハ:無伴奏ソナタ第一番
        モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタKV301
        ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第一番
チケット   3000円

問い合わせ 082-294-0398(上野)

西麻布CO-HOUSE

2005.12.18

住宅21戸と店舗3区画のコーポラティブハウス「西麻布CO-HOUSE」の見学会へ参加。


建設地は借地上に老朽化が進んだ木造住宅や店舗併用住宅が建ち並んでいたところ。
個別で建替えるには費用の問題や借地・底地といった権利関係の複雑さがあった。
地権者が土地を活用しながら権利関係を整理し、この馴染んだ土地に住み続け、今まで同様営業を続け、同時に地域の再生に貢献するために
共同建替えとコーポラティブ方式の組み合せの手法で事業がおこなわれることになった。

3つの基本コンセプト

1 外部周辺の変化に左右されずに敷地内で住環境を確保する。

2 街なみづくりに積極的に参加する。

3 自由度ある住空間を可能にする。


基本設計の中のあちらこちらに「良い住環境」を確保しようとする配慮や工夫が見える。
住環境がここまで考慮されてるものを新鮮だと感じてしまう収支最優先の集合住宅が多い悲しい日本の現状。
これも住民たちが主役になり住まいと住環境を創るというコーポラティブだから出来ることではないか。
  
中でも印象的なのは
道路沿いに2メートルの歩道状空地を設けてあること。
建て込んだ廻りの環境のなかでゆとりの空間となっている。
そこは植栽がされ、道はピンコロ石が敷き詰められ、きちんとそして美しく創られていた。
ここの空間はコーポラティブハウスの一部であると同時にまちの一部。
感じられるゆとりと心地よさは住民たちだけのものではなくまちにとってもそうであるわけで、これを共有している。
西麻布CO-HOUSEがまちに潤いを与え、
まちの人たちにもまちづくりの意識を与えているのではないかと想像した。



西麻布CO-HOUSE

私はこのコーポラティブから企画者であり設計者の強いポリシーを感じるのだ。
地権者や参加者たちもはじめから住環境に対する意識があったとは思えない。
それは住まいや環境そしてまちとの関わり合いについての勉強会や検討会が何度もされた結果であろう。
そして大切なことはきちんと掴み、このコンセプトを曲げることなく、理想のかたちで竣工に至っていることに尊敬の念を抱く。


企画コーディネートはNPOとしとまちづくり研究会。
としまち研のコーポラティブはまちづくりなのだということを見せられた。


としまち研はこういう理想のかたまりのようなことを現実にする。
ここの活動はいつも
夢のようなことだって実現するのだということを私に教えてくれる。



西麻布CO-HOUSE  

西麻布CO-HOUSE

事業主体    西麻布CO-HOUSE建設組合

コーディネート NPO都市住宅とまちづくり研究会・(株)すばる建設企画

設計      (株)本間總合建築

施工者 (株)間組東京支店
敷地面積    579.14㎡
建物概要    鉄筋コンクリート造
        地下1階地上8階建て
        住戸21戸店舗3区画駐車場4台
延床面積    1,999.32㎡
容積率      約260%
適用制度    都心共同住宅供給事業
事業期間    建設組合設立 平成16年 8月
       引渡し  入居 平成17年 12月      

2006年今年の一文字

2006年の今年の一文字は「美」。

   美しいものを見る


   美しいものを聴く


   美しいものに触れる


   美しい言葉を使う


   美しい姿勢でいる


    ・・・・etc etc



   そして 

   美しいものを創る


去年
私のつかった言葉をH21の山上氏から「それは高田さんらしくない」
と言われたことがあった。
そのときはっとし、それから美しい言葉を使おうと意識するようになった。
そんなこともあり、
今年は迷わず「美」にしようと決めていた。

法隆寺宝物殿



今年の一文字を年賀状で見た親友からメール。
「化粧品にお金がかかる年になりそうですね」

・・・・・・・!!!(-_-#)


yumily

賀正

             法隆寺宝物殿



新年おめでとうございます。

皆様良いお正月を過ごされましたか?

うちでは離れて暮らしている子どもたちが帰ってきて家族そろって新年を迎えました。
一緒に居るときはわからなかったけど、みんなが健康で集れるということに幸せを感じています。


私は仕事ばかりしていて家の世話をやかないのだけれど意外と家族好き。
家創りが好きなのも家族の絆に触れるのが好きだから。
仲の良い家族に出会うと俄然張り切ってしまう。
「家族仲良く幸せに暮らせる家創り」を目指して今年も頑張ります。


皆様にとって幸せな年になりますようお祈りしています。
今年もどうぞよろしくお願いします。


一級建築士事務所ユミリープランニング 高田由美

謹賀新年

  七福神  
   
新年おめでとうございます。
今年もHiroshima21をよろしくお願いします。
2006.1.1

今年の一文字

清水寺発表の今年の世相を表す一文字は「愛」。
久しぶりに明るい字。
でも今年を表わしているというよりも願望が強いかな?という印象。


私は年の初めにその年の自分に思いをこめて今年の一文字を決めている。
2005年は「磨」。

一年を振り返り「磨」の実感はない。
意識をした一年だったのに悲しいかな手ごたえはない・・・。



私はいつからか道に迷っていた。
順調で平穏な毎日なのにいつもどこか逃げ出したいような気持ちでいた。

それがいつからなのか、
長かったのか短かかったのかも
わからない。
迷いながらのろのろと進んでいたように思う。
そしてつい最近
道が見えてきた。
道が明るくなってきた。

暗い迷い道からやっと脱出した。


2004年の私の一文字は「脱」。
2005年の終わりに「脱」を感じる自分がいる。

今年の一文字はその年の終わりに結果がでるものではなく
いつかでるものなんだ。

今は実感のない「磨」もいつかつかめるときがくるはずだ。


そんなことを思いながら
来年の自分へ思いをこめて2006年の一文字を決めた。


2005.12.31 yumily


つらら    もうすぐ2006年。

イサムノグチ

先日、NHK日曜美術館の「イサムノグチ」を見た。
この夏に聴いた[広島原爆資料館と丹下健三氏」の講演会の中でイサムノグチ氏の原爆慰霊碑案を酷評されていてそれから気になる存在だった。
テレビでは広島市立現代美術館と神奈川県立近代美術館葉山にある模型を写していた。
それは黒くて重くて威圧感のあるものだった。
もしこれがあの平和公園にあったら・・・?
慰霊碑へのイサムノグチ氏の思いは・・・?

などと思いがめぐりはまってしまった。
「イサムノグチ」のDVDを見たらますますはまってしまい、
図書館でドウス昌代著の「イサムノグチ」を借りてきた。
休みに入ったらゆっくり読むつもり。


本
久しぶりに図書館へ行ったら魅力的な本が何冊もあり欲張って10冊も借りてしまった。
お正月は読書三昧。