西麻布CO-HOUSE | Hiroshima21 Blog

西麻布CO-HOUSE

2005.12.18

住宅21戸と店舗3区画のコーポラティブハウス「西麻布CO-HOUSE」の見学会へ参加。


建設地は借地上に老朽化が進んだ木造住宅や店舗併用住宅が建ち並んでいたところ。
個別で建替えるには費用の問題や借地・底地といった権利関係の複雑さがあった。
地権者が土地を活用しながら権利関係を整理し、この馴染んだ土地に住み続け、今まで同様営業を続け、同時に地域の再生に貢献するために
共同建替えとコーポラティブ方式の組み合せの手法で事業がおこなわれることになった。

3つの基本コンセプト

1 外部周辺の変化に左右されずに敷地内で住環境を確保する。

2 街なみづくりに積極的に参加する。

3 自由度ある住空間を可能にする。


基本設計の中のあちらこちらに「良い住環境」を確保しようとする配慮や工夫が見える。
住環境がここまで考慮されてるものを新鮮だと感じてしまう収支最優先の集合住宅が多い悲しい日本の現状。
これも住民たちが主役になり住まいと住環境を創るというコーポラティブだから出来ることではないか。
  
中でも印象的なのは
道路沿いに2メートルの歩道状空地を設けてあること。
建て込んだ廻りの環境のなかでゆとりの空間となっている。
そこは植栽がされ、道はピンコロ石が敷き詰められ、きちんとそして美しく創られていた。
ここの空間はコーポラティブハウスの一部であると同時にまちの一部。
感じられるゆとりと心地よさは住民たちだけのものではなくまちにとってもそうであるわけで、これを共有している。
西麻布CO-HOUSEがまちに潤いを与え、
まちの人たちにもまちづくりの意識を与えているのではないかと想像した。



西麻布CO-HOUSE

私はこのコーポラティブから企画者であり設計者の強いポリシーを感じるのだ。
地権者や参加者たちもはじめから住環境に対する意識があったとは思えない。
それは住まいや環境そしてまちとの関わり合いについての勉強会や検討会が何度もされた結果であろう。
そして大切なことはきちんと掴み、このコンセプトを曲げることなく、理想のかたちで竣工に至っていることに尊敬の念を抱く。


企画コーディネートはNPOとしとまちづくり研究会。
としまち研のコーポラティブはまちづくりなのだということを見せられた。


としまち研はこういう理想のかたまりのようなことを現実にする。
ここの活動はいつも
夢のようなことだって実現するのだということを私に教えてくれる。



西麻布CO-HOUSE  

西麻布CO-HOUSE

事業主体    西麻布CO-HOUSE建設組合

コーディネート NPO都市住宅とまちづくり研究会・(株)すばる建設企画

設計      (株)本間總合建築

施工者 (株)間組東京支店
敷地面積    579.14㎡
建物概要    鉄筋コンクリート造
        地下1階地上8階建て
        住戸21戸店舗3区画駐車場4台
延床面積    1,999.32㎡
容積率      約260%
適用制度    都心共同住宅供給事業
事業期間    建設組合設立 平成16年 8月
       引渡し  入居 平成17年 12月