今年も、RIMIさん企画のリヴァイ兵長生誕祭に参加いたします!
ただ、今回の内容は”生誕祭”向きなのか微妙…
とにかく私が興味を持っている内容で書かせていただきます。
112話「無知」リヴァイ兵長のらしくない命令違反の理由について
進撃ファンの皆様は、巨大樹の森でジークを拘束中に、兵長がザックレー暗殺を知らされ、
ピクシスがエレンを他の兵士に食わせようとしていると知ったときに、
躊躇なく命令に違反することを決めたことに違和感を感じなかったでしょうか?
上の命令など意に介さないように見えて、組織の取り決めに従順に従う人物だと描かれてきた兵長が、独断で命令違反を選んだ。
これ、初見から違和感がありました。
エレンを助けるために犠牲になった多くの仲間の死を無駄にしないための判断として描かれていますが、王政編で明確に描かれたように、エレンは単なる器であって、力は他の人物に移せます。
調査兵団には命の優先順位がある。
エレンは、ウォールマリア最終奪還作戦以前に調査兵団入りしているので、その後に加入した団員よりは兵長にとって大切でしょう。
でも、兵長はジークの脊髄液で巨人化した奪還作戦以後に移籍してきた部下に対しても情を持っている。
それでも、必要ならば切り捨てた。
兵長にとって、エレンだけが特別なんてことがあるでしょうか?
イェーガー派やヒストリアの犠牲はいとわなかったのに?
*アニメでは、ヒストリアに獣を継承させるというセリフは削除
エレンを守るために命を落とした仲間が大勢いるからこそ、エレンが特別だと考えるのは「サンクコストバイアス」に思えます。
サンクコストバイアスとは、すでに費やした時間・お金・労力(サンクコスト/埋没費用)を「もったいない」と感じ、将来的に損失が出ると分かっていても、その投資を惜しんで撤退できず、さらに続けてしまう非合理的な心理傾向のことです。
山で遭難する人にありがち
地下街で生死の狭間で生き延びた兵長も、非情な決断ができるエルヴィンもやらない判断基準
それでも尚、兵長がエレンを生かすために上層部の決定に逆らうことを選ぶとしたら、
それは調査兵団団長のハンジさんが、事前に上層部はエレンの巨人の力を他の兵士に移そうとするだろうと予見して
その上で阻止したいと兵長に話していた場合ではないでしょうか?
兵長は、組織の命令に従う人物ですが、従う組織はあくまでも調査兵団
ピクシス司令を尊重する気持ちはあるけど、憲兵団のことは最初から軽蔑しています。
団長であるハンジさんの意向を確認せずに、兵長が独断で上層部の命令に逆らうことは無いと思うのです。
この辺は、マーレ編以降のハンジさんの頭脳戦による活躍がないことに物足りなさを感じているため、ハンジは事前に予見していて欲しいという個人的な願望でもあるのですが…
ハンジさんのキャラは、アニメでかなりオリジナルの肉付けをされています。
最近、ショートストーリーズの1から5を読み返しましたが、先生はそれをショートストーリーズで修正しているように思う。
ショートストーリーズの1は、20巻(完全試合、勇者など)の付録
2は、21巻(白夜あたり)の付録です。
このタイミングで、ショートストーリーズ1の最初のエピソードが、兵長とモブリット
モブリットが、自分とハンジの間にはない信頼が、自分よりも付き合いの長いリヴァイとハンジにはあると感じる内容です。
進撃ファンの副読本として、ショートストーリーズはおススメ!
本編を補足すると思われる箇所に付箋を貼りまくって、受験の参考書みたいになったショートストーリーズw
本編で兵長の初登場シーンは3巻の「リヴァイ兵士長」
そこに一緒に初登場するのがハンジさん
そして、次にハンジさんが登場するのは、5巻の「イルゼの手帳」
ここでも、兵長とペアです。
諌山先生の脳内では、2人は最初からセットだったんだと思います。
そして、コミック版の「悔いなき選択」で、ハンジさんからリヴァイにかけた最初の言葉が「やぁ、見ていたよ!」
原作ラストの兵長からハンジさんへの言葉は「じゃあな、ハンジ。見ててくれ」
これがリンクしたのは偶然だと思うけど、兵長にとってのハンジさんは二人だけ生き延びた古参だったから大切だったわけではなく、最初から特別だったように思います。
兵長の回想の中で「あきれるほどおめでたい世界」を語ったのも、エルヴィンではなくハンジさんだと思う。
現実世界で、あきれるほどおめでたい世界の実現は無理だろうけど、誰もが程ほどに幸せな世界であって欲しい。




