横山信治氏の心に響く言葉より…


評価される人というのは、言葉を置き換えれば“魅力的な人”のことを指します。

魅力的な人になれば、最高の人脈と、最高の情報が手に入ります。

現代社会において、人脈と情報があれば、あなたの望みは自動的に叶います。


では、魅力的な人間になるには、どうすればいいのでしょうか。

これを見事に一言で表しているのが、私が尊敬する無能唱元先生の言葉、


「魅(み)は与(よ)によって生(しょう)じ、求(ぐ)によって滅(めっ)する」


この一言に尽きると思います。

与えるものは好かれ、求めるものは嫌われる、という意味です。

これが原理原則です。


ここで言う「与える」も「求める」もお金や物だけではありません。

若い頃の同期にNさんという男性がいました。

営業成績は悪くないのですが、自慢話が非常に多いのです。


新規契約を獲得した時の武勇伝を、飲み屋で30分も聞かされようものならこちらが閉口してしまいます。

同期ですから、むげにはしませんでしたが、なんとなく好きになれません。


1年後輩にI君という男性がいました。

いつもニコニコ笑っていて、私達の話を実によく聴いてくれます。

ただ聞くだけではなくうなづいてくれたり、笑ってくれたりします。

I君と一緒にいると楽しくなります。


さて、NさんとI君、どちらが魅力的ですか。

当然、I君が魅力的ですよね。

理由は、I君は「与える人」であり、Nさんは「求める人」だからです。


この場合のI君は私達に「自己重要感」を与えてくれました。

一方のNさんは、私達から「自己重要感」を奪い、自分の「自己重要感」を求めたのです。


「自己重要感」という言葉は聞き慣れないかもしれません。

「自己重要感」とは、「すべての人間は自分のことを高く評価して欲しいと熱望している」ということです。

与えるとは、相手の自己重要感を高める行為です。

求めるのはその逆です。


Nさんは自分の自己重要感を高めるために、自慢話をしました。

I君は相手の自己重要感を高めるために、人の話を聴いて肯定してくれました。

魅力的な人間になるのは、このようにとてもシンプルなのです。


抜群に評価される人の教科書 ~誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則~』ぱる出版





人は、誰もが自分の自己重要感を満たしたいと思っている。

それは自分の心の底にある、「自分は人より優れたものを持っている」「自分は価値ある存在である」「人から尊敬してもらいたい」という想い。


自己重要感を満たしてくれる人は、「いつもニコニコ笑って、自分をまるごと肯定し、認めてくれる人」、「話を最後までよく聞いてくれ、この人と話してよかったと感じさせてくれる人」、「心の底からほめてくれる人」、「感動したり驚いたりしてくれる人」等々…。

反対に人の自己重要感を奪う人は、「不機嫌な顔で、相手が間違っていると否定し、自説ばかりを主張する人」、「話をさえぎり、自分ばかりしゃべる人」、「けなしたり、意見ばかり言う人」、「いばったり、自慢話をして偉そうに振る舞う人」等々…。


「魅は与によって生じ、求によって滅する」

与えるものは、お金や物だけではない。

自分の自己重要感を高めてくれる人ほど、魅力的な人はいない。



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