僕らの食卓
最終回後編
豊くん穣くんのトレーナー着てるし 
「ごめんねー沢山食べさせちゃって」
「あのお鍋ね僕が妻に作った初めての料理なんだ」
「これ食べてる時に家族になりましょって言ったの」
「プロポーズって事ですか」
「うん。それで豊くんにも作ってあげようって思って」
「実花さん、穣、種、そんで豊くん」
これっておとう！豊を家族に招き入れるって事よね 
「ごはんってさ1人で食べてももちろん美味しいけど、誰かと一緒に食べる事って、それだけで特別な事だと思うんだよね」
「ほんとは実花さんともっと一緒にご飯食べたかった」
「あの」
「お父さんはどうやってそんな大切な人、お母さんとの別れを乗り越えたんですか」
「僕幼い時に両親を亡くしたんです。でもその時の記憶が残ってなくて」
「だから今人生で初めてすごく大切な人たちが出来たんです」
「その人たちを失ったらって考えたら怖いんです」
「どんな人にとって別れる日は必ず来るから」
「そのことを考えると怖くて耐えられないんです」
「だったらもう存在がこれ以上大きくならない前に離れた方がいいのかなって」
豊は小さい時に両親を亡くして、親戚のところに引き取られ不自由なく育てられ。
愛情はあったと思うけど、やっぱりあのお兄さんの豊に対する接し方は。。。
本当の愛を知らずに大人になって、人と距離を置いて生きてきて。
種ちゃんが橋渡しになって上田家と出会えて。
豊も穣と違った意味で”幸せ過ぎて怖い”って思ったんだろう。
「僕はね妻の事を全く乗り越えられていないんだよ。これっぽっちも」
「今でも妻が恋しくてのたうち回るし、こんなにつらいなら出会わなければ良かったって夜中に泣いたりする」
おとうそうだったの 
穣と種ちゃんを悲しませないように、不安にならないように、自分は明るくいこうって思ったんだろうね。
「でもねそれでも僕はいいと思ってるんだ」
「誰かを愛する事って、失う時の痛みも引き受けるってゆう事なんだよ。この痛みは妻を愛した証なんだ」
この言葉心にしみた。
愛する人を失うのは悲しいし寂しい。
でも必ず訪れることだから、引き受けなきゃならない。
「この痛みを味わえて僕は幸せなんだ」
この言葉を発せられるおとうはすごい。
「大丈夫だよ豊くん」
「君はひとりじゃない。穣と種に出会ってくれてありがとね」
静かに大泣きする豊がとても印象的で。
声を出さないのが豊だなって思った。
「別れの時には一緒に痛がろうぜ」
”一緒に泣こう”とか
”そばにいるから”でなくて
”一緒に痛がろう”
ってゆうのが余計に寄り添ってくれてる気がする。
こっそり聞いていた穣。
こっそり泣いてる姿に 
「ゆかたとお泊りだ」
「コラ電気消すぞ」
「お泊りすごいね」
「凄いね」
「歌うたって。絵本も読んで」
子供って誰かが自分ちでお泊りする時、すっごいテンション上がる。
私も昔、従弟んち泊まった時、従弟の子供がまだ小さかったから、めっちゃ喜ばれた。
3人だったから4人でお風呂に入って大変だった。
でも楽しかったなぁ。
あ～遠い昔。
このテンションの高さの表現力のくうがちゃんが凄いって思った。
「こーらもう子供は寝る時間」
「はーい」
「また明日遊ぼうね」
「うん」
「じゃあおやすみ」
「おやすみぃ」
「豊起きてる？」
「起きてるよ」
「そっちいってもいい？」
「いいよ」
いやもうほんとドキドキ 
「僕も話したいことがあったんだ。この間2人で遊びに行った時の事」
「穣の事が大事過ぎて臆病になっちゃった」
「そっか」
「オレも話したいことがある」
「何？」
「思い悩んだらオレに話してほしい」
「ふたりの事はふたりで考えたい」
「うん。ありがとう穣」
穣はきっと。
おとうが豊に話をしてくれた事、感謝してるとは思うけど、その胸の内を自分に話してくれなかった事寂しかったのかなぁって。
ちょっとおとうにやきもち焼いちゃったのかな。
そうゆうとこ穣くん可愛いんだよなぁ 
”僕はこの夜の事を一生忘れない”
心が通じ合って抱き合うところが、、、
なんかもうきゅんきゅんする 
いい言葉が見つからない。
今の言葉で言うと。
尊い 
”種くんの可愛い寝息を”
可愛い寝顔ではなくて、寝息ってところが、より愛の深さを感じてしまった
”こっそりつないだ穣の手の温かさを”
このシーン、お互いで繋いだのかなぁって思ってた。
三田先生のインスタで、豊がこっそり繋いだって知って余計に 
手を払った時の事考えたら、、、
ゆたかぁ
”それから僕が決心したことを”
「大畑さんこれよろしく」
「はーい」
「あれ穂積くだけた？てか明るくなった？」
「穂積くん、最近みんなとよくしゃべるよね？」
「知らなかったっすか？」
「別に気づいてたし」
「穂積に嫌われてるんじゃねーか」
「嫌われてないし、むしろ好かれてるし」
やだーこの人可愛い。
みんないい人ばっかじゃん。
豊良かったね 
そっこー返事返してたね 
もしかしてあれからお兄ちゃんとメールの交換しだしたのかな 
「先生さようなら」
「さようなら種くん」
「ゆかたぁ兄ちゃん」
「種くんおかえり」
「ゆかただゆかただ」
「はしゃぐな！はしゃぐな」
そりゃ嬉しいよね種ちゃん 
大好きな兄ちゃんと、ゆかたが二人揃って迎えに来てくれてるんだもん 
「今日のご飯はなーに？」
「今日はね種くんの好きなやつにしよーか」
「じゃあねうーん、、、あれ食べたい爆弾」
「じゃあ今日爆弾にしようか」
「うん」
「種くんこのお兄ちゃんだーれ」
「えーと・・・ぼくは」
「ゆかた！種の家族だよ」
そっこーに種ちゃんが「家族だよ」って
「家族？」
「うん」
「そうじゃないだろ豊は」
「ううん僕は家族だよ」
「種くんとこれからも仲良くしてね」
「うん」
「豊今のって、、、」
「穣」
「これからもこうしてずっと一緒にいよ。一緒にご飯を食べて、ずっと一緒に生きて行こ」
「はーい」
たねちゃーん 
「なんでお前が返事すんだよ」
「あはは」
「あれ！あれ！あれ！穣が泣いちゃったよ。たねくーん」
「うふふふ」
「泣いてねーよ」
ふたりして穣をいじってます 
「ほら見て」
「なんだその顔」
「泣いてないから」
あ～もう
幸せ 幸せ 幸せ
幸せな家族が完成しました
おとうも入れて4人の幸せ家族が完成しました
”これがこれからも続いて、僕らの食卓”
大好きな 
僕らの食卓
終わってしまいました
原作者の三田先生、監督の石橋監督・飯塚監督・上村監督、脚本、技術スタッフ。
オープニング主題歌 Beverlyさん ♪アンダンテに砂時計
エンディング主題歌 上野⼤樹さん ♪遠い国
素晴らしい作品を送り出していただいてありがとうございます 
そしてそんな素晴らしい作品に色付けをしたキャストの皆さま 
このキャストだったからこそ、こんなに心にぶっささったんだと 
この件についてはまた後日あつくるしく語ろうと思います 
本当に皆さまお疲れ様でした
ありがとうございました 
でもまだスピンオフが放送されるんですよね 
ティーバーで配信してくれるのだろうか 
円盤発売はもちろん嬉しいけど、やっぱりみんなが見ることのできるテレビ放送をお願いします 
