
ところで
普段は意識して読書後の感想(めいたもの)を書いていますが、実は今年もCDをそれなりの枚数購入しております。
前半はそれほどでしたが、11月以降自分の好きなバンドや聴いてみたいバンドや歌手のCDが多くて困った瞬間もありましたが、欲望にまかせて次々買ってしまいました。
何度か感想(めいたもの)を書こうとしてみましたが、猛烈に下手なものになるに違いないと思うと怖くて、今年は行動できませんでした。
…と言う訳で(?)聴いた回数が多かったのは宇多田ヒカル『BADモード』でした。
ちなみに、ベタかもしれませんが、個人的に一番好きなのは「One Last Kiss」、
次に好きなのは「君に夢中」です。
そして、聴いた回数云々は別にして、個人的に一番印象に残ったアルバムはMARBLE SOUNDS『MARBLE SOUNDS』です。
個人的に好きなのは「Quiet」です。
なお、『MARBLE SOUNDS』は聴いていただき、気に入っていただければ嬉しい限りです。
『その昔、N市では』

マリー・ルイーゼ・カシュニッツ『その昔、N市では カシュニッツ短編傑作選』(酒寄進一訳、東京創元社)を読みました。
この本に収められている15篇の小説はどれも本当に「短篇小説だ!」と言ってしまいたいぐらい(あくまで僕基準ですが…。)の短さで、1篇の小説の中で裏切られたり悲しかったり呆然となったりと心がかなり動かされました。
個人的には、語り手の主人公が間違えて乗ってしまった船の行き先が怖い「船の話」、ある人物に部屋を貸した女性に起こる出来事を描く「いいですよ、わたしの天使」が特に印象に残りました。
また、奇妙な殺人事件について語られる「精霊トゥンシュ」、存在自体が気になって仕方なくなる「ロック鳥」、表題作であるコロナ禍の現在にも通じるだろう「その昔、N市では」が個人的な次点(?)でした。
しかし、(随分傲慢ですが)読者に読んでいる途中で「怖い怖い怖い…」と呟かせたり(「船の話」)、最後に絶望的な気分に陥らせて歎息させる(「いいですよ、わたしの天使」)とは、改めて小説と言うのは凄い物ですね…。






