米国永住権【私の内観#18】 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

米国永住権【私の内観#18】

 

 

こんにちは、斎藤宏幸です。

 

【私の内観】と題して過去の振り返りを配信していきます。

 

 

前回、長女と2人で富士登山 1回目【私の内観#10】からの続き

 

 

 

次女がまだ0歳のとき、別居生活を始めました。

 

たまに週末など日帰りで帰ったりしましたが、あまり長居しないようにしていました。なぜなら、すぐに喧嘩が始まってしまうからです。

 

まだ4歳の長女は、自分が家を出るとき、いつも泣いていました。

 

後ろ髪をひかれるようにして家を出て、しばらくしてまた、戻ってくるという生活が続きました。

 

以前、家族でハワイ旅行をしたことがあり、そのとき、将来はハワイに住みたいな、と思いました。

 

一人暮らしを始めたので身軽になった自分は、ハワイへの移住を具体的に実行しようと思いました。

 

ビザの問題があるので色々調べると、永住権が抽選で当たるというのを知りました。

 

早速応募してみると、見事当選。

 

このとき家族4人で応募したので、4人とも当選しました。

 

まだ、このときは、正式に離婚していなかったので、家族で応募したのです。

 

妻にメールすると、よかったね、と返事。

 

しかし、その後、予防注射を何本も打ったりしなくてはならず、妻は面倒くさがっていました。

 

私は永住権などいらない、と言ったり。

 

それもそのはず。

 

妻は、仕事をしているので、その仕事をやめて米国に移住することなど、リスクを取ろうとしなかったのです。

また、認知症の母親と同居していたので、その母を置いて米国にいくという選択を取ろうとしませんでした。

 

なぜなら、それまで散々自分とやりあって、母親を施設に預けることなどできない、と言い張っていたからです。

 

とりあえず、米国大使館での面接までは付き合ってくれたので、しばらくして4枚のグリーンカードが届きました。

 

自分は、すでに米国に住んでいたので、そのまま永住権はキープできましたが、妻と子供の永住権を維持するには、また費用と手続きが必要でした。

 

日本に住み続ける場合、何もしないで放っておくと、米国の永住権は失効してしまうからです。

 

妻はいらないというので、それはいいとしても、娘2人の永住権は維持したいと、自分は主張しました。

 

将来、娘たちが高校生や大学生になるときに、留学したいというかもしれないので、そのときに、永住権があったほうがいいと思ったからです。

 

費用も手続きも自分でするからと言いましたが、妻は全く受け付けず。

 

このときは、離婚するしないと言い合っていた時期でしたので、将来、娘たちが、母親を置いて自分が住む米国に留学することなど認めたくなかったのかもしれません。

 

結局何も手続きもせず、その後何年も米国へ入国しませんでした。

 

 

それから8年後の今年の夏休み、妻と娘たちが米国に遊びに来ました。入国審査のとき、別室に連れて行かれるかと思ってビクビクした、と元妻は言っていましたが、観光ビザで無事入国。

 

そして、観光地巡りをして日本に帰る日の前日、来年高校生になる長女は、「米国に今すぐ留学したい」と言いました。

 

次回、長女の小学校入学式【私の内観#21】に続きます。

 

 

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