長女誕生【私の内観#15】 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

長女誕生【私の内観#15】

 

 

こんにちは、斎藤宏幸です。

 

【私の内観】と題して過去の振り返りを配信していきます。

 

 

妻のサポート【私の内観#27】からの続き

 

 

結婚してからなかなか子供ができませんでした。

 

どちらかに問題があるのかわからず、不妊治療を受けようかと妻と話していた矢先に、妊娠しました。

 

妻の年齢が30代後半ということもあり、妻は、近くにあった周産期母子センターで産むことに決めました。

 

周産期母子センターとは、出産前後における、高度な医療を対象とした産科と新生児科が合わさった医療施設です。

 

自分は、自宅で出産することを強く望みました。

 

なぜ、自宅出産を望んだかというと、陣痛促進剤の弊害を知っていたからです。陣痛促進剤とは、なかなか陣痛が起きない人のために投与される薬ですが、その薬には当然副作用がり、その害が怖かったからです。

 

昔のサリドマイド児のように奇形児が生まれる訳ではないのですが、色々な害があるので、病院出産は避けたかったのです。

 

でも、病院で出産したからと言って、陣痛促進剤が必ず投与される訳ではないじゃないの?

と思う人もいるかもしれません。

 

しかし、実態は、ほとんどの場合、投与されてしまいます。また、帝王切開というのも流行りです。

 

自分が子供のころは、帝王切開で出産するとうのは、よほど危険な状況でないと行われないケースでした。

でも今では、当たり前のように行われています。

 

帝王切開も、色々な弊害があります。

 

この話をしだすと止まらなくなるので、ここではしませんが、陣痛促進剤にしろ帝王切開にしろ、母子の都合ではなく病院側の都合で行われているのです。

 

自分は、自宅出産を希望したのは、このような理由です。しかし、妻はなにそれ?と言った感じで、聞く耳を持ってくれませんでした。

 

あなたも、おそらく自宅出産には反対でしょう。

 

大多数の人は、妊娠したら病院で出産することを選択します。

 

そのほかの選択があることを考えません。

 

 

妻は仕事をしており、満員電車で通勤するのも大変なので、妻の職場の近くにアパートを借りて引っ越すことにしました。

なぜそこまでするのかというと、以前、流産したことがあったので、大事をとったのです。

 

産前産後休暇が、6週間と8週間あったので、出産予定日から逆算して6週間前から休暇をとりました。

 

それと同時期に、自分は、その近くで仕事を見つけて働き始めました。その職場では、「もう産まれたの?」と毎日のように聞かれました。

 

妻が妊娠中、なぜ、男は出産できないの?と悩んだこともありました。これは男女不平等だ、と。

 

9月後半に、妻が破水したというので車で病院に向かいました。病院についた妻は、余裕の様子。本当に破水したの?という感じでした。

 

そのまま入院しましたが、なかなか陣痛が起きず、陣痛促進剤を投与することに。そして、無痛分娩で産むことを希望していたので、脊髄から麻酔を投与して下半身麻痺の状態で出産に臨みました。

 

そして、陣痛の頻度が強くなったので、もうすぐ産まれそうという連絡を病院から受けて、急いで車で向かいました。

 

時間に間に合い、出産に立ち会うことができました。

 

赤ちゃんが妻の子宮から出てきて、「オギャー」っと泣いたとき、なんとも言えない不思議な感覚を覚えました。

 

「本当に自分が父親になっていいのだろうか」と。

 

感動と戸惑いの中、待望の出産。

 

女の子でした。

 

妊娠中、男の子か女の子かを、あえて事前に聞かないことにしていたので、産まれてから初めて女の子とわかりました。

 

産まれたばかりの赤ちゃんは、消毒のために別室に連れて行かれるのではなく、母親の胸の中でしばらく抱っこされていました。

 

その病院は、カンガルー出産を奨励していたのです。

 

10ヶ月の間、母親のお腹の中ですくすく育った赤ちゃんは、子宮を通って外の世界に出てきてすぐに、母親と抱っこ。

 

母子の絆が深まる瞬間でした。

 

パパとママの所に産まれてきてくれてありがとう。

 

 

次回、娘の成長が楽しみだった幸せな日々【私の内観#28】に続きます。

 

 

 

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