パパ、行かないで【私の内観#3】 | 子供と離れて暮らす親の心の悩みを軽くしたい

パパ、行かないで【私の内観#3】

 

 

こんにちは、斎藤宏幸です。

 

【私の内観】と題して過去の振り返りを配信していきます。

 

 

自分の胎内記憶【私の内観#22】からの続き

 

 

 

まだ小学生にならないころ、3歳くらいだったと思いますが、祖父母の住む田舎に数ヶ月間、一人で預けられたことがありました。理由は、母親が病気で入院していたからだったと思います。

 

近所に年が近い従兄弟が住んでいて、仲良く遊びました。夜は、おばあちゃんの隣に布団敷いて寝ましたが、寝る前に横になりながら、毎晩絵本を読んでくれました。

 

ある日、父親が自分の様子を見に田舎に訪ねてきました。久しぶりに父親に会えたので、嬉しくて仕方がありませんでした。

 

でも父親は仕事があるので、すぐに帰らなくてはなりません。

 

「パパ、行かないで」といって、自分は駄々を言いました。

 

父親も困ってしまい、昼寝しようといって自分を寝かしつけました。まだ3歳くらいなので、昼寝の習慣があったのです。

 

自分はそのままウトウトと寝てしまいましたが、しばらくして目がさめると、そばにいた父親はいません。周りを探し回りましたが、どこにもいません。

 

おばあちゃんに、「パパはどこいったの?」と聞くと、「もう帰ったよ」と答えました。

 

自分は、悲しくなり、大声で泣きました。

 

あまりにも泣き続けるので、そばにいたおばあちゃんも困っていたほどです。

 

パパっ子だった自分は、父親と離れて暮らすのがとても寂しかったのでしょう。

 

今度は、親となった自分が、娘に対して同じようなことを繰返すこととなります。

 

その話は、また後ほど。

 

次回、土砂降りの雨の中、自転車で帰ってきた時の母の優しさ【内観#1】

に続きます。

 

 

 

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