パパ大好き、ずっと一緒だよ【私の内観#4】
こんにちは、斎藤宏幸です。
【私の内観】と題して過去の振り返りを配信していきます。
前回、勝どきでの一人暮らし【私の内観#30】からの続き
娘がまだ4歳ごろ、別居することにしました。時々週末など家に帰ってきましたが、すぐに家を出ると言う日々を過ごしていました。
別居の理由は、妻の母親との同居が原因です。義理の母は認知症の要介護認定を受けており、毎日デイサービスに通っていました。
毎日、送迎がきて、ゲームをしたり友達とおしゃべりしたりと、義母はデイサービスに行くのが楽しみなようでした。
週に一日だけデイサービスを休む日がありましたが、休みの日も義母は出かける用意をして、送迎の車が来るのを待っていました。
そして、今日は休みだと知ると、残念そうな暗い表情になりました。
よほど、デイサービスに行くのが楽しかったのでしょう。
そこでは、デイサービスだけではなく長期滞在もできるのですが、妻はそれはかわいそうと行って施設に預けることをせずに、同居することにしてました。
自分は、いつも義母のことで妻と喧嘩をしてました。精神的にも限界を感じたので、別居することにしたのです。
ある時、ボイスメッセージが自分の携帯に入っているのに気づき、再生してみると次のメッセージが残っていました。
「パパ大好き、ずっとずっと一緒だよ。絶対、離さないからね」
娘がいつの間にか録音していたのです。
このメッセージを聞いたら、涙が止まりませんでした。
「ごめんね、ごめんね、バカなパパでごめんね」と泣きながら繰り返していました。
かつて、自分がまだ3歳くらいの頃、親と離れて暮らしていた時期に、たまに会った父親がまたいなくなってしまった時、大泣きに泣いたことがありました。
父親になった自分は、かつて自分が経験した辛いことを娘に対してしてしまったのです。
次回、パパ、スキー教えて【私の内観6】に続きます。
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