塾の送り迎え【私の内観#2】
こんにちは、斎藤宏幸です。
【私の内観】と題して過去の振り返りを配信していきます。
土砂降りの雨の中、自転車で帰ってきた時の母の優しさ【私の内観#1】からの続き
小学低学年の時、学習塾に通わせてもらいました。ただ、そこは歩いて行くには遠いので、親が一緒に送り迎えしてくれました。
主に父親が車で送迎してくれたのですが、平日の午後、学校が終わってからという時間帯ですので、今から思うとよく送迎してくれたなと思います。
米国では、子供の学校や塾やクラブ活動に、親が車で送迎するのは当たり前ですが、公共の交通機関の発達している日本で、平日の午後に父親が車で送迎してくれるというのは、あまりなかったと思います。
ある時、その塾のテストを父親が見つけました。とても悪い点数で親にも見せられないような成績だったのですが、それを見た父親は、がっくりと肩を落としていました。
はっきりと覚えていませんが、そのテストはミニテストのようなもので、それほど重要視するものではなかったと思うのですが、父親のがっくりと落ち込んでいる後ろ姿は印象的に覚えています。
その後、いつものように車で送り迎えしてもらっている時、父親が言いました。
「もう無理に塾に行かなくていいよ。」と。
父親としては平日の午後、仕事の合間を時間調整して、子供のために塾の送迎をしていました。家計的にも苦しい時代でしたので、その月謝も負担になっていたと思います。
そんな無理をしてまでも、子供のために親が塾に通わせてくれていたのです。
しかし、悪い点数のテストを見て、おそらくこう考えたのでしょう。あいつは、勉強したくないのだろう。やる気もないのに親が無理に行かせるのもかわいそうだ、と。
自分としては、当時、その塾に通うのが嫌だとか楽しいとかいう感情は、よく覚えていません。どちらでもなかったと思います。ただ、新しいことを学ぶのは新鮮でした。
その日を最後に、父親が送迎してくれることもなくなり、自然と塾に行かなくなりました。
次回、そろばん教室【私の内観#31】に続く
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