インシテミル[★★★☆]
映画化されるということで本屋で押されていたので読んでみました。
ストーリーとしては、莫大な報酬で集められた男女が密室に閉じ込められある実験に参加させられる。それは、人は金のために殺し合いをするのか‥‥。密室にはいろんな仕掛けがあり、メンバーには独りに一つづつ武器が渡される。
まあ、正直使い古された設定のおはなしでした。特に斬新な部分があるわけでもなかったのですが、展開のテンポとわかりやすい人物設定のおかげかするすると読むことはできました。まあ、映画化するにはいいかなと。
この手の物語の場合、舞台設定の異常さはある程度のファンタジーとして納得することはできるのですが、その分登場人物の行動に合理性がないと一気にうそっぽくなるんですよね。この本の場合は、ぎりぎり合理性を保っているかなと、ただ、ラスト部分はだいぶこじつけが多くていまいちでしたね。まあ、そこまでのスピード感で一気にゴールしちゃった感じですかね。やっぱりこの手の話はラストが難しいんだろうなあ。結局アガサクリスティは超えられないということなのか。
ストーリーとしては、莫大な報酬で集められた男女が密室に閉じ込められある実験に参加させられる。それは、人は金のために殺し合いをするのか‥‥。密室にはいろんな仕掛けがあり、メンバーには独りに一つづつ武器が渡される。
まあ、正直使い古された設定のおはなしでした。特に斬新な部分があるわけでもなかったのですが、展開のテンポとわかりやすい人物設定のおかげかするすると読むことはできました。まあ、映画化するにはいいかなと。
この手の物語の場合、舞台設定の異常さはある程度のファンタジーとして納得することはできるのですが、その分登場人物の行動に合理性がないと一気にうそっぽくなるんですよね。この本の場合は、ぎりぎり合理性を保っているかなと、ただ、ラスト部分はだいぶこじつけが多くていまいちでしたね。まあ、そこまでのスピード感で一気にゴールしちゃった感じですかね。やっぱりこの手の話はラストが難しいんだろうなあ。結局アガサクリスティは超えられないということなのか。
契約[★★★★]
「戦慄のラストに、あなたはきっと震える」という帯に惹かれて買ってみましたが、最近こんな売り文句多いんですよね。「最後の1行で驚きのどんでん返し」とか、「読み終わった後あなたはもう一度最初から読み直したくなる」とか言うの。本当にそのとおりだったことはほとんどないし、そういうのはストーリーそのものよりもテクニック(叙述トリック)が売りという本が多いので、そこにいたるストーリーが稚拙なのが多いんですよね。
で、本書ですが、特に戦慄のラストではなかったですね。展開はそれなりに面白くするすると詠み進めることはできるのですが、まあ、偏った思想の本だなと。要はシンデレラが意地悪な継母や姉を苛め抜くというわけで、なんかただでさえ世間が病んでいるのにわざわざこんな本書かなくてもって感じでした。
で、本書ですが、特に戦慄のラストではなかったですね。展開はそれなりに面白くするすると詠み進めることはできるのですが、まあ、偏った思想の本だなと。要はシンデレラが意地悪な継母や姉を苛め抜くというわけで、なんかただでさえ世間が病んでいるのにわざわざこんな本書かなくてもって感じでした。
桜田門外ノ変[★★★☆]
休日ということで、久しぶりにぷらっと映画館行っきました。
見てきたのは桜田門外ノ変。今年は時代劇映画が非常に多いのですが、その中でもひときわ地味な一品です。
で、主役は地味な主役やらせたらこの人か伊藤敦史かという大沢たかお。
坂本竜馬ブームな今年に時代設定的にはマッチしているのですが、竜馬は出てこないんですよねえ。
ま、そんなわけで映画館行っても客は少ないうえ、平均年齢が異常に高い。
内容としては、井伊直弼暗殺(っていうには堂々とやってるんだけど)シーンから始まって、そこにいたるまでの流れと暗殺後の逃亡シーンを交互に勧めていくという感じで、唯一の派手なシーンが最初に終わってしまうというまあ、ハリウッドではありえない展開。基本的には、井伊直弼も水戸藩士も国の将来を思ったうえでの行動であり正義/悪という概念はないということなんですが、せりふ的にはそうなんですが、いかんせん井伊直弼が悪人顔すぎ。また、水戸藩士も暗殺は成功するが、その後がぼろぼろ。本当に井伊直弼を殺す意味があったのかがわからない。なんともカタルシスのない結末なんですが、でも、あまりにも不器用で、まっすぐな武士は見事に描かれていたかなと。人生経験が豊富な人じゃないと楽しめない映画でしたね。
見てきたのは桜田門外ノ変。今年は時代劇映画が非常に多いのですが、その中でもひときわ地味な一品です。
で、主役は地味な主役やらせたらこの人か伊藤敦史かという大沢たかお。
坂本竜馬ブームな今年に時代設定的にはマッチしているのですが、竜馬は出てこないんですよねえ。
ま、そんなわけで映画館行っても客は少ないうえ、平均年齢が異常に高い。
内容としては、井伊直弼暗殺(っていうには堂々とやってるんだけど)シーンから始まって、そこにいたるまでの流れと暗殺後の逃亡シーンを交互に勧めていくという感じで、唯一の派手なシーンが最初に終わってしまうというまあ、ハリウッドではありえない展開。基本的には、井伊直弼も水戸藩士も国の将来を思ったうえでの行動であり正義/悪という概念はないということなんですが、せりふ的にはそうなんですが、いかんせん井伊直弼が悪人顔すぎ。また、水戸藩士も暗殺は成功するが、その後がぼろぼろ。本当に井伊直弼を殺す意味があったのかがわからない。なんともカタルシスのない結末なんですが、でも、あまりにも不器用で、まっすぐな武士は見事に描かれていたかなと。人生経験が豊富な人じゃないと楽しめない映画でしたね。
てんぷら高七[★★★★★]
本日は友人とふらふらと東京をぶらついてきました。で、早稲田で食事をしようということになり、携帯で調べてまずは、うなぎやに行こうと思っていってみると‥‥30分待ち。ということで、断念して比較的近くにあるてんぷらや二位って着ました。で、いってみたら明治17年創業とかいう由緒あるお店でしたが、14時くらいになっていたこともあり、スムーズに入れました。で、頼んだのはてんぷら定食かき揚げ付き。1800円くらいでまあ、安くはないですが、そんなに馬鹿高くはないという値段ですが、これが絶品。特に驚いたのがきゅうりのてんぷら。あったかいきゅうりというのがそもそも食べないので、不安いっぱいで食べてみたのですが、これがとてもきゅうりとは思えないくらいおいしかったです。外はさくっと、中はジューシーでほんのり甘い果汁が出てくるというような感じで、なんともいえないおいしさでした。ほかのお店では出てくるのは聞いたことがないですが、ちょっとありえなくらいおいしい一品で、きゅうりの印象が思いっきり変わってしまいました。で、加えてその後出てくるかき揚げがまたすばらしく、具が大きく衣がさっくりしていて割り箸で苦もなく切り分けられるので、塩や天露つけてご飯と食べるともう最高。しかもご飯自体もこれまでにないおいしさでどこにも欠点のないてんぷら定食でした。ぜひまたいって今度はアナゴ天や天茶なんかも食べたいです。
Aチーム[★★★]
結構前に見たんですが、何しろ懐かしかったです。小学生のころよくテレビで見ていたドラマの映画化ということで、やはり注目点はどこまで再現しているか。ということで、登場人物はほぼ完璧。ストーリーはドラマ版とは直接リンクしていないということで、時代も変わっているのでしょうがないかなあという感じですが、ちょっと無理があるかなと。(Aチームメンバーが無茶するのはお約束なのでいいのですが、それ以外の設定がちょっと現代にマッチしていないかなと)まあ、その辺はそもそも余り期待はしていなかったのでどうでもいいのですが、残念だったのは、主役がフェイスだったということ。本来ハンニバルがすべき計画立案をなぜかフェイスが‥‥。まあ、顔のよさでいったらそりゃフェイスが一番なのは当然ですが、いまさら女性人気を当てにする映画でもないでしょうに。あと、もうちょっとドラマ版を前面に出してもよかったのに。テーマソングにしてもどんどん使えばよいし、いっそ舞台もベトナム戦争後のままでよかったのに。
絶望ブランコ[★★★★]
非常に面白く最後まで一気に読んでしまいましたが、まあ、救いのない話です。社会から隔絶されたサーカスで育ち、家庭も崩壊、生きていくのがやっとどころか生きていく希望も見失う。そんな中で唯一残った生きていく目的にしがみつく兄弟。正しい生き方ではないが、精一杯生きていながらすれ違っている兄弟。まさに小説だからこそ楽しめるお話でした。
使命と魂のリミット[★★★★☆]
東野圭吾の新刊ということで楽しみに読んだのですが、なんですかねえ、海堂尊に影響でもされたんでしょうか?これまでとはちょっと毛色の変わったストーリーでしたね。とはいえ、やはり面白いです。複数の事件が重なり合って進行し、最後にひとつに集約されていく。さすがの手腕でした。最近流行の医療者と言うこともあり、東野圭吾初心者向けの入門書としてもよいのではないかなという感じです。
6時間後に君は死ぬ[★★★☆]
予知能力を持った主人公がかかわる事件についての短編集ということで‥‥、まあストーリー展開は悪くないし、読みやすいんですが、なんかどこかで見たような感じのお話。最後まで読んで気がついたのは筒井康隆の七瀬
三部作に設定・展開が似てるんですよね。当然、七瀬三部作より質は低い感じ。まあ、読書の初心者とか、ドラマ化とかには向いているのかな。
三部作に設定・展開が似てるんですよね。当然、七瀬三部作より質は低い感じ。まあ、読書の初心者とか、ドラマ化とかには向いているのかな。
借りぐらしのアリエッティ[★★★★]
今日の午後は会社サボって映画見てきました。
いや、会社サボってみる映画はいいですね。
まあ、時期がじきなので、あまり新作の映画はなかったので、まだまだ上映しているジブリ映画を見てきました。さすがにこの時期で昼間だと客は少ないだろうなあと思っていたらめっちゃ少なかったです。おかげでのびのび見れました。
で、内容のほうは、1件の家の中だけで展開するちょっとした不思議な物語ということで、まあ、仕事サボって昼間に見るにはぴったりでした。世界の危機もないし、殴り合いもないし、悪人もいないし。ストーリー自体は単純なものなので、特にどうということはないのですが、映像がすばらしいですね。小人視点での家の様子。庭の様子。たぶん冷静に考えると不自然なところがあるのでしょうけど、不思議と説得力のある描写がいいですね。アメリカのCG映画とは完全に別物のアニメーション映画ですね。久しぶりにジブリ映画を見たんですが、最近のジブリはこういう路線なのかなあ。大作ではないけど、個人的にはいい感じです。
いや、会社サボってみる映画はいいですね。
まあ、時期がじきなので、あまり新作の映画はなかったので、まだまだ上映しているジブリ映画を見てきました。さすがにこの時期で昼間だと客は少ないだろうなあと思っていたらめっちゃ少なかったです。おかげでのびのび見れました。
で、内容のほうは、1件の家の中だけで展開するちょっとした不思議な物語ということで、まあ、仕事サボって昼間に見るにはぴったりでした。世界の危機もないし、殴り合いもないし、悪人もいないし。ストーリー自体は単純なものなので、特にどうということはないのですが、映像がすばらしいですね。小人視点での家の様子。庭の様子。たぶん冷静に考えると不自然なところがあるのでしょうけど、不思議と説得力のある描写がいいですね。アメリカのCG映画とは完全に別物のアニメーション映画ですね。久しぶりにジブリ映画を見たんですが、最近のジブリはこういう路線なのかなあ。大作ではないけど、個人的にはいい感じです。
踊る大捜査線 The Move3[★★★]
見たのはだいぶ前なのですが、いまさらながらの更新です。
説明するまでもない大人気シリーズの第3弾ということで、期待して見に行ったのですが、ちょっとだめだめすぎでした。全体的な流れはいつもどおりなのですが、室井さんは偉くなりすぎて現場と絡まなくなっているし、レギュラーメンバーは年がたちすぎていまいちはじけた感じがだせてないし、変わりに入った新規メンバーにいたっては溶け込めてないし。犯罪自体もネットが舞台で展開していくので、青島君の熱血捜査もフィットしないし。まあ、これまでの総集編という感じで見る分にはいいですが、お金払って映画館で見るものではないですね。全体的にしまった感じがしないのはやっぱりいかりや長介さんがいないからなのかな。その分の役回りを別の人たちで分担しているんだろうけどどうもフィットしていないんですよね。まあ、シリーズ自体の賞味期限が切れてしまったということなのか。まあ、今回新しいキャラがたくさん入ったので、これで青島を切って新たなテレビドラマシリーズでも開始すればまた持ち直せるかな。それにしても内田由紀はかわいい。
説明するまでもない大人気シリーズの第3弾ということで、期待して見に行ったのですが、ちょっとだめだめすぎでした。全体的な流れはいつもどおりなのですが、室井さんは偉くなりすぎて現場と絡まなくなっているし、レギュラーメンバーは年がたちすぎていまいちはじけた感じがだせてないし、変わりに入った新規メンバーにいたっては溶け込めてないし。犯罪自体もネットが舞台で展開していくので、青島君の熱血捜査もフィットしないし。まあ、これまでの総集編という感じで見る分にはいいですが、お金払って映画館で見るものではないですね。全体的にしまった感じがしないのはやっぱりいかりや長介さんがいないからなのかな。その分の役回りを別の人たちで分担しているんだろうけどどうもフィットしていないんですよね。まあ、シリーズ自体の賞味期限が切れてしまったということなのか。まあ、今回新しいキャラがたくさん入ったので、これで青島を切って新たなテレビドラマシリーズでも開始すればまた持ち直せるかな。それにしても内田由紀はかわいい。