WEBエンジニア社長のブログ -31ページ目

サバンナとガラパゴス

最近、私は自転車で通勤している。片道約10kmである。
コースは2つあって、サバンナコースとガラパゴスコースだ。


サバンナコースは、大通りを走る。正確には9kmを25分で走る。平均時速22kmである。
多くの車が私の横を走り抜けていく。
バスも走っている。バス停で止まるため、抜いたり抜かれたりするときもあるし、うまく後ろをついていけることもある。バスの 後ろにつくことを他の車は避けるので、走りやすい。
当然トラックも走っている。大きな音を立てながら後ろから迫ってくるので時々怖い。
バイクも走っている。これも乱暴な運転で私の横をかすめていく場合がある。
自転車も走っている。風が強いときは時々後ろについて楽をさせてもらうこともある。
信号が多い。タイミングが悪いと1つおきに赤の場合がある。なので、できるだけ急いで青、青、青で行けるようにする。


このようにサバンナコースでは、私は環境に影響されながら、または利用しながら走っていくのである。
車と一緒に走るので危険を感じる。とても緊張する。
そのためマイペースで走ることは難しく、速度は少し速めである。



ガラパゴスコースは、主に多摩川の土手を走る。正確には10kmを35分で走る。平均時速17kmである。
Road_Tama1

土手では車もバイクも走っていない。通れるのは、人と自転車、小動物だけだ。
時々やたら速い自転車が私を追い越していくものの、人も自転車もまばらで、マイペースで走れる。
風景もなかなか良い。空を見たり、川の向こう岸を見たりしながら走る。
とてもすがすがしく気持ちが良い。
時々、横を走っている車の列が途絶え、シンとすることがある。虫の音、風の音、そして自分が自転車を漕ぐの音しか聞こえない。
当然緊張することはなく、のんびりとしたものだ。



サバンナは環境の変化が激しく、油断していると命を落とす。そのため、絶え間なく、早く進化・進歩する。その代わりゆっくりとはしていられない。
ガラパゴスは環境の変化、危険が少ない。とてもゆったりとした気分でいられる。今のままでいいので、進化・進歩することはない。



企業もこれらどちらかの環境に身を置いている。ほとんどがサバンナではないだろうか。サバンナを走り続けていると見も心も疲弊してしまう。時にはガラパゴスでのんびりしたいものだ。

サバンナの中でガラパゴスを見つけ出す。ブルオーシャンがそれではないだろうか。ブルーオーシャンは永続しないが、それを作り出した企業は心身ともにリフレッシュし、まもなくやってくるレッドオーシャンの到来に備えられる。レッドオーシャンを乗り切る力があれば、気づいたときにはまたブルーオーシャンに出ているかもしれない。


企業の体力をつけるためにもブルーオーシャンの絶え間ない開発は、永続性を実現する経営の勤めではないだろうか。

アメリカと日本の医療制度-アメリカの病院から


Guam FHP 顧客満足度

受付の近くには、縦1メートルくらいのポスターに、顧客満足度調査の結果と、今後の改善次項が掲載されていた。(右の写真)

このポスターでは前四半期が84.4%で、今四半期が85.5%の満足度であったことが示されている。


こういったところも日本とは違う。

確かにアメリカは皆保険ではないので、誰もが気軽に病院には行けない。多少の風は市販の薬で対処する。だから患者の数も少ないのかもしれない。

そう考えると、市販薬の認可もスムーズに行われないとならないし、薬に関するネガティブな情報もすぐに公開されなければならない。

とても合理的である。


また、一方で、時に病院に行く必要がある人も行けないのも事実だろうが、学べるところはあると思った。



日本は今、医療費を保険で賄うことが厳しく、保険料を年々上げている。
会社員の場合、給与天引きされるので、ほとんどの人が自分がいくら払っているのかわからない人も多いと思う。加入している健康保険により多少異なるが、月給50万円の人でだいたい年間20万円である。

医療機関にかかって支払う金額が10万円だとすると、保険に加入していてもしていなくても、年間支出は30万円である。

医療機関にかかって支払う金額は、普段、年間10万円もいかないので、使う金額よりも多く支払っていることになるだろう。(4人家族で、全員が毎月1回は病院に行って、2,000円支出すると年間で10万円に達する)

それでも足りないというのである。


根本的な対処を考える必要があるだろう。

日本の医療費を抑えるには、できるだけ病院に行かないで済むようにすることも必要であろう。それには処方箋なしで買える市販薬を増やす、薬に対する情報を公開し、教育も行うことであろう。


一方で、厚生労働省の医薬に対する認可が、厳しすぎるという声がある。一時期バイオベンチャーに投資資金が集まったことがあるが、いくら新薬を開発しても認可がおりないのではビジネスがなりたたない。そのためせっかく集まった資金も目減りし、開発が滞ることになってしまう。


ちなみに、保険の適用がされない出産で約50万円、差はあるだろうが、手術をして10日間ほど入院して、保険を適用せずに100万円程度だろう。

率直に思うのは、病気やけがをしたときに心配なのは、医療費よりも仕事をできなくなったときの生活保障費ではないだろうか。


海外旅行で子どもが病院にかかる (3/3)

前回の続き


原因がはっきりしないままにしておくのはよくないということで、病院の提案で、血液検査、尿検査、肺のレントゲンを取った。

肺炎の兆候がほんの少しあったものの、結果は重大な病気ではないようだということで、帰りに抗生物質を10日間分くらいもらった。


支払いを終わったのが18:00頃であった。日本では3時間待って3分の診察だと言われるが、ここでは3分待って3時間以上の診察であった。長かった。


さて、次の心配は支払である。

待合室には一人がけのソファー、娘のためにTVとDVD、複数の検査、丁寧な説明...これは高額な医療費が請求されるのではないかと心配した。

しかしながら、全部で310ドルであった。もし、日本だったらこれの3割負担であるから1万円である。2倍くらいは高いように思う。

でも、病院に来る前は10万円くらいはかかるだろうと覚悟してきたので、その程度で済んでよかったと思った。

しかしながら、往復のタクシー代 40ドル、予定していたツアーのキャンセル代 70ドル を加えるとおよそ4万5千円の出費であった。。。



実は、病院に行かなければならなくなったときに、アメリカの病院を経験できると、少しワクワクした。そういった経験としては適切な勉強代であった。

自分でも驚いたのは、英語のコミュニケーションで困ることはなかったことである。病院側が非常に親切であったし、働きながら英語力が鍛えられたと実感できた。


海外旅行で子どもが病院にかかる (2/3)

前回からの続き


名前からインスピレーションで「FHP Guam Medical Group」という病院を選択し、電話する。

英語の自動音声が最初に出て、「予約は1、薬は2、オペレーターは3」というように言われた。電話のボタンを押すと担当者が出た。


症状を説明し、0歳だが診てもらえるかなどを聞いた。
これから小児専門のサミーという医師を呼ぶから2:30に来られるかと言う。
移動にどのくらい時間がかかるかわからないので、ホテル名を告げると車で30分くらいだという。時間まで1時間ほどあったので行く約束をして電話を切った。


病院は広い敷地に診療科目ごとに1階建ての建物が3、4つあった。割ときれいであった。
その状況と名前から推測するに、内科、歯科、薬局などそれぞれの専門医らがグループを作っているのであろう。

Guam FHP

受付に行くとまず、日本の病院と同じように問診票を記入した。名前、連絡先、症状等を書く。
その中に「Primary Insurance」(1番目の保険)と「Secondary Insurance」(2番目の保険)を書く欄があったが、仕方が無いので「nothing」と書いた。
向こうもなれたもので、デボジットとして100ドルか、クレジットカードで認証すると言うので、クレジットカードを渡した。





間もなく診察室に通され、子どもの体温を測ると華氏103.5度である。40度近い。医師は「so high」と言い、あれこれ、アレルギーやこれまでの病歴、飲んでいる薬など、質問しながら診察した。息子は怖いらしく診察台の上で泣いていた。

診察が終了すると、サミーという医師とはここで別れ、別の医師に引き継がれた。サミーとの別れ際に長女はアニメのキャラクター Doraのシールをもらって大そう嬉しかったらしく、しばらく大事に持っていた。


息子は、点滴を打たれることになり、私達は専用の待合室で待った。その間、長女のためにテレビを持ってきてDVDのアニメを見せてくれた。DVDはもちろん英語で、娘には理解できず面白くなかったようだ。
2歳で日本語はまだカタコトしか話せないが、区別はつくようで、英語はまったくわからないので拒否していた。

だから私が通訳してあげたら、内容が理解できたようで、それなりに楽しんで見ていた。


(続く)

海外旅行で子どもが病院にかかる (1/3)

グアムで0歳8ヶ月の息子が高熱を出した。
恐らく、グアムに着いたその日に肌寒かったにも関わらず、プールに入れたのが悪かったのだろう。
時々ブルブルッとしていたが、大丈夫だろうと高をくくっていた。


2日目は、いつもだいたい起きているのに、ほとんど1日中寝ていた。慣れない旅行で疲れたのだろうと思っていたが、後で思えば具合が悪かったのだ。

Guam ぐったり

3日目は、午前中に街に出てそのときに、時々ベビーカーから出して抱っこした。その度に外気温が高いせいもあるが、それにしても体温が高いな、とは思っていた。

(右の写真は寝ているところ。でも後で思えば調子が悪くてグッタリしていたのだ。)


ホテルに戻り、体温計を借りて計ってみることにした。
そういえばアメリカは華氏を使っている、華氏と摂氏の変換がわからないので、あらかじめホテルの人に聞いた。華氏100度で摂氏38度だという。

さて、計ってみると、華氏100度を超えていた。


これはいけない。すぐさまクレジットカード会社に連絡をすることにした。旅行保険があるからだ。
しかし、事前に連絡先を調べる時間もなかったので電話番号がわからない。


カードを見ると日本の電話番号が書いてある。とりあえずそこに連絡すると、アメリカにいるんだったらロスに支店があるからそこに電話してくださいと言われる。ロスの電話番号を聞いて電話した。
ロスに電話して担当者に状況を話すと、そのカードはコーポレートカードのためか家族付帯保険がついていないから保険は使えないという。


「しまった、忙しさで確認を怠っていたのが悪かった」といってこのままにはしておけない。

今はお金の心配はしていられない、いくらかかっても仕方が無いから、大事に至らないように手を施すことが必要だ。
ということで、現地の病院をカード会社に2件紹介してもらった。


続く

これからの日本 知識・情報、つまり付加価値が鍵

先日、「アジア太平洋への新しい視界」と題した日総研フォーラムに参加してきた。


(以下、敬称略)
今回は第7回目であり、姜尚中(東京大学大学院情報学環教授)とアーサー M. ミッチェル(ホワイト&ケース外国法律事務弁護士事務所)をパネリストとして迎え、寺島実郎がコーディネーターを努め、さらに最後に総括講演を40分ほど行った。


さて、現在のままの日本では、世界的にその存在感を失いつつあることは確かであろう。国内の問題に気をとられ、世界への貢献が疎かになっているためと言える。
今後いかにして、世界へ貢献していくべきかを真剣に考えなければならない。

このフォーラムでの結論を始めに書くと、日本役割は次の3つに集約されるという。
1) 米国をアジアから孤立させない
2) 中国を責任ある国として国際社会に招き入れる
3) 日本の経済力に見合う情報力の増強
ということである。


次に、私なりの結論としては、資源が少ないので、日本は自給自足で成り立たせることは不可能であろう。
エネルギー問題、食糧問題、少子高齢化による労働力減少が進んでいる。
つまり、他国に頼らざるを得ない状況に変わりはない。
輸入してtakeするためには輸出 giveが必要である。そして何をgiveするかが重要な問題である。
急激にアジア諸国の労働コストが上昇しているものの、まだまだ労働生産性では日本に勝ち目はない。
付加価値で勝負するしかない。付加価値とは、情報や知識である。
情報や知識のgiveを通して、アジア諸国と連結・連合していくことを通して、その存在意義を見出していくことができるだろう。



事実として、円安とドル安が同時に進んでいる。
200年から、円は対ユーロ、対オーストラリアドルと対NZドルでは半減している。


世界のリーダーを自認してきた米国も、影響力が急速に低下している。世界の諸問題に積極的に関与してきたものの、イラク戦争は世界の反発が少なくないだけではなく、4,000人を超える米軍兵士が失われ、3兆ドル(J.E. Stiglitz推計による)を超える戦費は軍需景気を誘発することなく、浪費に終わると言われている。

さらに、米国政府はサブプライム問題に対して、資金の投入をせざるを得ない。

環境問題については経済を優先させる姿勢から京都議定書から離脱し、諸外国との関係に微妙な不協和音が聞こえる。


日本はというと、極東アジアに位置しながら、アジアよりも米国を中心とした西欧との関係を深めてきた。そのため、北朝鮮や中国は日本にとってのブラインドスポットとなっている。
これまで築き上げた米国との関係を維持しつつ、アジアとの関係をより強化していくことが必要であろう。


余談だが、私の個人的な経験において、ビジネスにおける習慣はアメリカ人とはよく肌が合う。しかし、中国人とマレーシア人とはなかなか難しい場合が多かった。これはほとんど文化の違いといってもよいであろう。その違いのために苦労した経験は非常に多い。文化は変えられないから、対立した部分でお互いが歩み寄ることはまずできない。求める結果は同じであるから、違う点は目をつむってお互いがやるべきことをやるしかない。
もちろん、ごくまれであるが、同じ考え、同じやり方を持つ人もいるので、そのような人たちと一緒に仕事をするときは、物事がスムーズに進む。


中国については多くが周知の通りである。
チベット問題、毒素含有量が多いなどの製品品質問題、著作権侵害の問題、環境問題が世界の反感を高めている。
北京オリンピックがネガティブに作用している。

WTOに加盟し、中国がいかに責任を果たしていくか注目を集めているが、隣国の成熟した国がどう振舞うかも注目される。


東京ディズニーランド コンテクストによる犠牲

この前東京ディズニーランドへ家族で行って来ました。
とても楽しく、感動を覚えた1日でした。



我が家の子ども達は始めて行ったのですが、スモールワールドが最も楽しかったようです。
あれから1ヶ月以上経った今も2歳の娘は「スモーワード行くの」と毎日言います。
また、スモールワールドの曲が流れると「あっ!」という顔をして、踊り始めたり、何度も聞きたいとせがみます。


ディズニーランドの楽しいところは、アトラクション(コンテンツ)そのものよりも、それを取り囲んでいるコンテクストです。
何か特別な場所で、特別な雰囲気で、特別な待遇を受けることを通して感情の高まりがおきます。
キャストによる演出だけではなく、そこへ行った私たちも演出に参加することでより楽しく、夢心地を得られます。



300円か500円のポップコーンでも、その容器を含めると1500円くらいで売れます。これだけを切り出して考えると非常に高いですが、コンテクストによりだれもそうは思いません。


しかしながら、1つだけ改善を要望したいことがあります。それは飲料水問題です。
飲料水を手早く入手できるよう、工夫をする必要があります。



当日は非常に暑く、園内を歩いているだけでも汗が出て、水分補給が欠かせませんでした。
それで、水をたくさん飲みたかったのですが500ミリリットルの水を買うだけでも10分前後かかるのです。
飲料水を求める10数人が常に列をなしており、1人のお客さんに1分くらいかかるのです。
挨拶から始まり、お客さんもストラップを買うか、ボトルケースを買うか、はたまたストローも付けるかあれこれやり取りするのです。また、それぞれ種類がありますからそこでも悩むわけです。


暑く、日陰もなく、日の下で10分以上も待っているのは結構しんどいものです。
その結果、買った飲料水もすぐに飲み干してしまい、また「あの列の最後尾に並ぶのか」と思ってみてみると先ほどよりも並んでいる人が増えており、さらにうんざりしてしまいました。



コンテクストが重要ですから、キャストもあまりにも手際よく水を右から左にパッパパッパと売るのも味気ないですから、工夫が必要だと思うのです。
私なら、飲料水のサーバーをたくさん設置してフリーで提供するのがよいと思います。
もちろん、今あるペットボトルの販売も継続します。


グアム家族旅行

7/8から45日の予定で米領のグアムに行ってきました。

ざっとグアムの感想を書きます。


妻と子どもたち(2歳と8ヶ月の2人)と行きましたが、家族にはうってつけの場所でしょう。
全体的な感想としては、食事がおいしい、日本より涼しい、雨が降る、海がきれい、治安が良い、飽きない、です。


成田空港までは車で行き、車は空港の駐車場に停めました。料金は9,900円(96120時間がこの料金)でした。
一般の駐車場で7,000円で、空港との間をバスで移動したり、稀でしょうが車に傷を付けられたりするといったトラブルを考えれば、金額にそれほど大きな差はないのでリスクと手間を回避してコストを取りました。


飛行機は搭乗から降りるまで約4時間、ぎりぎり我が家の子どもたちが耐えられる時間でした。ノースウェスト航空で、行きも帰りも非常口の近くの前に座席がないシートで広々として楽チンでした。また食事が少なめ(メインディッシュ、サラダ、デザートだけ)で、私たちにはちょうど良かったです。アルコールも有料(500円)だったため飲みませんでした。


ホテルはPICPacific Islands Club)。
56種類のプール、プライベートビーチ、テニスコートなどがあり飽きません。
また、タオル、ライフジャケット、ベンチ、水に浮くシート、カヌー、シュノーケル道具など借りるのは無料でいちいちお金の心配は要りません。

プライベートビーチはラグーンなので、波がまったくなく、深いところでも腰くらいで、子どもたちも比較的安全に遊べます。
珊瑚礁があり、67種類くらいの南国の魚がいっぱいいました。
水面の上からでも見え、「おちゃかな、おちゃかな」(お魚、お魚)と子どもも喜んでいました。


食事は毎晩大人2人分で100ドルくらいと高めでした。
ホテル内のブッフェ、バーベキュー、外のSamChoy's Restaurantを利用しました。
アメリカなので、あまり期待はしていませんでしたが、予想に反して食事はとてもおいしかったです。
これならもう少し長く滞在できるな、と思いました。


観光客は、韓国人が目立ちましたね。あと日本人、中国人(台湾人ではないかと個人的には思います)です。
多くがマナーがよく、それほどストレスを感じることはありませんでした。


天気は初日、2日目の午後が雨でした。気温も肌寒く感じました。日本の避暑地にちょうどよいと思いました。
ただし、雲がなくなると強い日差しが容赦なく肌を焼きます。サンオイルなしでは30分間でも要注意です。
晴れた日は町を30分歩いただけでも、体力の消耗が激しく、こまめな水分補給と休憩が欠かせません。


後で現地の観光新聞で確認したら、気候は次の通りらしいです。
12月が最も気温が低いが、通年で気温は27度くらい。
1~7月が乾季、712月が雨季。
・雨が降らない日はない、と言われるほどほぼ毎日雨が降る。



IQだけではダメだ-6・8 秋葉原での通り魔の読み方

IQの高さが人の能力の高さ、人の幸せを保証するものではないことは明らかだ。


しかしながら、IQや記憶力だけで判断しようとしているケースがないだろうか。

さらに深刻なことはEQの欠落による、人の心を踏みにじる行為が平然と行われることだ。


EQとは感情をコントロールする能力の高さを表す。

詳しくはダニエル・ゴールマン『EQ こころの知能指数』をお読みいただきたい。



さて、秋葉原の通り魔-殺人犯-は学校での勉強はよくできたらしいが、それが事実だとしても何の意味もない。社会の勉強、人間の勉強といった類のものは落第である。

それらは生まれたときから始まり、死ぬまで続ける勉強であろう。自分の言動が他人に与えた影響を知ることができる、他人の反応からどう対応したらいいか考え行動することができる、人の喜びや痛みに共感できる、そういった能力の開発である。


今の日本の学校の授業では取り扱わない内容である。学校ではほとんどがIQの開発だと言える。

EQの開発にもっともっとリソースを注ぐべきであろう。

価値への固執 - 私の価値は何か?

プロジェクトチームメンバーのAさん。ユーザーからの問い合わせの1次対応をしている。


1次対応とは、ユーザーから見た質問やトラブルに関する受付の窓口であり、回答してくれる人である。

1次対応で解決できないことは、分野ごとにさらに詳しい人に尋ね、得た回答をユーザーに伝えることである。だからユーザーの質問とその回答を理解しなければそれはできない。



さて、そのAさんは何をしているのかというと、ユーザーからの問い合わせ内容をExcelに書き込み、1つ1つ解決したかどうかを確認しているのである。これ自体は問題ない。

問題はその次である。


Aさん: 「この件、ユーザーに回答してくれますか。」と私にいった。
私: 「ん?何の件?」
Aさん: (ユーザーから送られてきたメールの内容を読み上げた。)
私: 「要はどういうことなの?」
Aさん: 「わかりません。メールにはこう書いています。」
私: 「。。。。。」
Aさんは、ただ単に、ユーザーの質問内容も理解せずに、文中にあるキーワードを元に2次対応に転送しているだけなのである。
「Aさんの価値はどこにあるの?自分の仕事の範囲をどこからどこまで規定しているの?」
Aさん: 「問い合わせをExcelに入力して進捗を管理しています。」


その後も観察していると、AさんはExcelに入力した1件1件の問い合わせに対して「Close」(解決済み)と入力することに自らの価値を置いているのである。

価値ある仕事だろうか。自己満足ではないだろうか。


目的は職務のレベルに応じて異なるが、Aさんの場合「ユーザーの疑問・質問・直面している問題を解決すること。自力で解決できない問題は適切な人に聞く。」ことが最低ラインの価値であろう。

それを少し引き上げれば「ユーザーが効果的、効率的にシステムを利用できるようにする」といったことも追加される。また別の立場の人であれば「ユーザーがシステムを利用することで、売上げにつながるヒントを得られるようにする」とか「価値の創造を促進する」、「売上げの成長率を高める」、「粗利の高い商売につなげる」といったことになろう。


この最低ラインは自分が決めることではない。今回の場合、プロジェクトチームのメンバーとユーザーが決める。自分は価値を引き上げる努力をしながら周囲の反応を確認することになる。

自分が出した成果のどこにユーザーが満足したのかを探る必要がある。


そのためには試行錯誤しながら自分自身の価値を明確なものにする努力が必要である。