高水山から小沢峠、大仁田山、成木尾根、七国山 | HIROのブログ

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趣味のブログです。気の向くままに山登りをしています。



2月9日(日)

東京都の最高峰、雲取山から東側、
埼玉県との都県境には長沢背稜から続く
山々が続いています。

過去に私はその都県境の稜線を
雲取山から小沢峠まで歩きました。
今回は未踏区間の
小沢峠から東側を歩こうと思います。

アプローチが容易な青梅線の軍畑駅から
スタートして
高水山から都県境尾根に
繋げて歩こうと思います。

今回の登山の予定は先週でしたが
先週は天気が悪く
予定を変更して
今週に持ち越しました。
ネットで最新の情報を調べると
コースにはほとんど雪は無さそうです。






始発電車に乗る為に

まだ真っ暗な時間に自宅を出ました。





いつもの始発電車です。





青梅線の軍畑駅に到着です。


私は3週間前にも

同じ時間に青梅線に乗っていて

青梅線の車内で夜が明けましたが

3週間前よりも

夜明けの時間が早くなっていました。

春が近づいているのを感じます。





支度を済ませて行動を開始しました。


最初の目的地は高水山です。





最初は線路沿いを歩きます。




しばらくは川沿いの車道を歩きます。

この辺りはウォーミングアップですね。


高水山は人気の山だけに

他に何組か登山者が歩いていました。











高源寺。




ここから山道になります。

ここでダウンジャケットを脱ぎました。




大きな砂防ダムの脇を登ります。




杉の樹林帯を歩きます。





しばらく歩くと稜線に出ました。

周囲の山が見えます。

あれは隣りの稜線の

永栗ノ峰方面ですね。




更に登っていきます。




階段を登ると




常福院に到着です。




登山の無事を祈念して

参拝していきます。




境内の日陰部分には雪が残っていました。

今回の登山で雪があったのは

この辺りだけでした。




今の天皇陛下が登られた記念碑がありました。




境内の裏側にはトイレもあります。




そこから少し登ると

高水山の山頂に到着です。

ここで小休止しました。



1年ぶりの高水山です。

前回は付近のマイナーピークも

併せて登りました。


その時の登山記録です。









木々の間から周囲の山々、関東平野が

見渡せました。




大岳山と御前山。






さて、今日も行程は長いので

腰を上げます。

私は成木バス停方面に向かいます。





コースの途中にあった岩。

字がかすれていましたが

マッターホルンの名が付けられていました。

確かに岩の尖り具合はマッターホルンですね。





どんどん下って行きます。





伐採された場所からは

これから向かう小沢峠、

都県境の稜線が見えます。




成木方面からの高水山の入り口の鳥居。








石仏の隣りの石碑に彫られた年号は

文政とあります。

江戸時代にあった元号ですね。

(1818〜1831年)




成木の集落に到着です。





高水山方面。




ここから小沢峠方面に向かいます。





小沢トンネル。

トンネルの手前の右側の脇道に入ります。





小沢トンネルの記念碑。




棒ノ嶺方面の登山道の入り口。




僅かな登りで小沢峠に到着です。


峠の呼び名は

「おざわとうげ」ではなく

「こさわとうげ」です。



私が小沢峠に来たのは40年ぶりです。

当時は所属していた部活の山行で訪れました。

その時の山行は棒ノ嶺から縦走したのですが

記憶が古過ぎて

小沢峠がどんな場所だったのか

全く覚えていませんでした。


今回小沢峠に再訪した感想は

樹林帯で眺めは無く

標識が無ければ気づかない

里山の小さな峠でした。





標識②




さて、ここからが今回の目的の

都県境尾根です。


この先は幾つも小さなピークを越えて行きます。





水準点。







ちょっと掠れていますが

採石場注意とあります。

これから向かうコースの

そこが核心部と思われます。





独標とあります。

地図には記載されていないピークです。




幾つかピークを越えた先が久方峠です。

麓の集落同士を結ぶ山道が交錯しています。






雲ノ峰に到着です。

なかなかいい名前のピークですが

樹林帯の中のピークなので

雲どころか木しか見えません。




ここも水準点がありました。




更に進んで行きます。




この辺りには熊が生息しています。

この先、成木尾根には

コース全般に熊の💩がありました。


この周辺の山々は登山者は少なく

小沢峠から先は麓に下山するまで

1人とすれ違っただけでした。


完全に熊のテリトリーなので

細心の注意を払って歩きたいものです。




次のピークが




大峰山です。






その先に分岐点があり

これから向かう都県境の稜線である

成木尾根は右側ですが

この先の大仁田山に寄り道します。





分岐点から僅かな距離で

大仁田山に到着です。





大仁田山は木々に囲まれた山頂ですが

一部分だけ開けていて

そこだけ眺めがありました。





三角点。




ベンチがあり小休止しました。




ここから飯能方面はいずれ歩こうと思っています。

この先に進むと唐竹橋のバス停に出ますが

唐竹は私の母の実家がある場所です。

車では何度も訪れていますが

その周囲の山は

意外と登っていません。

この辺りの山は

今後の課題ですね。






先ほどの分岐点まで戻り

安楽寺方面に向かいます。

ここから先が成木尾根です。







少し進むと丸屋の頂きに到着です。

この辺りの地区の最高地点のようです。

まだ新しい立派な石碑がありました。








更に進むと高圧線の鉄塔を通ります。




水の元(上分)

水口峠(成木)

とあります。

麓の集落によって呼び名が違うようです。



成木尾根は意外にも道標は幾つもあり

それなりに整備されたコースでした。






小ピークを越えます。






たどり着いた峠が




栂の元(上分)

黄楊峠(つげとうげ)(成木)


ここも集落によって呼び名が違うようです。




周囲には祠がありました。




側に馬頭観音もありました。




天狗松(上分)

とやはけ(成木)


こちらも集落によって名称が違います。

「とやはけ」とはどう言う意味だろうか?


登山詳細図には

「トヤハケ」

と、カタカタで表記されていました。





堂所。




ここで小休止しました。


この先はコースは都県境から少し外れます。

採石場があり、山レコの地図を見ると

コースは採石場を迂回していて

その迂回路は破線ルートになっています。

堂所から先が成木尾根の核心部でした。




採石場が見えてきました。

コースは採石場を迂回するように

なっています。

その迂回路が曲者で

足場が悪い滑りやすい急斜面があり

注意が必要です。

慎重に進めば問題無いレベルですが。





採石場は広く

今も山肌が削られています。

この辺りは、登山道のすぐ脇まで

削られていました。

今後も採石が進むと

更に登山コースが変わるかもしれません。


今日は日曜日なので

作業はお休みのようです。

少し前に出て撮影。




急斜面を過ぎると歩きやすい道になります。

迂回路は谷沿いを進みます。




ここでコースは右に曲がります。

 





鍾乳洞とありますが

どのような規模なのであろうか。

ちょっと気になりましたが

まだ先は長いので

寄らずに進みます。




写真の右側の山の

更に右側を迂回してきました。




私は道標の案内通りに進んだのですが

ここで山レコのコースから外れた

警告音が鳴りました。


このまま行けそうなので

警告は無視して

道標の指示通りに進みます。







採石場の敷地はかなり広いです。




この辺りで山レコのコースに復帰しました。





この後も小ピークが続きます。




この成木尾根コースは

成木アルプスと言う呼び名もあるようです。

確かに長い稜線ですね。


〇〇アルプスと言う呼び名は

私はあまり好きではありませんが。





更に進んで行きます。

成木尾根の後半は

なだらかな歩きやすいコースです。




向かって左側はゴルフ場です。




ここまで歩いてきた感想は

道標は幾つもあり

道もそれなりに整備されていて

そこまで不明瞭なコースではありませんが

成木尾根は山に慣れた人向きのコースですね。


この時期は薮も無く、蜘蛛の巣も無く

歩きやすいですが

夏場には歩きたくはないコースですね。

夏場に歩くと蜘蛛の巣まみれになりますね。






昔、この辺りで合戦があったのだろうか。





成木尾根の終点までもう少しです。





成木尾根の入り口にあった標識。





最後は畑の脇に出ました。








車道に出ました。






これが安楽寺です。




通りに出ると、すぐバス停です。




次のバスはまだ時間があります。


ここで山行を終了してもいいのですが

私はもう少し歩きたいです。


当初の予定通り七国山を目指します。




しばらく車道を歩きます。





ここから再び山道に入ります。








ここは登山と言うよりも丘陵歩きなので

少し登ると稜線に出ます。

平な歩きやすいコースです。

地元のが散歩をしていました。




ここから富士山が見えるようです。




逆光ですが

微かに富士山が見えました。




見覚えのある広場です。

ここはちょうど一年前に来ました。





その時の記録です。





広場から少し登ると




七国見晴台です。




三角点。





長居するまでもなく

下山を開始します。




麓の集落まで来ると

富士山の頭が見えました。




あとは車道を歩きます。





川沿い(霞川)の道を歩きます。

サギと鴨がいました。


霞川は入間川に合流して

その先で荒川に合流するので

荒川水系の河川ですね。

 






八高線の線路。

八高線は単線です。




金子駅に到着です。




駅前なのに賑わいは無く

寂しい駅前ですね。




ホームに到着。

電車は少し前に行ったばかりでした。

しばらくホームで電車を待ちます。









待つこと20分ほどで電車が来ました。

乗ってしまえば八王子までは近いですね。

八王子から横浜線に乗り継ぎ帰宅しました。




今回歩いたコース。


長いコースを歩いたので

長編のブログになりました。


高水山は初心者、家族向きの

ハイキングコースです。


小沢峠から先の成木尾根コースは

山に慣れた人向きのコースですね。