奥多摩・青梅駅から青梅丘陵、夕倉山経由で高水山へ | HIROのブログ

HIROのブログ

山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。



3月3日(日)


先週、確定申告を終えて
肩の荷が降りたところで
今週末は山に出かけました。


今回登った山は奥多摩の青梅の周辺の山です。
奥多摩の山は、若い頃から幾度も訪れていて
著名な山は大体登ったつもりでいましたが
改めて地図を見ると
まだ登っていない山、コースが
たくさんあります。


今回どのコースを歩くか迷いました。
この時期の奥多摩では標高が高めの山は
積雪が予想されるので避けたいです。
なので今回は標高が低めの山にしました。

里山であまり人が入らない山は
夏場はヤブが生い茂り
蜘蛛の巣まみれになり
色々な虫や蛇もいるので避けたいところです。
快適には登るにはこの時期がいいですね。

なので今回は一部バリルートも
歩きました。


季節はスギ花粉の時期ですが
それを気にしていたら
どこにもいけませんからね。
ティッシュを多めに持参しました。

前置きが長くなりましたが

登山は、現地に到着してからではなく

準備の段階で始まっています。

色々考えながら計画を練るのも

登山の楽しみですね。





まだ暗いうちに自宅を出発しました。




毎度利用している始発電車です。





八王子、立川と電車を乗り継いで

青梅駅に到着です。

今回は青梅駅がスタート地点です。


青梅線も幾度も利用していますが

青梅駅で下車したのは

今回初めてですね。




駅前の通りを歩きます。




市街地を外れて坂を登って行きます。

すると、消防車が私を追い抜いて

山を登っていきます。

その先で、消防車が消化訓練を行なっていました。

私はコースを通行できず

一度大きく下って迂回を強いられました。

タイミングが悪かったですね。



予定のコースに復帰して

先に進みます。

今回のコースの前半は

青梅丘陵、つまり青梅の市街地の裏山を歩きます。



青梅丘陵は地元の方の散歩コースになっています。

地元と思われる方が何人も歩いていました。





しばらく歩くと

休憩所がありました。

第一休憩所です。




関東平野が見渡せます。






案内板の通りに

筑波山も見えました。





ほとんど平坦なコースです。





ルートはピークを巻いていますが

私はなるべくピークを踏んでいきます。




そのピークが第二休憩所でした。




第二休憩所の少し先にあった建物は

宗教の施設のようです。




第三休憩所。




第四休憩所。





ここからは青梅の市街地が眺められます。





前衛の山の後ろに富士山が一部見えました。

今回の登山で唯一の富士山の眺めです。






次の休憩所は




矢倉台のピークでした。





更に先に進み案内板を見ると

ここから日光男体山が眺められるようですが




現在は木々が成長して

眺めはありませんでした。





次のピークが三方山。

眺めはいい訳ではなく

写真だけ撮って通過しました。




途中、開けた場所があり

奥多摩の山々が見渡せました。




左側のピークが大岳山ですね。



私が写真を撮っていると

背後からトレランの方が追い越して行きました。




次のピークがマスガタ山です。

落書きのような標識です。




物見山。





名郷峠。





次のピークが幸垣山です。

からかいさんと読みます。




戦国時代に山城があった場所で

付近には大きな岩が残っています。







その次のピークが雷電山です。

このコース、

大きなピークは無いですが

名称がついたピークがやたら多いですね。






雷電山からの眺め。

説明書を読むと武甲山が眺められるとありますが

この写真ではよくわかりません。




写真左側の一部を拡大しました。

写真中央が武甲山、

左側に続く稜線が子持山、大持山ですね。(多分)




この辺りから、軍畑駅から来たと思われる

団体様御一行が続々と登ってきます。

積雪の心配が少ない青梅丘陵は

この時期は格好のハイキングコースですね。







下りきった所に車道が横切っています。

ここが榎峠です。

ここでも団体様御一行とすれ違いました。


私はここから夕倉山方面に向かいます。

夕倉山方面に向かう登山者は私だけのようです。

ここからしばらくは車道を歩きます。








山レコの地図を見ると

この辺りから稜線に向けて

多くの足跡が付いています。

私はここから車道を外れて

山に入ります。

バリルートに突入ですね。

今回の登山の核心部です。




写真ではわかりにくいですが

かなりの急斜面です。

足もとも悪いです。

それほど長い登りではありませんが

この登りは体力の消耗が激しいです。

今回のコースで1番の難所ですね。



季節はスギ花粉の時期です。

足もとの草をかき分けて歩くと

花粉、ホコリが舞っているのがわかります。

この辺りで特に花粉を吸い込んだようで

それからしばらく

鼻とくしゃみが止まりませんでした。


それでも夏場の蜘蛛の巣まみれになって

歩くよりはマシですね。





しばらく登ると、地形が尾根状になっていました。

先ほどよりも幾分歩きやすくなりました。



そして稜線に出ると

明瞭な踏み跡がありました。





踏み跡をしばらくたどると

夕倉山の山頂に到着です。


夕倉山でランチにしようと思っていましたが

意外にも山頂には先客がいました。

なので写真だけ撮って通過しました。








三角点。





夕倉山を後にして次に向かいます。

しばらくは稜線を歩きます。




痩せ尾根地帯。



このブログは登山詳細図を見て

地名を確認しながら書いています。


コース上に茗荷峠がありますが

気付かずに通り過ぎていました。






381mのピークには

ノボリオイゾネの名前が付いていました。




ここが松ノ木峠であろうか。

石碑がありました。

お墓かと思いましたが

良く見ると馬頭観音でした。




石碑をよく見ると

安政の年号が刻まれていました。

安政は幕末の頃の年号ですね。





こちらは天保の年号です。

天保も江戸時代後期の年号です。






急坂を登ります。

ロープが張られていました。




急坂を登りきると

大指山の山頂に到着です。




山頂標識その②




この辺りはスギの樹林帯で

眺めはありません。




下りきった所が

旧伏木峠です。

ここは山レコの地図を見ると

稜線を直登するコースと

伏木峠へ迂回するコースがありますが

私は直登コースを行きます。




峠には古い祠がありました。




この直登コースも足場が悪い急登です。

歩きやすそうなルートを

自分で見当をつけて登ります。




車道に出ました。

なちゃぎり林道です。

しばらく車道を歩きます。




途中、関東平野が見渡せました。




ここから車道を外れて山道に入ります。


この手間に永栗ノ峰の分岐点があったのですが

登る時は気付かずに

通り過ぎてしまいました。


山レコの地図には

永栗ノ峰の名称は記載されていません。




標高が高くなると

日陰に雪が現れました。





高水山山頂付近にある常福院。



高水山は以前、妻と登りましたが

過去の記録を調べたら

8年も前の出来事でした。

今回はそれ以来になります。

久しぶりの再訪です。




山頂付近から見た関東平野。


これだけ写真を撮りながら歩いていたのに

高水山では山頂標識の写真を撮り忘れました。



さて、これから埼玉県の都県境の

小沢峠方面に向かう予定でしたが

想定していたよりも時間が押しています。

今回は無理はやめて

軍畑駅方面に下山することにします。




高水山に登る途中には

永栗ノ峰のピークがありますが

登る時は気づきませんでした。

ピークを踏めなかった事が心残りです。




高水山の山頂付近にあった案内図。

北が下になっている図ですので

違和感がありますが

633mのピークが永栗ノ峰です。



山レコの地図をよく見ると

永栗ノ峰の名称はありませんが

633mのピークは記載されています。


下山の途中でピークに寄ることにします。

地図をよく確認しながら進みます。






先ほど歩いた林道に出ました。

リンの遠少し歩き

林道から左側の稜線に入ります。




少し歩くと山頂の標識がありました。




ここが永栗ノ峰です。

えいぐりと読むのですね。


余程注意して歩かないと

林道を歩いてピークを登らずに過ぎてしまう

ピークです。




山頂標識その②





林道まで戻り

林道をしばらく歩くと

行きには気づかなかった道標がありました。

標識は朽ちかけています。





ここから林道を外れて山道に入ります。

榎峠に下る永栗ノ峰コースです。








二級基準点。







見晴広場。

絶好の休憩ポイントですが

下りなので疲れていないので

写真だけ撮って通過しました。




そこから僅かに下ると

車道に出ました。




そこが午前中に歩いた榎峠です。

その時は車道の反対側の登山道から

車道に出ました。

付近の山々をぐるっと巡って戻ってきました。

あとは車道を駅まで下るだけです。





線路を渡ると




その先が軍畑の駅です。





タイミングよく

約10分の待ち時間で電車がきました。




今回は奥多摩の低山ハイキングでした。

標高こそ低い山でしたが

アップダウンが延々と続き

途中バリルートもあり

意外とハードなコースでした。