大菩薩・上日川峠から日川尾根縦走【源次郎岳、棚横手山、甲州高尾山】 | HIROのブログ

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山歩き、写真を撮ることが趣味です。家では2匹の猫を溺愛しています。




11月19日(日)


今回の登山は
大菩薩・日川尾根です。
この山域は何度も訪れていますが
日川尾根は初めてです。
どんなコースなのか楽しみです。







バスの乗り継ぎ時間に合わせて

自宅を出発しました。

時刻は午前6時前、

日が短いこの時期は

この時間でようやく夜明けです。






いつもの始発列車よりも1時間遅いです。



八王子から中央線、

松本行きの電車に乗り継ぎます。


登山にはちょうどいい時期なので

車内は登山客でそれなりに混んでいました。




甲斐大和駅で下車、バスに乗り継ぎます。

始発のバスに間に合う電車よりも

一本早い電車で来ましたが

既に登山者がバスに並んでいます。

私も列に並びます。

私の後ろにも乗車待ちの列は伸びていきます。


バスに乗り込み

座席が全て埋まったところで

バスは予定よりも早く出発しました。

発車予定時刻よりも早く来て正解でしたね。






終点の上日川峠で下車しました。

料金は1020円でした。



上日川峠は百名山の大菩薩嶺の登山口で

休日の今日は多くの登山者で賑わっていました。



峠にはロッヂ長兵衛があり

売店もあります。

売店の中を覗いてみると

大菩薩だけではなく

その他の百名山の山バッジが販売されていました。




私が去年の秋、

妙高山、火打山に登った時

売り切れで購入できなかった

火打山のバッジもありました。

山バッジコレクターならば

登った山のバッジは

買わずにはいられませんね。

迷わず購入しました。

600円也。





さて、ここから登山を開始します。

今回は日川尾根を歩きます。


この出発地点の上日川峠が標高1580mあります。

今回は下り基調のコースで

登山と言うよりも

下山と言った感じですね。




周囲の登山者は

大菩薩嶺、峠方面に向かって行きます。

百名山の大菩薩は大人気ですね。




百名山のような著名な山は

主要なルートは多くの登山者が歩いていますが

著名な山でも主要なルートを外れると

ほとんど他の登山者に会わないことも

珍しくはありません。


今回歩く日川尾根は山と高原地図を見ると

破線ルートになっています。

歩く登山者は少ないと予想されます。






去年、この山域を歩いた時の記録です。

登山者が少ないコースは

あまり出会いたくない野生動物に遭遇する

リスクも高いです。

特に今年はそのニュースが多く報道されています。

注意深く歩こうと思います。







山と高原地図では

破線ルートになっていますが

コースは良く整備されていて

歩きやすいです。

快適な山歩きです。





大菩薩湖が見えます。





しばらく歩くと車道に出ました。

歩き始めは寒かったですが

歩いていると暑くなってきたので

ここでダウンジャケットを脱ぎます。




中日川峠。

あまり峠らしさを感じない場所です。

ここからまた山道に入ります。





しばらく歩くと開けた場所に出て

富士山がきれいに見えました。





小金沢山方面。




なかなか気持ちのいいコースですね。




この辺りの紅葉は終わっていました。

秋山の時期は終わりつつありますね。




源次郎岳の分岐点。

ちょっと寄り道して源次郎岳へ向かいます。




急坂を慎重に通過します。






源次郎岳の最高地点の先が明るく開けていて

絶好の休憩ポイントです。

そこに山頂の標識があります。







八ヶ岳。




八ヶ岳(右側)と南アルプス(左側)の稜線の奥に

白い稜線が見えます。




拡大してみます。

方向的に中央アルプスであろうか。





南アルプス(白根三山)




もちろん富士山も。






動画も撮影しました。




日川尾根の分岐点まで戻り、縦走を続けます。





落ち葉の上を歩きます。

登山道が所々、落ち葉に埋まって

わかりにくくなっていますが

テープが随所にあり

特に問題はありません。




牛奥峠。

山と高原地図には記載されていませんね。




これが標識にある蛤岩であろうか。









この分岐点から先が牛奥沢で

上級者向きで熊に注意とあります。






所々で富士山が現れます。





再び車道を歩きます。




石碑があります。


山と高原地図を見ると

甲陽東山妙見尊

(かくれっ窪)

とあります。




石碑の文字を読むと

武田信虎の名を確認できます。

武田信玄の父親ですね。





その先が絶景ポイントで

南アルプスが見渡せます。

甲斐駒ヶ岳から白根三山。




悪沢岳、明石岳、聖岳の

南アルプス南部も見渡せます。






更に林道を歩きます。




標高が下がってくると

まだ紅葉が残っていました。




林道脇の急斜面にトラロープが下がっています。

ここが深沢峠で

この急斜面を登ります。





トラロープの急斜面を登ったあとは

普通の登山道でした。

しばらく登るとどうやらピークのようです。




ここが宮宕山(大滝山)です。





特に感想も無く

写真だけ撮って通過しました。




更に歩きます。




所々で富士山が眺められます。






しばらく歩くと

棚横手山に到着です。




山頂からは富士山が眺められます。


そろそろ休憩したいところでしたが

狭い山頂で家族連れの方々が休憩していたので

写真だけ撮って通過しました。





南アルプスと甲府盆地。




一旦車道に出ます。




車道の反対側に登山道は続いています。






富士見台。




その名の通り

富士山が眺められます。




ススキ地帯を通ります。





棚横手山を振り返ります。




ヤブ地帯を通ります。




ヤブ地帯を抜けました。








しばらく歩くと

眺めの良いピークに出ました。




そこが(仮称)甲州高尾山東峰です。

これから向かう甲州高尾山よりも

ここが絶好の休憩ポイントですね。





動画を撮影しました。







枯れ葉の絨毯の上を歩きます。




甲州高尾山に到着です。

特に眺めがいい訳でもなく

写真だけ撮って通過しました。




次のピークが宮宕山(嶮ヶ峰)です。




ここは三角点があります。


ここも写真だけ撮って通過しました。





時々現れる富士山。

自分の標高が下がってくると

富士山が徐々に

手前の御坂山塊の稜線に隠れていきます。






再び林道を横切ります。












高圧線の鉄塔に出ました。




そこが柏尾山でした。

今回の登山で最後のピークです。

ここで小休止しました。


ところで今回のコース、

標識に付けられた

てるてる坊主のようなマスコットが

ポイントですね。




柏尾山から一気に下ります。




登山道は急斜面にジグザグに付けられています。





だいぶ下ってきました。

車道が見えてきました。




動物避けの柵を通ります。






神社を通過すると




車道に出ました。

甲州街道です。



余談ながら明治維新の時

戊辰戦争で

近藤勇率いる甲陽鎮撫隊が

官軍と交戦した甲州勝沼の戦いは

この辺りが古戦場跡ですね。


新撰組贔屓の私には

聖地巡礼ですね。





大善寺。




何度も車で通っている甲州街道。

今回は歩きですが。



この先が勝沼の葡萄畑が広がっています。

昔、我が家の子供達が幼稚園ぐらいの頃、

ここにぶどう狩りに来た記憶があります。







葡萄畑の中を歩きます。




奥秩父の山並み。

右側の奥に見える山は…





拡大します。

写真中央の三角形のピークが

甲武信ヶ岳です。

左側斜面に白く残る崩落した跡が目印ですね。





勝沼ぶどう郷駅に到着です。






ホームに着くと

まもなく電車が来ました。

ナイスなタイミングですね。

乗り継ぎも良く帰宅できました。




今回は日川尾根を歩きました。

コース全般歩きやすく

所々で展望もあり

静かな山歩きが楽しめる

好ルートですね。

途中で一部車道を歩くのは難点ですが。


紅葉は標高が高い場所は終わっていて

葉は落ちていました。

2週間ぐらい前に来たら

見頃だったかも知れません。

標高が下がってくると

まだ紅葉は残っていますが

今年の秋は気温が高かったせいか

色付きはイマイチな感じですね。

この山域の秋山の時期は終わりつつありますね。



今回出会った登山者の数   約20人弱

思っていたよりも多くの登山者に

歩かれているようでした。

源次郎岳、棚横手山は

山梨百名山に数えられている

影響なのかも知れません。