今回の登山は大菩薩方面です。
早朝に自宅を出発して電車を乗り継ぎ
中央本線の甲斐大和駅で下車しました。
すると、反対側のホームに
今まで見たことが無い
列車が停車していました。
帰宅後、調べてみると
豪華寝台列車の四季島でした。
これは目的地までの
移動手段としての列車ではなく
豪華な旅を満喫する為の列車ですね。
豪華列車だけに
料金の高さにも驚きました。
私が知っているかつての寝台列車とは
桁違いの料金でした。
いずれ特別の時に乗ってみたいものですね。
武田勝頼公の像。
私が甲斐大和駅に下車するのは
ちょうど1年ぶりです。
去年の山行の記録です。
今回は途中まで去年と同じコースを歩きます。
去年来た時は
甲斐大和駅から上日川峠行きのバスは
駅を出た目の前が停留所でしたが
今回は線路を越えた
武田勝頼公の像の前に
停留所が変わっていました。
紅葉の時期の休日、
私は臨時のバスが出ることを予測して
上日川峠行き始発のバスの時間よりも
かなり早め、1時間前に
甲斐大和駅にやって来ました。
それだけ早く来たにもかかわらず
バス停にはもう既に何人も登山者が
並んでいました。
案の定、臨時のバスが出ました。
そりゃ、バス会社も商売ですからね。
この稼ぎ時、バスもフル回転ですね。
私は終点の上日川峠ではなく、
その手前の小屋平で下車するので
バスに乗る時に
その旨を運転手さんに伝えると
バスの最前列の座席に案内されました。
上日川峠に向かう登山者は
奥の座席に案内していました。
私の乗った電車の次の電車が来ると
バスの車内は満員になりました。
定刻よりも約30分前にバスは出発しました。
私の読みは正しかったですね。
バスがすずらん昆虫館前を過ぎたあたりで
バスの運転手さん曰く
昨日、ここで車と鹿がぶつかって
鹿の死体があった。
との事。
確かに山の中をドライブしていると
鹿などの野生動物が飛び出してくることを
私も何度も経験しています。
いくら空いている道でも
あまり飛ばし過ぎずに
安全運転で行きたいものですね。
小屋平のバス停に到着です。
ここで私を含めて7、8人の人が下車しました。
靴の紐を締め直し、行動開始。
と言うところですが、
この日はここで山岳レースの大会が行われていて
ランナーが次々と私の前を通過して行きます。
そう言えば、去年もここでレースが
行われていた事を思い出しました。
コースを誘導する係員によると
この場所で既にランナーは20キロを
走破しているとの事。
私は山歩きはマイペースで
じっくり楽しむ主義ですので
私生活ではランニングはしていますが
トレイルランニングはやりません。
私もやってできなくは無いと思いますが
山の中を走るなんてすごい世界ですね。
小屋平のバス停から
いきなり急な山道になります。
周囲のランナーのペースに流されて
私も初っ端からハイペースで登ります。
しばらく登ると林道に出ます。
登山道はこの先で林道から離れるのですが
大会のコースは、林道をそのまま行くようです。
私はここで大会ランナー達と離れました。
ここで展望が開けていて
大菩薩湖、先に見える山は南アルプスです。
特徴ある3つのピークは右側から
悪沢岳、赤石岳、聖岳です。
南アルプス南部の重鎮ですね。
もちろん富士山も見えます。
やはり富士山は雪が積もった姿がいいですね。
大菩薩の主稜線が近くなると
雰囲気が明るくなってきます。
手前のピークは小金沢山か。
大菩薩と言うと、百名山の大菩薩嶺、峠が
多くの登山者で賑わっていますが
あの稜線もなかなかいいですね。
ここまで来ると、主稜線の先にあるピーク、
雁ヶ腹摺山が見えます。
石丸峠に到着。
ここは気持ちよく開けていて
絶好の休憩ポイントです。
ここで私は小休止、
おにぎりをひとつ食べて水分補給をします。
バスを降りてから1時間程度で
標高2000m前後の
主稜線に登って来れるこの山域は
乗り物の恩恵が大きい山域ですね。
私も今回はその恩恵を最大限に活用します。
石丸峠から主稜線を少し歩くと
牛ノ寝通りの分岐点です。
前回と同じく、私は牛ノ寝通りを行きます。
南アルプスの展望とはここでお別れです。
ここからは北岳を中心に
南アルプス北部の山々が見えました。
この辺りの紅葉は終わっています。
雁ヶ腹摺山。
しばらく行くと
今回の目的地の長峰の分岐点です。
標識にも
道不明瞭通行注意
とあります。
地図を見ると、ここからは破線ルートです。
気を引き締めて行きます。
以前から気になっていた長峰のコース、
じっくりと楽しみたいと思います。
ここまでは、踏み固められた間違えようもない
登山道でしたが
ここからは踏み跡レベルの登山道になります。
続く。