日帰り鹿児島弾丸往復【2024年3月】
3月終わりの土曜日に、日帰りで鹿児島まで弾丸往復してきた時の様子です。この時は、青春18きっぷの残り1回分の消化のために鹿児島へ行っています。『佐多岬ツーリング【2024年3月】』3月2日から3日にかけて、鹿児島県の佐多岬までバイクでソロツーリングに行ってきたので、その時の様子を。そもそも、佐多岬に行こうと思った切欠が「商船三井…ameblo.jp『"つばめはたちきっぷ" で行く、指宿 "イーブイマンホール" 巡り【2024年3月】』2024年3月9日に、九州新幹線が部分開業(新八代~鹿児島中央間)してから20年になるのを記念して行われた、「つばめはたち」というイベントに便乗し、鹿児島県は…ameblo.jp2024年の3月は既に、バイクで佐多岬、つばめはたちきっぷで指宿に行っているので、この時で3回目の鹿児島県行きとなります。例によって、往復で青春18きっぷを使って普通列車だけで行こうとすると、移動だけに時間がかかりすぎて、なにもできずに往復することになってしまいます。なので、往路の新八代から川内の区間だけ、九州新幹線を使っています。というわけで、久留米駅から朝7時台の電車に乗ってスタートしています。久留米駅から大牟田駅までは、811系の快速に乗車。何気にトップナンバーな編成に乗車したようです。今でこそ転換クロスシートが並んでいますが、どうも中断していたリニューアルを再開して、徐々にロングシート化していってるみたいです。ロングシート化しても、普通の座席だったら私は別にオッケーです。ただし白缶、テメーはダメだ。大牟田駅から新八代駅までは2両の普通列車に揺られました。時間にしてざっと1時間半ぐらいです。新八代駅からは九州新幹線を使います。乗車したのは、さくら403号。博多始発の800系充当の新幹線です。青春18きっぷ単体では新幹線には乗車できないので、乗車券と特急券を別に用意する必要があります。この時は、青ブタ展で使った連続乗車券の2枚目を、木場茶屋駅まで着駅を伸ばしたやつを使っています。木場茶屋まで着駅を伸ばしても、運賃は川内までと同じです。こうした理由として、新八代→川内を別途購入するよりも、着駅を伸ばした方がちょっと安くなったからなんですね。【分割】京都市内→久留米 10,420円新八代→川内 1,850円計12,270円【伸ばす】京都市内→木場茶屋 12,210円・・・まあ、60円しか安くなってないんですけどね。新八代駅からたった32分で、鹿児島県は川内駅に到着。ヤッパシンカンセンダッタンジャナイスカネー?川内駅から青春18きっぷを使い始めます。スタンプが2回目の瀬野駅のやつにちょっと被った・・・。鹿児島本線の普通列車で南へ移動します。南九州のJR線は保線がいまいちなのか、電車に乗っててビョンビョン跳ねるんですよね。途中の伊集院駅で寄り道。駅前に馬に乗った島津義弘公の銅像が設置されています。伊集院駅には島津家に関わる人物の紹介が書かれたものがあり、なんというか・・・歴女が喜びそうな場所だなと。伊集院駅の自由通路を歩いていると、これより先には一歩も通さんぞ!敵襲じゃ!槍を構えいッ!・・・と、曲者体験ができる自由通路になってました。曲者というと、暴れん坊将軍とか忍者が浮かびますね?「どけ!!! 俺はマツケンだぞ!!!」と叫べば、あなたも立派な曲者です()後続の電車で、鹿児島中央駅に移動しました。座席に座って寝ようとしたら、走っててビョンビョン跳ねる電車に起こされた()鹿児島中央駅のさつまち鹿児島中央駅ぐるめ横丁の中にある、大山という店で昼食に。席に着いてオーダーを済ませると、胡麻の入ったすり鉢を渡されます。こいつで料理が届くまで、胡麻をすり潰します。というわけで、黒豚ロースかつ膳を頂きました!揚げたてなので、かつの衣がサクサクして美味しかったです!食後は鹿児島中央駅からシティビューというバスに乗り、城山へ来ました。シティビューや路面電車が1日乗り放題になる一日乗車券を600円で売っているので、それを使っています。城山は何度も鹿児島に訪問していながら来たことがなかったので、今回行ってみました。城山公園展望台からは、桜島を一望できます。奥に見えるのが大隅半島です。桜島とは陸続きになっています。城山公園展望台で桜島を眺めた後は、シティビューで麓まで降りてきました。城山の麓には鹿児島城があり、鶴丸城とも呼ばれていたとか。鶴丸・・・JALかな?国道10号の歩道を歩きます。西郷隆盛の銅像がありました。交差点の一角が記念撮影スポットになっていて、撮影待ちの人がかなりいました。そして撮影スポットの片隅に佇むイッヌの像っぽいなにか。西郷隆盛の銅像がある前の交差点は、鹿児島と那覇を結ぶ国道58号の起点となっています。海上区間を大半が占める国道58号ですが、鹿児島市の区間は西郷隆盛像から港までの約700メートルの短い距離となっています。海を越えて種子島、奄美大島と経由し、沖縄本島の国頭村から那覇市の明治橋までを結んでいます。国道58号、マイカーでの走破もフェリーを使えば可能になっています。ただし、種子島と奄美大島を結ぶフェリーが存在しないこと、フェリー車載はお金も時間もかかるのもあって、なかなかに難易度が高くなっています。離島の現地でレンタカーを借りて運転すれば、ぐっと難易度は下がるかと。西郷隆盛像からちょっと歩いて、照国神社前交差点の隅っこには、国道10号と国道3号の終点を示すモニュメントがあります。北九州市の三萩野で分かれた国道10号と国道3号は、ここで合流します。裏に回ると、国道225号の終点であることも示しています。国道225号は枕崎を起点に、薩摩半島の中心部を縦断して鹿児島市に至る国道です。近くに桜が咲いていました。満開ではなかったですが、この時はこれからという感じでした。いづろ通り電停から、路面電車に乗車します。鹿児島駅へ移動しました。鹿児島駅からは、再度青春18きっぷを使用して移動しました。川内駅まで北上してきました。川内駅から八代駅までは、2004年に九州新幹線が開業したと同時に、鹿児島本線から分離された第三セクターの肥薩おれんじ鉄道線に乗車します。電化こそされていますが、普通列車は全て気動車での運転となっています。交流電化区間だと電車は最短で2両となり、運用効率が悪いから1両でも運転できる気動車が使われているんだとか。なお、架線に関しては主に貨物列車が使っています。JR線ではないので、この路線では青春18きっぷの利用はできません。肥薩おれんじ鉄道では、その日に有効な青春18きっぷを提示することで、おれんじ18フリーきっぷという八代~川内間が1日乗り降り自由となる割引きっぷを販売しています。川内から八代まで乗り通すと片道運賃が2,670円かかりますが、おれんじ18フリーきっぷだと2,100円で済みます。薩摩高城駅を過ぎた辺りから、車窓左手に東シナ海が見えてきます。東シナ海は牛ノ浜駅辺りまで見え、同時に阿久根駅辺りまで国道3号と並走するようになります。阿久根駅・出水駅と主要駅に停車し、鹿児島県を抜けて熊本県に入り、水俣駅・津奈木駅・佐敷駅・日奈久温泉駅と停車していきます。川内駅から2時間37分で八代駅に到着します。乗ってきた列車は次の新八代駅まで行きますが、私はここで下車しました。八代駅から北は、再度JR鹿児島本線となります。肥薩線が分岐する駅ですが、その肥薩線は2020年7月豪雨によって、球磨川に架かる橋梁が流されているため不通となっています。つい最近、鉄道で八代から人吉まで復旧するという合意は出たみたいですが・・・。不通になる以前の肥薩線は、「SL人吉」「いさぶろう・しんぺい」「はやとの風」「かわせみやませみ」といった観光列車が多数走る路線でしたが、いずれの列車も引退、新たな観光列車に転用、他路線に転用されています。八代駅からは再度青春18きっぷを使い、鹿児島本線を北上します。乗車したのは博多行き普通列車で、大牟田駅以北まで行く最終普通列車となっています。815系2両編成のワンマン運転で、途中の鳥栖駅で早岐駅始発の普通列車と連結します。八代駅から2時間20分揺られて、普通列車を久留米駅で下車しました。青春18きっぷに付いてたアンケートを記載して駅員に渡して、この日のお出かけは終了となりました。