7月終わり頃に、姫路や神戸でまたWESTERポイント修行をやった後の、
神戸からの帰りに乗船した「さんふらわあごーるど」の乗船記です。
時系列としては、WESTERポイント修行 姫路・神戸編2日目の続きとなります。
WESTERポイント修行を終えて、JR住吉駅に移動した後は、
六甲アイランド港のフェリーに接続する連絡バスに乗車しました。
住吉駅から南出口を出て、駅近くを横切っている国道2号上り線にあるバス停に、
六甲アイランド港フェリーターミナル行きのバスは停車します。
連絡バスの運賃は、阪神御影駅・阪急御影駅・JR住吉駅~フェリーターミナル間は大人230円・こども120円となっています。
現金のみで、交通系ICカード等のキャッシュレス決済は使えません。
フェリーターミナル行きは乗車時に運賃を支払う前払い制、
逆のフェリーターミナル発は降車時に運賃を支払う後払い制となっています。
なお、六甲ライナーのアイランド北口駅~フェリーターミナル間だけを利用する場合は、
運賃は無料となっています。
六甲ライナーでアイランド北口駅まで利用し、そこからフェリーターミナルまで無料の連絡バスを利用する場合、
運賃こそ住吉・魚崎~アイランド北口間でバスより20円高い250円かかりますが、交通系ICカードを使うことができます。
連絡バスは、商船三井さんふらわあ→阪九フェリーの順で停車していきます。
いつもであれば、新門司行きの阪九フェリーまで乗車するのですが、
今回は商船三井さんふらわあのターミナルで下車しました。
何故か? 乗るからさ!
事前決済は済んでいたので、
乗船手続きカウンターで予約番号とアクセスキーの番号を伝えて乗船券を発行してもらいます。
神戸港のターミナルにも、北海道の苫小牧西港で見た、
港までの距離が書かれた青看板風の看板(?)がありました。
大分までたった400kmちょっとしかないのか・・・。
乗船するのは、さんふらわあ ごーるどです。
2007年に「フェリーダイヤモンド」の船として、神戸~大分航路に就航しています。
2009年に「フェリーダイヤモンド」と「関西汽船」が「フェリーさんふらわあ」として統合し、同社の船となり、
2023年に「フェリーさんふらわあ」と「商船三井フェリー」が合併して、「商船三井さんふらわあ」の船となって今に至っています。
商船三井さんふらわあの関西~九州航路の船の中では、別府航路に新造船の「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」を投入後は最も古い船となっています。
連絡バスの1便目でフェリーターミナルに来て、手続きを済ませたはよかったのですが、
乗船開始まで1時間ぐらい待つことになりました。
ただ、あの猛暑の神戸の街中をあと1時間歩きたいかというと・・・。
結局はフェリーターミナルで1時間待って、乗船しました。
さんふらわあ ごーるどのデッキプランです。
旅客エリアは5階から7階までの3層構造となっています。
下の方に車両甲板とかがあります。
エントランス。
階段は5階と6階に架かるものが螺旋状になっています。
今回は奮発して個室を使っています。
乗船手続き時に使い捨てのカードキーを渡されるので、それで個室の鍵の開錠をします。
大分航路の使い捨てカードキーは、下船後そのまま持ち帰ることもできます。
個室の扉はオートロックになっていて、部屋の中にカードキーを置いたまま外に出ると、
もれなくインキーマンになってしまうので、その点は注意が必要です。
今回利用したのは、スタンダード2人用個室です。
あと一人どうした? イマジナリーフレンドでもいたんじゃないの?
定員に満たない人数で複数人向けの個室を使う場合は、貸切料がかかります。
ただ、この時は貸切料の割引をやってて、
スタンダード1人用個室と同額で利用できたので、予約時点では結構空いてた2人用個室を使ってみました。
個室内は、二段ベッドとテーブル。小さい椅子が2つ。
テレビやハンガー、洗面台があります。
アメニティは2人分用意されていました。
タオルや使い捨てスリッパも備えてあります。
洗面台の横に、空調や照明のスイッチがあります。
部屋の広さは、ビジネスホテルのシングルルームからユニットバスを取り除いた広さと概ね同等かと。
2人だと手狭かもしれませんが、1人だと快適です。
壁際にある大き目テーブルの左手の、照明の下にコンセントが2口あります。
テーブルの所にコンセントがあるため、寝台の照明の所にコンセントはありません。
船内売店で、さんふらわあ ごーるどの御船印を購入しました。
合併記念の透明タイプの御船印も売ってたので、これもついでに。
船内売店では、クレジットカードが使えるようになっていました。
展望甲板。
オレンジ一色に染められたファンネルが目立ちます。
フェリーダイヤモンド時代は、ファンネルにDと描かれていたそうな。
展望甲板には、いくつかベンチが設置されています。
海とは逆方向に向いていますが、これは記念撮影用途であえてこの向きにしている・・・?
神戸の街並みを眺めています。
この時は夕立が迫っていて、程なくして雨が降ってきました。
有馬温泉のほうとかは降ってたんじゃないかな?
さんふらわあ ごーるどの浮き輪。
船籍は大分市になっています。
窓と椅子が並ぶプロムナード。
旅客区画の大半を占めるインサイド区画は電波が届かないので、
ネットサーフィンするために真夜中以外は常に人がいる状態です。
船内売店。
カップ麺や飲み物、グッズや御船印はここで売っています。
神戸や大分のお土産も置いています。
支払いはいつの間にかキャッシュレス決済にも対応していました。
自販機コーナー。
飲み物とカップ麺の自販機が置かれています。
長距離フェリーあるあるのゲームコーナー。
大浴場。
浴槽がふたつあったと思います。
神戸発の場合は、
夜は22時まで(金曜・土曜発は22時30分まで)、
朝は5時から(金曜・土曜発は5時30分から)入港まで利用できます。
記念撮影スポットらしきスペース。
壁に地図もありますが、東九州道が大分県と宮崎県で繋がってなかったりと、結構昔の地図でした。
現在地を示すモニター。
北海道航路の深夜便ほどの古めかしさはないものの、今の基準で見たらちょい古め。
マッサージチェアが設置してあります。
位置的には、ちとわかりにくい場所にあります。
フリースペースになっていた部屋。
夕立で雨に降られる中、19時に神戸六甲アイランド港を出港しました。
大分港には翌朝6時20分の到着となっています。
新門司航路に比べて、大分は海路上だと距離が短いのもあり、
神戸から大分までの所要時間はたった11時間20分しかありません。
半日すら切ってやがる・・・。
つまり、睡眠時間を差し引いたら、
言うほどゆっくりする余裕はあまりないということでもあります。
六甲アイランドを出港して、明石海峡大橋を潜って瀬戸内海を航行していきます。
明石海峡大橋までは、出港してから約1時間後に通過します。
というわけで、出港から約1時間経って、
みんな大好き、明石海峡大橋の通過です。
つり橋のワイヤー部分がライトアップされていて、時折点いたり消えたりしてました。
明石海峡大橋を通過して、しばらくすると全景が見えてきます。
これを見届けてから、船内に戻りました。
夕食のためにレストランへ行きました。
ただ、夕食のバイキングは1,800円と、なかなかお高めです。
夕食レストランにはテイクアウトメニューもあり、船内放送で案内があった後に注文・購入することができます。
テイクアウトメニューは
さんふらわあカレーが700円、そのほかのパスタ系が600円となっていました。
夕食はカレーしか勝たんので、私はさんふらわあカレーをテイクアウトして部屋で食べました。
カレー本体と、サラダが一緒についてきます。
値段は前述したように700円で、店で食ったと思えばだいたいこんな値段か・・・という感じです。
レストランは21時まで(金曜・土曜発は21時30分まで)となっています。
営業時間外は、レストランの一部区画がパブリックスペースとして開放されます。
大浴場でホカホカ入水をした後、部屋の洗面台で歯を磨いたり洗顔したりして、
日付が変わる前には就寝しました。
大分航路は到着が6時台とかなり早いので、早めに寝ておかないと朝がキツいです。
起きて真っ先に向かったのがレストラン。
朝食レストランは700円と、喫茶店のモーニングと概ね同じぐらいの値段でバイキングが利用できるので、
夕食と打って変わってコスパがいいです。
レストランの入り口に、鬼滅の刃の竈門炭治郎と栗花落カナヲが描かれた看板が出されていました。
恐らく船員の誰かが手書きしたやつだと思いますが・・・、
さんふらわあごーるどの船員の中に炭カナ推しがいるな???
メインキャラの禰豆子ではなく、カナヲを描いてる辺りガチっぽい感じがします。
朝食。
朝もカレーしか勝たん。
ごはん、パン、みそ汁、サラダ、ポテト、さつま揚げ、ヨーグルトと、
値段が喫茶店モーニングと概ね同じとはいえ、種類は結構豊富でした。
さんふらわあのカレーは、夕食が中辛ぐらい、朝食が甘口ぐらいと、辛さが異なっていたりします。
朝食を食べていたら、大分港に入港していました。
部屋に戻り、下船の準備をします。
下船し、大分港に上陸しました。
神戸から乗船してきた、さんふらわあ ごーるど。
ターミナル前からは、フェリーの到着に合わせて大分駅に向かう路線バスが止まりますが、
西大分駅まで徒歩で行ける距離なので、バスは使わず駅まで歩きました。
大分港から15分ばかり歩いて、日豊本線の西大分駅に到着。
普通列車だけが停車する駅です。
ここから青春18きっぷを使い、普通列車を乗り継いで帰ります。
だいぶ端折りましたが、大分駅で豊肥本線の列車に乗り換えて三重町駅へ。
三重町駅で宮地行きの普通列車に乗り換え、阿蘇外輪山の東側から阿蘇カルデラに入っています。
熊本県の宮地駅に到着。
乗り継ぎ先の肥後大津行き普通列車まで1時間以上の待ちとなるので、時間を潰すべくちょっと歩くことに。
宮地駅から1kmちょっと北にある、阿蘇神社までクソ暑い中歩きました。
阿蘇神社の楼門など、2016年の熊本地震で全壊していたのですが、
2023年に復旧工事が終わり、往年の姿を取り戻していました。
本殿も熊本地震で被害を受けていましたが、こちらも復旧していました。
せっかく来たので、参拝してから宮地駅に戻りました。
宮地駅からは肥後大津行きの列車に乗り、肥後大津駅で熊本行きに乗り換え。
約5時間半かけて、大分から熊本までの豊肥本線を横断しています。
熊本駅からは鹿児島本線を普通列車で北上し、帰路に就きました。