2023年11月17日〜29日までの13日間、夫婦二人で九州をマイカーで周って来ました。ルートはマップの通り、半時計回りに福岡県→佐賀県→長崎県→熊本県→鹿児島県→宮崎県→大分県→福岡県です。途中で何度か、友人とも会っていますので、その部分は割愛しています。宿泊先などの費用も、時期その他の条件によって異なると思いますので省略しています。
これから九州旅行を計画されている方の参考になれば幸いです。
2023年11月17日(金)
東京港フェリーターミナル(有明)から19:00に出航するオーシャン東九フェリー(今回は"どうご")で、北九州市門司港に。途中、徳島に1時間停泊する。フェリーはおよそ総トン数13,000トン、全長200mで、1日1便発着している。
まずは船内を探索。レストランはないが、自動販売機が100種以上、レンジも10台くらいと充実している。
トレーニングウェア兼パジャマは必需品、他にスリッパ、タオル、歯ブラシセットなどは船内でも販売はしている。懐中電灯ミニもあった方がいい。
九州へのフェリーは東京都(有明)⇄福岡県(門司)のほか、神奈川県(横須賀)⇄福岡県(門司)も出航している。
横須賀港23:45発→門司港翌日21:00着、門司港23:55発→横須賀港20:45着で所要時間は約21時間、月曜日から土曜日に運航している。
さぁ、いよいよ旅の始まりです。
出航してしばらくしたら低気圧の影響か、揺れもあったので、酔い止め薬も持っていった方がベター。
フェリー(どうご)
船内の自動販売機
11月18日(土)
終日、フェリーの中で過ごす。途中14時頃、徳島で1時間ほど停泊。
航行中は陸からはなれているため、Wi-Fiは殆ど繋がりません。
テレビや、持参したDVDプレーヤーで洋画を観て楽しんだりして過ごす。
食べたものは、おにぎり、ラーメン、中華丼、カレーライス、タコ焼きなど、結構美味しい。
乗客は(乗用車も)おおよそ20~30%と空いていたので快適だった。
その割にトラックは結構乗っていたような気がする。
お昼前にきれいな虹が見えた。
11月19日(日)
一昨日(11/17)出航したフェリーが35.5時間かかって、今朝、新門司港に着岸。
まずは下関に行き、有名な唐戸市場に。新鮮な魚がたくさんならんでおり、
美味しそうな寿司を1貫ずつ選んで注文できる。
日曜日なので、買ったお寿司を海を見ながら食べている人たちが多かった。
そして1年前に中国・四国地方をドライブした時に、
行けなかった山口県の"元乃隅神社"と"龍宮の潮吹き"に。やっと来れた。
そして下関の友人宅で夕食をいただき、ゆっくりさせてもらい、先ほど福岡県に戻った。
門司(プレミアホテル門司港)で一泊。ここは門司港を見渡せるきれいなホテル。
夕食は近くのお寿司屋で夕食。
元乃隅稲成神社と龍宮の潮吹:
商売繁盛、大漁、海上安全のほか、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就などの
ご利益で知られる神社。
近くには、断崖にある海食洞で、国の天然記念物・名勝に指定されている「龍宮の潮吹」がある。
龍宮の潮吹側から123基の赤色の鳥居が100m以上にわたって並んでおり、
断崖と海、赤い鳥居が神秘的な景観を織りなしている。
走行距離:179Km
行けなかった観光地:
角島(つのしま)展望台&角島。
11月20日(月)
福岡県門司市→福岡市博多区
まずは九州自動車道を西走し、福津市にある"かがみの海"へ。
干潮時の少し前が一番よく見えるとのことだが、
着いたのが1時間後だったので残念、普通の海でした。
右写真はWebより拝借しました。
ここからすぐ近くの宗像大社、そして太宰府天満宮を回り、
志賀島のある海の中道へ。ここは50数年前に訪れた思い出の場所。
西戸崎シーサイドCCで初ゴルフをし、ハーフ54(ダボペース)で
回れたのでそれからハマってしまった。
海の中道駅
泊まりは博多駅前の都ホテル。
最近リニューアルしたばかりでC国が買収したホテル。
親戚宅で夜遅くまで飲んでいたので、
行こうと思っていたアイリッシュパブには行けなかった。
そのお薦めのおすすめはこちらの"THE SHIP"
https://theship.owst.jp/
宗像大社:
日本神話に登場する日本最古の神社の一つです。御祭神は、
天照大神の三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られ、
この三宮を総称して、宗像大社といいます。
太宰府天満宮:
学問の神として知られる菅原道真公を祀る、全国1万2000社の
天満宮の総本宮。道真公の御墓所でもある御本殿は、重要文化財に
指定されている。境内には、樹齢1000年を超えるクスノキや、
御神木「飛梅」をはじめとする約200種6000本の梅の木のほか、
菅公歴史館、宝物殿などがある。この時は重要文化財「御本殿」が
124年ぶりの“令和の大改修”に伴う、特別な「仮殿」を建設中だった。
御本殿の改修が完了し、道真公の御神霊(おみたま)に御本殿へお戻りいただく
「正遷座祭」斎行の後、仮殿は使命を終え解かれます。屋根の上の木々は
天神の杜へと移植する予定で、その後も未来へ向けてこの地に生き続けていきます。
走行距離:190Km
11月21日(火)
福岡県福岡市→佐賀県唐津市
最初に桜井二見ヶ浦へ。
昼食は二見ヶ浦近くの"UOVO(ウォーヴォ)"がおすすめ、ライスバーガーが
美味しかった。
虹の松原は唐津シーサイドホテルの裏側から見るときれいらしいが見れなかったので、
唐津城からの遠景を眺めた。
虹の松原全景
呼子の"海舟"でイカ定食を堪能しました。イカお造り定食を注文して、
残りは天ぷらにしてくれました。
泊まりは、ホテルKARAE
走行距離は124Km
11月22日(水)
佐賀県唐津市→長崎県長崎市を目指し、西北九州自動車道で伊万里方面に。
途中、ファミレスで昼食に長崎ちゃんぽんを美味しくいただく。
そして、長崎県川棚町にある"あんでるせん"に。2ヶ月前に予約しておいた
マジックパーラーとか4次元パーラーとか言われている喫茶店で17時過ぎまで。
マスターの超能力を見に。
予知能力?、透視?、記憶力?、超能力?、不可解現象?・・・、信じられない。
これはマジックではないな。今まで信用していなかったけど、行く価値がある。
例えば写真左、ウチの社長が、「この紙にテキトーに絵を描いて!」と言われて
描いた絵。財布の中から出して来た、朝描いた絵。文章には教えてもいない
名前も書いてある。
ここは長崎に住んでいる人も知らない人が多かったが、おすすめです。
前述の通り、2ヶ月前の1日に予約が必要、なかなか予約が取れないです。
てな訳で、平戸、佐世保、雲・島原、西海橋、オランダ村、ハウステンボス、平和公園などの
観光地はほとんど行っていない。
その後、日本三大夜景の一つである"稲佐山山頂展望台"に。
泊まりは、CANDEO(カンデオホテル)。
すぐ近くが新地中華街なので、晩飯をと思ったが遅かった。
19:30頃には閉まってしまうらしい。なので、近くの居酒屋へ。
走行距離:124Km
11月23日
長崎県長崎市→熊本県熊本市
まずは長崎道自動車道から九州自動車に入り"道の駅大津"で昼食。
名物の赤牛丼をいただく。
そして阿蘇の麓の草千里ヶ浜、阿蘇の火口を見学する。
そして熊本市内に入り、熊本城を見学。2016年の地震後の修復はまだ続いている。
年配の方は6階までエレベーターで乗り降り出来る。
宿泊は"スーパーホテルLohas熊本天然温泉"。
九州一周ドライブも後半の7日目なので、
今日はホテル内のレストラン"旅彩"で済ます。太平燕は食せず。
走行距離:296Km
参考)熊本県熊本市菊陽町にTSMC(台湾企業)の工場が2023年末完成予定のため、
地値が急激に上がっているらしい。
2023年中に建物が完成、2024年末に稼働予定とのこと。
11月24日
熊本県熊本市→鹿児島県鹿児島市
8:40 御興来海岸へ。砂紋は見えず。
そして九州自動車道を走り、鹿児島空港で友人と待ち合わせ、今日のガイド役をお願いする。
途中の吹上庵(薩摩そば)で昼食。茅葺き屋根、石臼碾きの水車が目安。
定食も七段蕎麦もボリュームたっぷり、地元の人も大勢いて賑わっている。
そして桜島を左に見ながら10号線から220号線に。
天然醸造酢の甕が見え、その後方が桜島。
そして224号線を走り、桜島へ入る。
桜島を一番近くで見れる"湯の平展望所"まで、
素晴らしいパノラマが展開されているので何回も写真撮影。
桜島からフェリーで鹿児島に戻り、城山展望台、西郷隆盛銅像など市内観光。
夕食はもちろん、黒豚シャブを繁華街である天文館の熊襲亭で。
友人のガイドのお陰で笑いのあり過ぎる楽しい一日になりました。感謝!
宿泊は、APAホテル鹿児島天文館西館。
走行距離:252Km
11月25日
鹿児島県鹿児島市→宮崎県宮崎市
まずは 宮崎県に入る前に、鹿児島市内にある美しい庭園仙巌園を見学。
その後、九州自動車道から宮崎自動車道で宮崎市に。江田神社を見学。
ホテル青島サンクマールにチェックイン。
鬼の洗濯板はホテルの部屋からが最も良く見えました。
私事で恐縮ですが、今日は51回目の結婚記念日でした。
行けなかった観光地:サンメッセ日南(モアイ像)
島津家別邸「仙巌園」について:
鹿児島にある、日本を代表する大名庭園であり、鹿児島を代表する観光名所です。
桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿があり、お食事やお土産物の施設も充実しています。
また隣接地には、島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」や、
薩摩切子の製造を見学できる工場もあります。
江田神社について:
近年、パワースポットとして来訪者が増えている神社。
国産み・神産みの夫婦神である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と 伊邪那美命(いざなみのみこと)を
祀っています。近くに黄泉の国から帰った伊邪那岐命が禊をおこなった禊池があり、
この地で天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つくよみのみこと)、
素盞鳴尊(すさのおのみこと)の3神を生み出したと言われています。
境内には、強いパワーを持つと言われる御神木が2つあります。
1つは招霊木(おがたまのき)で、天岩戸伝説に登場します。もう1つはクスノキで、
木の下の方に大きなコブがあり、それに触れると強運を得ることができると言われています。
11月26日
宮崎県宮崎市→大分県別府市
まずは国道220号を南下し、ホテル近くの堀切峠を見に行く。
フェニックス並木がきれい、まさに南国。
近くには道の駅フェニックスもあるドライブコースです。
そこから宮崎自動車道→東九州自動車道で日向市にあるクルスの海へ。
展望台から海上を見ると"叶う"の叶の字がなんとなく見える。願い事が叶うらしい。
そして臼杵の石仏(国宝)と二王座武家屋敷の町並みを散策。
大分に住んでいる友人と待ち合わせして"海地獄"を案内してもらう。
夕食は彼と一緒に宿泊先の杉乃井ホテル宙館で。
ホテルから見える別府温泉街の湯けむりが圧巻。
走行距離:276Km
行けなかった観光地:高千穂
国宝"臼杵石仏"と臼杵城下町について:
凝灰岩の岩壁で刻まれた、鎌倉時代にかけて彫られた磨壁仏群。
近くには戦国武将大友宗鱗が築城した臼杵城(現在は城跡になっている)や、
狭い路の至るところに武家屋敷が並ぶ「ニ王座歴史の道」などがある。
春は桜の名所としても知られている。
11月27日
大分県別府市→福岡県北九州市門司区
今日も友人に案内してもらう。別府APUで集合し、10号線を北へ。
そして昔 大変お世話になった大先輩のお墓参りに。
お墓は国東半島の北側、備前高田市の先の香々地に。
そして昼食は美味しい蕎麦をいただく。
耶馬溪の青の洞門を見学して、東九州自動車道の上毛IC→九州自動車道で門司まで。
門司からフェリー"りつりん"に乗船し、
東京に帰ります。
走行距離:202Km
行けなかった観光地:湯布院、黒川温泉
宇佐神宮、両子寺
11月28日
9:20から2時間ほど、徳島港に着岸した以外は、走りっぱなし。
11月29日
5:30 有明フェリー乗り場に着岸。
13日間の九州一周ドライブが無事に終了しました。
最後のまとめ:
①九州の観光地では比較的、中国の観光客は少なかったです。地理的に近いからか、
台湾、韓国の観光客が多かった感じがしました。
②観光地はやはり、知り合いからの情報や駅の観光案内所のパンフレットを
入手するのが一番ですね。
③九州を一周するに、長崎県の周り方、高千穂や温泉地など中央部をどのように周るかは
よく考えたほうがいいと思います。
④マイカーで行く場合、沖縄県はフェリーの往復や本島を観光するだけでも、
かなりの日数がかかります。残念ながら、今回は諦めました。
最後に:
九州一周ドライブ旅で参考になる旅行記を紹介します。
lulimiyaさんの旅ブロで、2022年4月後半から14日間の、
自宅(関東地方)→山口県→九州→四国→京都→自宅(関東地方)の旅行記です。
https://lulimiya.com/post-1540/