企業のPRを請け負った時の私は、
あるものでマスコミに出せるか最優先に考えます。
お金を掛けず、時間を掛けず、手間を掛けず。
しかし、ほんの少しの発想転換で
時代の象徴になることを提示する。
それが私流のパブリシティ。
中小企業は時間が無いわけですから。
一生懸命に取り組んでいることを
ほんの少し見せ方を変えたり、
サービスの対象を変えることで、
時代にふさわしいニュースになることはよくあります。
しかし・・・誤解しないでください。
あるもの=何も努力しない
とは言っていません。
持てる力を十二分に発揮する、という考え。
足元に光るものがあるのに、
見つめないで放ったらかしはダメ。
実力があるのに。
出し惜しみするのもダメです。
あなたが何かに貢献しようとして
一生懸命に取り組んだことなら必ず、
何かしらのニュースポイントはあるものです。
逆のケースもあります。
実力が無いのにPRや集客に懸命な会社。
そして何とか記事になるように
チラシと大差ないプレスリリースを
数多くマスコミに送るケース。
最初は物珍しさから
いくつかマスコミが取り上げるかもしれません。
しかし、本体の幹の部分が細い訳ですから、
記者は次第に相手をしなくなってしまいます。
注目されたことで売ることが忙しくなり、
事業や商品、サービスの研究、充実が
追い付かなくなってしまい、
先の商品ブームが去った後、
誰にも見向き去れなくなった例はいくつもあります。
ですから、
好調な時ほど次の準備を。
好調な時ほど銀行も味方してくれます。
人の真似をしないこと。
大した情報でもないのに先を争わないこと。
ど真ん中の王道を行って、
あるものを時代に合わせて提示してください。
抽象的な話ですみません。
こう言いたかったのです。
出し惜しみはダメ。
飾り付けて見せるのもダメ。
真面目にやってきたことが注目され
取材が来たのに断るのももったいない。
私はまだまだ勉強不足だから…と
勉強した数年後に取材に来てください…も
機会損失だと思います。
等身大のあなたが評価されますように。
元新聞記者、元テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
オリジナルのパブリシティ講座
道のりを動画で紹介しています。