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マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

新聞記者やテレビ局デスクだった時、

取材相手のほとんどが「年上」でした。

道を極めるまで長い年月が掛かります。

新聞記者が取材するときには、

「その道40年」「歩き続けて半世紀」

そんな方々もかなりいます。

 

取材相手に合わせて服装も選ぶと

地味に地味に。

そして考え方も地味に。

行動と思考は連動します。

 

記者の取材相手は年上が多い

 

先日、札幌の地下街を歩いていたら、

北海道新聞社の記者を見掛けました。

かなり老け込んだように見えました。

毎日、時間に追われ、責任を取らされ、

心身ともに疲れているのでしょう。

 

私は記者時代を辞めてから

若い世代の方と行動を共にすることが増えました。

パブリシティを伝えるセミナーも、

受講生のほとんどが私より若い世代です。

 

そのおかげなのか、

新しい発想や新しい感覚を大切にした

ニュースポイントを生み出せています。

 

新しい水を引き込む感覚で

 

若い世代に私の経験を伝えながら

若い世代から逆に学ぶことも多く、

現役の記者よりも多分、

今の社会の変化を感じているかもしれません。

 

考えたのですが、

ニュースポイントを作るということは、

これまでに無かった方法や発想が必要です。

 

 

私が大好きな清流のように。

新しい流れをどんどん引き込む感覚ですね。

 

新しい考えを取り入れるために


若い世代の考えを大切にする理由はまだあります。

どんな業界も変化をしますし、

新しいユーザーを増やさなければなりません。

新聞業界がいま苦しいのは、

新しい購読層を生み出せないからです。

テレビ局も似たような感じです。

決まった時間に決まった場所(テレビの前)に

体を持ってくることに、

若者は抵抗を感じるでしょう。

 

 

どうしたら若者が使ってくれるのか。

どうしたら若者から注目されるのか。

企業や自治体、教育機関などすべてが、

若者のファンづくりに取り組まなければ。

 

別に阿(おもね)る訳ではなく、

自然体でファンづくりに取り組む意識を。

今までと同じ、前例にならって…。

そういう意識ではニュースを生み出せません。

 

企業が小中学生モニターを採用するとか、

自治体は必ず「子ども議会」を開くとか、

中高生専門のアンケート会社を作るとか、

方法は山ほどあると思うのです。

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

著書です。

増刷はありませんので今のうちに。

マスコミに上手なアプローチを。

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今年の取材キーワードは「つながる」「つなぐ」。

そう何度も書いてきましたが、

具体的にどういう話題なら取材されるのかと、

想像してもらうために。

 

取材のキーワード「つなぐ」の具体例

 

別のブログで書いた記事を紹介します。

地域間をつなぐ。

人の思いをつなぐ。

そんな思いが伝わる新聞記事を

記者時代に書いたことを思い出しました。

 

私が広尾支局長時代のある記事。

当時の町長から感謝もされました。

「発信してくれてありがとう」と。

 

商売を越えて困り事を解決する姿勢を

取材を通して感じました。

 

ニュースになり、感謝される

 

マスコミ取材を目指す人や企業から依頼され、

私がコンサルタントをする場合、

「ニュースになる。地域から感謝される」

そんな提案をしていくのが通常です。

 

一度だけマスコミ登場するのではなく、

何度も何度も登場してほしいから。

 

全国で応用できるはず


過疎に悩む地域を「つなぐ」仕事。

私がかつて記事にしたケースはきっと、

全国でも応用できると信じています。

こんな話題でした。


元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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フォローしていただき、ありがとうございました。

 

今朝、ある方からそうメッセージをいただきました。

アメブロではなくツイッターです。

 

高知県の方からメッセージが

 

その方は高知県に住んでいます。

私が持つ高知県のイメージは

坂本龍馬さんや鰹漁、四万十川、室戸岬…。

こう書くと、高知の方から、

それだけじゃないよと怒られそうです。

 

その感覚、よく分かります。

私は現在、北海道札幌市にいますが、

あなたが持つ北海道のイメージは

寒い、雪、熊、鮭、ラーメン、ジンギスカン…

もしかしたらラベンダー畑かもしれません。

 

誰が植え付けたイメージでしょうか。

ほとんどがメディア報道。

過去のマスコミ報道から来ているでしょう。

最近はインスタグラムが定着して、

新たな層に新たなイメージを与えていますが。

 

日本で一番人口が少ない村

 

話を高知のその方に戻します。

私がなぜ、その方の発信に目を留めたのか。

日本で最も人口の少ない村の方だからです。

離島以外で…とかっこ書きは付きますが。

高知県大川村のホームページを拝見しました。

村の面積は95.27平方キロメートル。

人口はきょう現在で404人。

村の中央を吉野川が流れ、

周囲を1000メートルの山々が囲む高知県最北の地です。

 

 

いろいろ調べていくと…

寂しい気持ちになりました。

 

村の人口はかつて4000人。

現在の10倍ほどいましたが…。

銅山の閉山、

そして1977年完成の早明浦(さめうら)ダムで、

集落の大半や村役場が水没した過去がありました。

ダムは四国全体のためとされ、

村落の存続よりも優先された事業として、

国や公団に押し切られた形です。

しかも、ダムの固定資産税も大川村には入らない。

なんともやるせない思いになりました。

 

「さくら祭り」に向けて奮起


昨年、村議会廃止(定数6)の廃止と

村民による直接民主制を検討したことがニュースになり、

私も注目していました。

その後、議会を維持する方向になりましたが、

人口減少でそこまで考えなければならない深刻さは

日本各地の過疎地域にとって

他人事ではありません。

 

 

それならそうと腹をくくって、

日本最少の冠を生かしたPRできないかと、

私としては思うのです。

 

日本で2番目はインパクトがありません。

日本一、全国一をフルに使ってみる。

少ないことは決して悪いことだけではありません。

 

機動力があってコンパクトのイメージは、

スマホ時代にふさわしい。

意思決定が早く、実行化する速度も日本一なら、

企業のCM撮影を呼ぶことも無理ではありません。

日本一は常にメディアも注目します。

 

 

日本最少人口の高知県大川村で

4月8日に行う「さくら祭り」。

1000人を迎えられるように

東屋(あずまや)を改修して備品を購入したいという

川上千代子さんのクラウドファンディング。

屋上にウッドデッキの展望テラスも将来の目標に。

 

 

 

 

 

こうした発信、私は好きです。

何枚かの写真は川上千代子さんの発信からお借りしました。

川上さん夫妻が育てている烏骨鶏のHPはこちら。

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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あなたが学者や専門家なら、

最も適したマスコミ登場は

新聞の生活面にある質問回答者か

テレビのコメンテーターです。

 

その新聞社やテレビ局があなたを

この道の回答者にふさわしいと

評価していることと同じですから。

 

質問回答者かコメンテーターに

 

新聞の生活面には

読者からいろいろな質問が寄せられます。

法律、医学、介護、人間関係…。

その質問は多岐にわたるので、

新聞社は何人もの専門家を常に

回答者として依頼しています。

 

 

この回答者を選ぶ場合ですが、

新聞社側から探す場合と既に知った存在の2種類あります。

 

新聞社が探す場合、

一定の評価がされている人に声を掛ける訳ですから、

ネット上で(ブログなど)発信しているだけでなく、

業界のまとめ役だったり、

担当行政から推薦される存在でなければなりません。

ネットで有名なこととはあまりリンクしない。

それが私の考えです。

 

安心感と豊富な知識

 

新聞社が既に知った存在というのは、

過去に何度か取材をして、

安心感と豊富な知識がると判断した識者(専門家)です。

 

この場合、

取材した記者が上司に対して、

その専門家に取材した印象を報告。

上司が判断する流れになります。

 

 

つまり、

最初の接点は「取材」ということ。

あなたが記者から取材されるのを待っているか、

自ら記者に存在を示すか。

あるいは誰かが記者に橋渡しをするか。

 

あなたが本気で質問回答者になる意志があるなら、

私は「自ら存在を示す」ようでなければ、

実現は難しいと思います。

最初の取材を早く受けるために

プレスリリースを出しましょうと言うのも、

そうした理由です。

 

もちろん、取材された後はもっと大切ですが。

 

第一印象で判断される


テレビ局の場合も似たような選考です。

取材したことがあるか、

または担当行政から推薦されるか。

そこからさらに、

よどみなく端的に答えた

話題やエピソードが新しい

他にない経験を積んでいる

容姿がテレビ映えする

などありますが…まずは取材から。

 

そんなことを考えながら、

逆算して行動してほしいのですが、

では、新聞社の質問回答者の交代時期、

テレビ局のコメンテーター交代時期は

いつなのかも考えなければなりません。

 

いつのまにか、

す~っとコメンテーター席に座る場合もありますが。

 

 

新聞社もテレビ局も

第一印象というか、最初で判断します。

あなたが新聞の質問回答者になりたいのなら、

取材によどみなく答えるだけでなく、

専門誌などにコラムを書いているなど、

依頼された原稿に即応できると

示さなければなりません。

 

テレビ局の場合も同じです。

最初の取材でどう答えるかで、

記者の印象が固定化されるでしょう。

 

ですから、

普段から常に「短いコメント」を意識したり、

話し言葉に適切な語句を選んでいるか、

年齢にふさわしい仕草なのかなど、

突然の「本番」に備えることが大切です。

 

本番とは、記者との初顔合わせですよ。

 

 

新聞記者、テレビ局デスク

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あなたが何か通信販売やネット販売、

つまり遠方の人に向けた商売をされているなら、

あなたが目指すマスコミ登場は

先日書いた地方紙ではありません。

地方紙に何回、登場したとしても、

あなたのお客になる人の目には触れません。

 

あなたが先駆者となって、

ネット販売を周辺の経営者に伝えるなら、

それはまた違うマスコミ登場になり、

あなたらしさにつながりますが。

 

セミナー受講者を例に

 

私のセミナーを初期に受けた方で

犬用のシャンプーを通信販売している

秋元奈緒美さんがいます。

 

 

元美容師で化粧品メーカーに勤めた

夫と一緒に「肌に優しい成分だけ」で

開発したシャンプーだそうです。

秋元さんが「私も使ってます」というのは、

動物に優しいのであれば人にも優しい理屈。

なるほどなと感じました。

 

話がやや逸れましたが、

こうしたシャンプーを売るために、

どの媒体が良いのか考えると、

ペットの「専門雑誌」が挙げられます。

 

お客は全国に点在しています。

あるいは全世界と枠を広げることも

将来の可能性としてあるでしょう。

とりあえず、全国のペット愛好家。

 

「ペット雑誌」に登場できたら、

通信販売の売上高も大きく変わるでしょう。

 

この話。

あなたが何かインターネット販売をされているなら、

ペットという言葉をあなたの専門の言葉に置き換えてほしいのです。

 

他人のための話を自分に置き換える発想。

とても大切です。

他人事ではなく自分事、です。

 

では、どんなペット雑誌に登場したら、

秋元さんにとって良いのでしょうか?

 

対象になる雑誌を買ってみる

 

こういう時、

雑誌を一度、すべて買い求めることを勧めます。

お金がもったいないという人は、

パブリシティの効果をまだ理解できていないかもしれません。

媒体によっては記事面積を広告換算すると、

数十万円の価値があるものもあります。

 

 

雑誌にはそれぞれ特定の読者がいます。

その読者層はとても絞られた形になっています。

ゴールデンレトリバー愛好者だけだったり、

パグに限るといったものもあります。

 

犬とどういう暮らしをするのか、

提案する雑誌もあります。

 

どの雑誌のどのページに

どんな情報が載っていて、

いつ発行され、締切はいつで、

どんな特集記事に力を入れているのか、

何部発行しているのか、

プレゼントコーナーがあるのかどうか。

全部、調べてください。

 

プレゼントコーナーがあるのなら、

ミニボトルで「レラ〇周年記念」の

シールを貼って、

プレスリリースとともに送ればいいのです。

 

 

特集記事を狙うのであれば、

シャンプー「レラ」を使った物語を、

プレスリリースにして、

これもまたミニボトルと一緒に

雑誌社に送ることを勧めます。

 

雑誌の編集者をファンにさせる


雑誌の記者や編集者は、

好きでなければ雑誌を作れません。

犬嫌いの編集者が犬雑誌の担当など、

通常は考えられません。

 

 

その雑誌の読者に使ってもらったり、

記事を読んでもらう前に、

雑誌の記者や編集者を、

シャンプー「レラ」のファンにするために、

ミニボトルを送って使ってもらうことも視野に。

自宅に持って帰り、愛犬に使ってもらえたら…。

商品の良さが分かり、記者や編集者がファンになるはず。

 

あなただって、

消費者の立場で楽しんでいますよ。

デパ地下の食品売り場の試食。

うれしくなりませんか?

パブリシティの発想は特別でなく、

一般社会の心理の応用なのです。

 

今回は秋元さんの例を挙げましたが、

他の業種にも応用できる考えです。

 

新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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