息子みっちゃんは重度知的障害を伴う自閉症です。


今は6年生で思春期、反抗期にもさしかかっています。


毎日のパニックについて何年も相談してきました。



そして去年から私自身がメンタルクリニックに初めて通うことになりました。


症状はおもにパニック障害でした。



今は、軽いお薬を飲み症状は安定しています。


メンタルクリニックでは私の周りの近況を話し


悩んでいる事をお話しさせてもらっています。



そして、今までは療育現場の先生以外に息子の大パニックについて深く相談する事はなかったのですが


メンタルクリニックでも息子のパニックについてお話をするようになりました。




そして療育現場の先生からの視点とはまた別の


医師からの助言を頂く機会が増えて


なるほど…そういう考えもあるんだ。


と思う事があったのでお話しします。



療育現場の先生たちは子供たちと毎日関わってくださり


みつきにとって何がベストなのかという事を


常に一番に考えてくださっています。


とてもありがたいですし勉強になります。



そして医師の先生は患者である私を中心にお話しを聞くので


家族が崩壊しない事を一番の課題として見てくださっています。



無知である私は今まで、お薬に好印象を持っていませんでした。



だって、みっちゃんのありのままを受け止めたい。


そんな理想をずっと思い描いていました。


しかし現実は、そんな簡単なものではありませんでした。



毎日朝、晩と大きなパニックです。


足や手が飛んできて近づけない日が出てきました。


小さな子供とはわけが違います。


母一人の力で抑えられるものではありませんでした。



前触れがなく突然起こるパニックにビクビクする日も出てきました。


我が子にそんな気持ちを持つなんて、そんな悲しい事はありません。



神にすがる思いで、お薬を初めて考えたのです。



いざ、(みっちゃんの通う心療内科の)医師にその話をすると


もっとはやく(病院に)来てたら良かったのに


何故来なかったの?


と言われました。



私の通うメンタルクリニックの医師も同様でした。


それはもう離れて暮らすほどのレベルだよ。


家族が壊れないようにしていこうね。



私は今まで、みっちゃんの事ばかりを考えて


考え過ぎるあまりに


今度は自分を責めて


私がいけないからだ。私のせいだ。


という負の悪循環を起こしていました。



もちろん、みつきのことを一番に考えくれる療育現場の先生の考えは、毎日見てくれている先生からしたら当たり前のことで、とてもありがたい気持ちでもあります。



ただ、家族が崩壊しそうになってる事など

療育の先生からしたら、わかりづらい事であると思います。



そう思うと今回、たまたまメンタルクリニックに受診する機会があり、助言を頂けたことにより


家族が崩壊するという悲しいシナリオを


回避するという考えを、知る事ができて



そのためには今は、お薬を使って良い時期なんだ。


お薬って、そのためにあるのか…。


ストンと腑に落ちることができました。


今までお薬についてマイナスなイメージを持っていた事を後悔しました。


そして負の悪循環も無くなり


今は、スッキリとした気持ちで生活する事ができています。



考える幅が広がり


そんな考えがあるんだなと勉強になりました。




お薬の効果などは個人差があります。
こちらは我が家の息子みっちゃん個人のお話しであります。



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