6年生の息子みっちゃんは重度知的障害を伴う自閉症です。



言葉でコミュニケーションをとるのが難しいみっちゃん。


何よりの楽しみは、プールや銭湯にお出かけする事です。



去年、初めて緊急事態宣言が出た時に今まで


週何回か行っていたプールも銭湯も行けなくなりました。



もともと聴覚過敏があったみっちゃんですが



おうちで過ごす時間が増えてからは


今まで平気だった音にも敏感になり


テレビやエアコンなどの音が気になり


どうしてもスイッチを切ってしまうようになりました。


その頃から我が家はテレビをつけない生活が始まりました。



そして私が配信しているYouTubeで、その様子を見た


視聴者の方から防音イヤーマフ いいですよ。


とオススメしてもらいました。


今が、そのタイミングである!


そう思い、初めて防音イヤーマフ を試してみる事にしました。




嫌がる事なく装着してくれました。



そしてイヤーマフ をつける事で


今まで気づかなかった、みっちゃんの苦手な音を知る事ができました。



いつもボイラーのスイッチを切るみっちゃん。


私は、それをこだわりだと思っていました。


しかしそれはボイラーの音が苦手だったのです。


それに気づく事ができました。



けど、お風呂や洗い物でお湯は使うので


その間はイヤーマフ をしてもらいます。



そしてテレビは、音だけじゃなく視界からの刺激もあるため


イヤーマフ をしてても、やはり消してしまいます。


しかしテレビが直接視界に入らなければ


イヤーマフ をつけて過ごす事ができるようになってきました。



それでも最初の頃はイヤーマフ に慣れていないので


5分くらいしかつけていませんでした。



慣れていくうちに、つけている時間も長くなってきました。


下の子のこっちゃんも見たいテレビを見ることができて

家族にとっても、みっちゃんにとっても過ごしやすい時間が増えてくれたらという思いです。


そして、この防音イヤーマフ は人の声は聞こえるみたいです。

私の声が伝わるので、そこはとても助かりました。



そして、下の子のこっちゃんは

いびきの音が、とても苦手です。

何故か、いびきの音だけが苦痛で仕方ないようです。

夜、みっちゃんやパパのいびきで眠れなくて

泣く事もありました。

そして、これはイヤーマフ が使える!

そう思い、こっちゃんの分のイヤーマフ も注文してたのです。


こっちゃんは子ども用のイヤーマフ を選びました。

夜イヤーマフ をする事で、ぐっすり眠れました。



そして、気になるのは

イヤーマフ が癖になってしまうのではという事です。


私が今まで聴覚過敏のみっちゃんにイヤーマフ を

使わなかった理由が、それだったからです。


その時の、みっちゃんの音への過敏は自粛の影響が少なくともありました。


緊急事態宣言が解かれてから

少しずつ、みっちゃんの好きな場所へ行きます。


やはり今まで平気だった場所も耳を塞ぐ仕草が見られました。


みっちゃんが楽しめるようにイヤーマフ を持ち歩き

必要に応じて使いました。


そして、1〜2ヶ月くらいでしょうか。


少しずつイヤーマフ 無しで過ごす時間が増えてきました。


イヤーマフ を自分でコントロールして活用できる人ならば、とても良いアイテムであると思います。


でも、みっちゃんの様に自分でコントロールするのが難しく

ないと落ち着かない、などのこだわりになりかねない子にとっては

不安がありました。


けれど、あれから何ヶ月か経ち

今は、全くイヤーマフ を使わずに生活がおくれています。


みっちゃんが聴覚過敏であること

苦手な音があること

これらを理解して

今では、お守りの様にイヤーマフ を押し入れの上にしまってあります。


使い方によっては、とても助かるアイテムでありました。






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