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重度知的障害を伴う自閉症の兄がいる妹こっちゃんの心の葛藤を綴っています。
当時小学2年生のこっちゃんは、自分の気持ちを一枚のメモ紙に書きました。
「ママは、こっちゃんのこときらいだ」
この一言が全てを物語っています。
障害のある兄妹(兄弟)がいる子を「きょうだい児」と言います。
近年、やっときょうだい児の心のケアに目を向けられ始めてきましたが、やはりまだまだ日本は遅れているのかなという印象です。
障害児だけをケアしても
その障害児を日々支える家庭、特にきょうだい児のケアは、まだまだ社会に浸透されていないと思います。
きょうだい児には目に見えない心の葛藤を抱えている場合が多いです。
もちろん全てが全て皆んなと言う訳ではありません。
家庭の数だけ、それぞれの環境があります。
今まで沢山の先輩お母さんから、きょうだい児のケアの話を聞いてきましたが正直、我が家は大丈夫。
だってこんなに平等に愛情を注いでいるんだから。
と思って、他人事の様に聞いていました。
しかし小学校に入り、成長と共に色々と見えてくる子ども達。
妹こっちゃんは出来る事が増えて
私は知らぬうちに、兄みっちゃんの方へばかり目が向いていた事に気付いていませんでした。
動画にも綴ってある様に
こっちゃんの見えない心の葛藤、知らぬ間にさせていた我慢に私は、すぐに気付いてあげる事が出来ませんでした。
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