お立ちよりいただき、有難うございます🌿

 
 

 

 

時々、茶道をしているとどんないいことがあるの?

と聞かれる事があります。

 

 


 

季節を感じるとか

おおまかには分かるけど

こういう問いって

もっと見えない何かを知りたいんですよね。

 



本日は私の思ういいこと、を綴りたいと思います。

 

  


友人が実山椒をジンにつけて作ったお酒です。

美味しかった🤍





 

私の場合は、茶道を身につけるまでは

コンプレックスの塊でしたし

本当に不義理をよく交わしていたな、と思います。

 





ただ、愛想だけは良かったので

表立って嫌われる事はありませんでしたが

今の自分から見ると若いからこそ許されてきた事が

多かったように思います。

 

 



 

茶は、お辞儀の仕方からはじまって

礼儀を少しずつ学び

所作を学び、

 

 

 


そうこうしているうちに、

ある程度のところへ出ても、臆することなく

堂々としていられる自分になった気がします。


 

 


 

それはお礼の手紙ひとつとってもそう。

茶事茶会の後には先生や席主に宛てて手紙を書きます。

 




会社勤めをしていた頃は

筆で令状を書くなんて事まずなかったです。

メールでちゃちゃちゃーと済ませていました。

結婚して、何か頂き物をした時に

お礼のお手紙を(内)として書く時にどれ程助かったことか。

 



 

でもね、それ以上に

手でかかれたものって、思う以上に温かみがあるんです。書き手の想いとか温もりとか。

時間のかかる作業をその方の為に

わざわざするのですからね。


 









 

私の場合は茶の先(着物、懐石、菓子、書、舞踊など)の事まで気になってしまったパターンですが

 

 

 



茶を学ぶなかで出会ってきた先生方は本当に

背筋の伸びた立派な努力家(研究者?!)ばかりです。

懐石の先生はお料理するのに

毎回お着物に素敵な割烹着をお召しになれていました。(普段着もお着物だそうです)

 

 



 着付けの先生には、

それ知らないと、恥ずかしい思いしちゃうなぁ、とか

着物にはそんなストーリーがとか、

ささやかなお洒落の仕方とか

美意識が超高いのにさっぱりいやらしさがない。


 




先日は、道端にお着物姿の素敵な方がいるなぁと思ったら、日本舞踊の先生でした笑

 





好きを突き詰めたそういった方々とお近づきになれる事も嬉しかったですし

ほんの少しでも、その美しさやセンスのようなものに近づいて行けたらいいな、とは思います。

 

 

 


 

だから私にとって茶をするとどんな未来がまっていのか、

と聞かれたならば

臆することなく自信をもって会いたい方とお付き合いできるし、行きたい場所にいける自分になれる。

 

 

と答えると思います。

 

 



あともう一つは、

雨の音、照り返すような太陽の光、

静寂の雪、白雲、道端の虫、葉の虫食い

日常にあふれるなんて事ないものが

物凄く愛しく思える。

 



そんなものを見ては幸せだなぁって。

心地よいなぁ、ありがたいなって。

24H笑顔で。とは言わないけれど

シワを寄せては勿体無いですよ。




きれいごとでしょー!っと思われるかもしれないけど本当のことですよウインク





 

生徒さんによっては

忙しい中で唯一自分に戻れる時間という方もいらっしゃいますし、

禅の精神を学び日常に活かせるという方もいます。

 

 

 


それくらい、抹茶の効能は栄養価が高いということですね!

だから私も、お茶を通してより幸せな体験を

届けられるように日々色々な模索をしたいと思います。

 

 







『漁夫生涯竹一竿』

(ぎょふのしょうがい たけいっかん)




漁師は竿が一本あれば事足りる。

名誉も財産がなくても、

堂々と胸を張って

この竿があれば十分心豊かに暮らしていけるという

好きな言葉です。




竹竿一本に生きる潔さ

竹竿一本を極める不屈さ


 



あなたにとっての竿は何ですか?

どんな自分になりたいですか?

よかったら聞かせてくださいね。

きっと茶を通して、その自分になれると思いますよ。ご一緒に歩みましょう。

 

 


 

本日もお読みいただき有難うございます🤍

お茶のカケラが届きますように🌱

 

 

 

 

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