30代大学院卒フリーターから見た世の中のあれこれ -3ページ目

30代の就職活動(2)

役に立たない事ばかりを書いていても仕方がないので身近であった転職の例と思えるものでも書いておこう。


 


俺の周りであった、転職の例


 


A 住宅リフォーム→IT系有名会社


大学卒業後、銀行マンを経た後に仕事に疑問を感じて、一旦地元へ帰り住宅リフォームの会社を自ら立ち上げるなどしたが、再び大企業へのチャレンジということで30歳過ぎにIT系ベンチャー有名会社へと転職した。転職してすぐに年収一千万円台へ。


 


これは銀行マン時代のお客さんとのコネがあったということが一番のポイントになっている。一般で入るよりもよほどいいはず。やはり地道に就職活動などをするより確かだ。技術者の転職より営業系の転職の方がはるかに融通が利くなと思わされた一件だった。


 


B 大手メーカー→行政書士へ


30歳くらい。これも転職の成功例であったと思う。行政書士の資格はメーカー勤務時代にとったもの。


行政書士で稼げるのかという疑問をよそにおそらく収入はサラリーマン時代よりかなり増えていると思われる。


開業までの準備期間は確か、辞めてから半年~一年くらいだったと思う。


始めた動機は実家の近くで暮らしたかったからということだ。


お父さんが土建関係の仕事をしていたというのもあるが、本人もHP宣伝、コネ、とかなり努力をしていたように思う。


 


C メーカー→メーカー(両方営業職)


これは35歳。営業から営業で前職のキャリアもかなりあったようなので、もう少し容易なのかなと思ってはいたが、現実には厳しかったようで就職活動に半年くらいかかりかなりの数の求人をあたったようだ。実際に入った会社では人事が最初ないと言っていた転勤ですぐに飛ばされていた。


転職の理由は前の会社で喧嘩をしてやめてしまったらしい。まあよくある転職の例で成功例とはいいがたいかも・・。


 


D ニアミス


30過ぎ。フリーターをしていた時のイベントのバイトでたまたまつながっていた、とあるお役所の人から直接新規事業に誘われる。日当1万円、不定期のフリーターから年収600万円への提示。


これは他ならぬ俺のことである。結局行かなかったが、行けばよかったかなと今は少し後悔している。しかし、お役所仕事はあまり性にあわないだろうと思ったのが断った理由。現実的にこれが最後の学歴を生かした就職のチャンスだったかもしれない。


 


 


そして・・


 


結論などはないが一般的に、やりがいもしくは収入のどちらかが上がれば転職は成功なのかなと思う。高収入でウツ病になるよりは低収入で元気な方がはるかにいい。だが、一般的に高収入の方がウツ病にはなりにくいだろうなとも言える。


人それぞれのこだわり、苦手なものがあるわけなので一般論などはない。


 


一般的に35歳を過ぎると仕事がほとんどない、などというが、少なくとも生きていくという視点からみて仕事がないということはない。


45歳くらいまではあると思っていいと思う。50代になっても要はその人次第だと思う。


特にコンピューター系や、テレマーケッティング会社の派遣会社なら40歳を超えても勤めている人がたくさんいる。派遣会社で働いていたときも50代の新入社員の人がいた。


 


私自身の考えを言えば、35歳くらいからはもうそこでフリーであるならば企業に勤めるという発想よりも自分で何かをするという発想だろうなと思う。もっと若くしても一生フリーでやるならフリーでやると決めた方がいい。自営業なら自営業と決め込むべきだと思う。中途半端にあちこちを行ったり来たりするのが一番よくない。(色々な失敗の経験より勝手な意見)




力のあるフリーターとは(2)

京大卒の仙人のようなフリーター

俺が20代だったころに特許事務所を辞めて、仕事に迷っていた頃、職場の友人から紹介してもらった人がいた。年齢は40代くらいだった。
その頃一応会社組織にはなっていたのかもしれないのでフリーターと呼ぶにはちょっと当たらないのかもしれないが、少なくとも、本当に少人数のアルバイトがたまにくるくらいで、ほとんどその人一人で仕事をやっておられたようだ。

その人がやっていた仕事というのが植物調査の仕事である。
官公庁などから依頼される植生調査の仕事を、現場(つまり山だったり、原っぱだったりする)で行い。そのデータをまとめ官公庁に提出するのだ。

大学での専攻を生かしてということだったようだが、よくもまあ日本でしかも一人でこんな変わった仕事を・・、と思ったのを覚えている。
この人の家、兼仕事部屋につれていってもらうと部屋いっぱいに広げられた新聞紙の上に、色々な植物の標本が所狭しと広げられていた。

まさに植物分類学の申し子?植物と共に歩んでいる人だなあと思った。

好きなことを仕事にし、独自の道を歩んでいる。まぎれもなく真のフリーターの姿がそこにはあった。

動物に囲まれるのがムツゴロウさんであるなら、この人は植物に囲まれた仙人のようであった。

面識もない俺に惜しげもなく日本酒をふるまってくれながら、当時の悩んでいた俺に、「細く長くやれる仕事が、いいんじゃないかなあ」などとアドバイスしてくれたのを覚えている。

世の中、普段の生活からは見えないところに結構凄い人はいるもんだ。





力のあるフリーターとは

力のフリーターとはなんぞや?
今日はそれについてちょっと書いてみたいと思う。

力のあるフリーター、それはお金のあるフリーターか?

そういう人もいるだろう。例えば個人株投資家なども、力のあるフリーターだ。サラリーマンの収入より多かったりする。

けど、私が思うに、力のあるフリーターというのは自分のやりたいことを、たとえ貧乏でも、貫いていけるフリーターだと思う。

私が周りのすごいなと思えるフリーターの話をしよう。


大学の非常勤講師をしているフリーター。

この人は30代まではサラリーマンをしていたのだが、34歳のときに大学院に戻り、博士課程まで進学した。普通そんな事ができる人は少ない。年齢に負けてしまう。再び定職についたのが40代、結婚も40代である。大学院での専攻は大学時代と同じであるが、今あちこちの大学で講師をしておられる。あんまりお金にはなっておられないようだが、好きな事を好きなように続けているということで真のフリーターだ。
本も出版されたり、現在50代現役バリバリのフリーターである。しかも力というか専門知識は当たり前にすごい。研究にも熱心に取り組んでおられる。
30代から40代にかけて色々悩まれたりしたことも当然あったろうなと思う。


多くの人が会社であったり役所であったり、組織にしばられて、そこで自分をなだめ、お金で割り切り人生を生きて行く中で、自分の力で好きな事をやって人生を切り開いていく。それは素晴らしいことだし、自分もそうありたいと心から思う。

また、年齢など関係なく、その人次第で人生は切り開けるのだ。