ここ最近は
Super9Sでのツーリングネタが
多いですが
ぼちぼちNSFにも乗ろうと
ちょこっと整備しました。
リアサスはバネ替えたりサグ出ししたりと
いろいろやってたんですが
今回はフロントの仕様を
ちょっと変えます
実はフロントについては今まで
かなり色々変更してきました
NSFに乗り出してから
ずっと問題だったんですが
とにかく曲がらないんです
バネをNSR前期・ノーマル・ハード、
シートパイプはノーマル・95
この組み合わせを色々入れ替えたり
さらに油面も上げたり下げたり・・・
結局何やっても変わらなかったんですが
タイヤをBT601からTT93に変えたことで
一応の解決はしました。
あと気になっていた
底付き問題の対策をします
NSR50/NSF100フロントフォークの
ストローク量は82mmです。
現状だと何やっても
大体フルストロークしています
色々調べてみると
オイルロックピースを
長いものに変更すれば
ストロークを伸ばせるらしいので
変更してみます。
youtube動画用にカメラ回しながら
整備したんでちょっと画像も載せときます。
フロントフォークを外してトップキャップを開けます。
スプリングを取り出してからオイルを抜きます。
ばらすのに専用工具を使います。
これ持ってなかった時は
ボトムケースのボルトが供回りして
外すの大変だったんだけど、
これ買ってからは
苦労しなくなりました
シートパイプとリバウンドスプリング、
あとオイルロックピースが外れます。
組付けは逆の手順で進めます。
オイルロックピースは
手軽に手に入るのはこれか
NECTOの6mmアップくらいかな。
YUEでも加工受け付けてるようです。
その他ショップさんの加工品とか
あるみたいだけど。
オイルロックピースの変更で
なんでストロークが変わるのか
最初は意味が分からなくて
色々調べてみたんですが
やっと理解できたのは
こちらのS君さんのブログを
見てからですね。
自分で見返せるように図解しておきます。
フロントフォークの全屈位置は
ボトムケースとインナーチューブが
当たるところで決まります。
これに対して全伸の位置は
インナーチューブからシートパイプと
オイルロックピースを介して
ボトムケースに繋がる積み立て寸法で
決まります。
オイルロックピースの長さを変更すると
ボトムケースの位置が変わります。
10mm長いオイルロックピースを使うと
ボトムケースの組付け位置が10mm伸びて、
結果としてフォークの全長が10mm伸びます。
左側がオイルロックピース変更後
オイルロックピースを変更しても全屈位置は
ボトムケースとインナーチューブで決まるので
つまりストロークが10mmアップすることになります。
テープを張ってるの位置が全屈位置。
今までと位置変わりません。
インナーチューブとシートパイプ、スプリングの
位置関係は全伸位置では変わらないので
セッティングは同じになります。(油面は?)
少なくとも初期~中間(フルボトム前)までは
今までと同じになるはず
フルボトム近辺はオイルロックピースの
テーパー形状が影響するようなので
どうなるかは走ってみないとわからないです。
このあたりの情報は検索しても出てこないですね。
(溝付きとかなんとか出てくるけどなんのことだか)
先ほど全屈位置は
インナーチューブとボトムケースが
当たるとこって書きましたが、
これ正確じゃなくて実際には
オイルロックピースがインナーチューブに潜り込み、
オイル経路を遮断することで
動きを止める位置が全屈位置になります。
だから「オイルロックピース」って
名称なんですね。。。
オイルを入れてない状態で
フォークを動かすとカチンと当たりますが
実際にオイルを入れるとそこまで行く前に
オイルでロックされるってことですね。
ってことで基本的にセッティングは
同じまま組みなおします。
フォーク全長は10mm伸びてるんで
突き出しは+10mmにしてますけどね
さてあとはいつ走りに行くかだな。。。
この暑い中走るのはちょっと拷問だけどな
涼しくなるの待ってたら
いつになるかわからないので
天気予報見てちょっと
気温が低そうな日を狙っていくかな。。。