今回の山行記録は赤城山の「銚子の伽藍(ちょうしのがらん)」での沢登りです!
※粕川源流
※群馬県前橋市
 
 
 
【過去の山行記録(銚子の伽藍)
 
 
【アクセス】

群馬県道16号線(大胡赤城線)は赤城温泉郷を過ぎると携帯電波がかなり厳しくなりますので軽井沢峠に集合(待ち合わせ)をする場合は要注意

です。

駒形ICから軽井沢峠まで約31km(約54分)

 
 
【計画したコース】
軽井沢峠→牛石峠→銚子の伽藍(懸垂下降)→銚子の伽藍(登攀)→牛石峠→軽井沢峠
 
 

 

【キャニオニング方式での銚子の伽藍の下降・遡行方法】
①銚子の伽藍の落ち口に到着
②立木に1回目の懸垂下降の支点を構築 ※50mロープ2本を連結し折り返し ※ロープは残置
③懸垂下降 ※約45m下降 滝は小さい滝を含め3ヶ所通過

④2回目の懸垂下降支点構築 ※50mロープ1本折り返し ※ロープは残置

⑤歩き(下降・クライムダウン) ※その下までも下降可能ですがロープの本数と技術力等にもよる。

⑥遡行 ※残置したロープにアッセンダーを使用して登攀

 

 

 

 

【キャニオニング方式ではない遡行方法について】

キャニオニング方式ではなく下流部からの登り詰めていくことも可能です。その場合、渇水時期(水量の少ない時期)を選んで遡行することをおすすめいたします。下流部からの遡行を成功させている方もいますが登攀の技術力はフリーで5.12aが登れる方(コンスタントに5.11bが登れる方)ばかりですのでフリーでの登攀力・沢登りの経験値・ロープワーク等の技術力が必要です。

 
 

 

【ウエットスーツ】

前回は7月初旬の真夏日だったため一般的な沢登りのクロージングでしたが今回は駐車場にいる時から肌寒い感じがしたのでウエットスーツを着用しました。歩くときは暑いですが激シャワーを浴びる時間が長いためウエットスーツを着用して正解でした。参考までに今回のクロージングはこんな感じです↓

 

①登山用アンダーウェア(ファイントラック ドライレイヤーベーシック)

②モンベル「クリマプレン パドリングジョン」

③モンベル「クリマプレン パドリングフルジップロングスリーブ」

 

 
 
 

 

 
軽井沢峠の駐車スペースからのスタートです。
※停め方にもよりますが約10台弱程度駐車可能

 

 

 

 

牛石峠

 

 

 

牛石

 

 

 

銚子の伽藍に到着

※駐車スペースから約20分

 

 

 

 

 

立木で懸垂下降用の支点構築

※50mロープを2本繋いで折り返し。クローブヒッチ等でFIXはしていません。

※アンカーチェーン&大型カラビナなど強固なもので支点構築されることをおすすめします。

 

 

 
 
1回目の懸垂下降は激シャワー

 

 

 

2回目の懸垂下降

 

 

 

ゴルジュ帯に着地(着水)

 

 
ゴルジュ内を少し歩いて下降

 

 

 
3回目の懸垂下降

 

 

 

ゴルジュ

 

 

 

 

2回目の懸垂下降の支点構築

※残置の支点(ステンレスハンガー)あり

※最初の懸垂下降からこちらの滝の懸垂下降地点までは50mロープ2本で懸垂下降しました。

※懸垂下降支点(最初の立木)から着地点までは約45m

※1回目の懸垂下降・・・50mロープ2本使用

※2回目の懸垂下降・・・50mロープ1本使用

 

 

 

懸垂下降

 

 

 

ゴルジュ帯を歩いて降ります。

 

 

 

 

遡行開始

※降りてきたところを再び登り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
参考までに前回と今回の比較です。

 

 

 

最後の滝が激シャワー

 

 

 

 

 

今回のコースです。

 

 
 

山行記録No.551

銚子の伽藍(ちょうしのがらん)

2023年9月22日(金)

 

8:22 軽井沢峠

 ↓

8:48 銚子の伽藍

 ↓

9:34 下降終了点・遡行開始

 ↓

11:24 遡行終了・片付・休憩

 ↓

12:31 軽井沢峠

 

 

【基本装備】

ヘルメット・ハーネス・セルフビレイコード(ペツル コネクトアジャスト)・ビレイデバイス(ペツル ルベルソ)・スリング(60cm・120cm・240cm)・カラビナ各種・アルパインヌンチャク・カム・ハーケン・アルパインピトン(イボイノシシ)・ホーリングシステム装備

 

【ロープ】

8.6mm 50m 3本 ※べアール「コブラⅡ」

6.5mm 25m 1本 ※ファイントラック フローティングロープ

 

【カム】

使用せず

 

【ハーケン】

使用せず

 

【ヌンチャク】

実際に使用したヌンチャク・アルパインヌンチャク(60cmスリング)・・・使用せず

 

【シューズ】

沢靴・・・ラバー

 

【無線機】

デジタル簡易無線機・・・アイコムIC-DPR7S

 

【その他】

ココヘリ

山岳保険

オンライン登山届Compass

 

【グレードの目安】※今回は前回よりも水量が多かったため少し難しめでした。

 トップ・・・室内ジムのリードで5.10dか5.11a以上

 セカンド・・・室内ジムのリードで5.10bか5.10c以上

※小さいカチとスローパーを使える(保持出来る)登攀力が必要

※グレードの目安はフリークライミングの登攀力がある方でも沢登りの経験・遡行時の沢の状況・登攀するライン等によりかなり異なりますのであくまでも参考にご覧ください。

※A0する場合は上記よりも下のグレードでも登攀可能です。

※あくまでも私個人の体感グレードですので参考程度にご覧頂ければと思います。体感なのでその時によって変わる可能性大です。

 

 

 

下山後は赤城温泉郷の湯之沢館で日帰り温泉入浴

※入浴料¥600

 

 

 

 

にごり湯の温泉です。

 

 

 

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