今回の山行記録(遡行記録)は美しいナメと滑川大滝が人気の東北吾妻連峰阿武隈川水系「前川大滝沢」での沢登りです。滑川大滝駐車スペースからスタートするコースで計画しました。※山形県米沢市
【アクセス】
福島大笹生ICから滑川大滝駐車スペースまで約26km(約39分)
※滑川橋を渡って右側に滑川大滝駐車スペースあり
【参考書籍①】
「沢登り銘渓62選」※豊野則夫著/山と渓谷社
今回は滝の名称・高さなどの遡行情報は「沢登り銘渓62選」を参考にさせて頂きました。
「前川大滝沢(まえかわおおたきさわ)」の遡行図も分かりやすく記載されているので遡行前にご覧になることをおすすめいたします。
「沢登り銘渓62選」によるグレードはこちらです。
総合グレード・・・初級
滝登攀グレード・・・3級(3段15m滝)
【参考書籍②】
入門&ガイド 沢登り ヤマケイ入門&ガイド※手嶋亨; 童人トマの風 編著/山と渓谷社
「入門&ガイド 沢登り ヤマケイ入門&ガイド」によるグレードはこちらです。
難易度・・・2級下/Ⅲ
【計画したコース】
滑川大滝駐車スペース→滑川橋→滑川大滝→桶木沢→脱渓→下山道→滑川大滝駐車スペース
滑川大滝駐車スペースからのスタートです。
※5台〜7台程度
※滑川橋の近くです。
※ここに駐車出来ない場合は600mぐらい下に5台〜8台ぐらい駐車可能なスペースあり
どちらからも行けますが滑川橋を渡らずに右から行きました。
左・・・滑川橋
右・・・滑川橋下流部
滑川橋の少し下流部から入渓
赤褐色の沢床と青い空がいい感じです!
①3段15m
フリクションも良かったのでフリーで登りました。
ロープ確保する場合は終了点の支点構築にちょうどいいところに残置あり
小滝
2段6m
ナメ最高〜!
4段10m
②トイ状ナメ滝5m
滑川大滝は左(右岸)のルンゼを高巻き
落ち葉が堆積しているので滑りやすいです。
※ハンマー使用かチェーンスパイク装着をおすすめします。
10m
登れるのか?を偵察
大ガバと階段なので技術的には登れるけどゴーグルが欲しいですね・・・
飛び込み〜!
10m
ナメ床トイ状
二俣
※左・・・ネコノ沢
※右・・・本流
二俣
※左・・・本流
※右・・・ホラノ貝沢
トイ状ナメ
スイミングタイム
⑤幅広8m
中央より少し右側から登りました。
※離陸して2手目が核心
※ロープ使用(残置・中間支点なしなのでロープ引っ張り・ビレイなし)
※落ち口の先にある立木で支点構築してセカンド確保
※右岸から巻くことも可能
4m
⑥ヒョングリ滝12m
10m
⑦15m
⑧Y字滝(Y字状8m)
泳いでY字滝に取り付きます。
フリーで登攀
ナメ小滝
ウォータースライダー楽しい〜!
吊り橋
小滝の連続
二俣
※左・・・桶木沢
※右・・・本流
桶木沢
脱渓から明瞭な登山道までは約10分程度の藪漕ぎ
山行記録No.533
前川大滝沢(まえかわおおたきさわ)
2023年8月6日(日)
6:56 駐車スペース
↓
6:58 滑川橋
↓
7:40 滑川大滝
↓
11:19 桶木沢
↓
11:26 遡行終了
↓
13:27 駐車スペース
【グレードの目安】
トップ・・・室内ジムのリードで5.10dか5.11a以上 ※⑤幅広8mの中央右
セカンド・・・室内ジムのリードで5.10cか5.10d以上 ※⑤幅広8mの中央右
※今回は練習も含めて「⑤幅広8m」で1回だけロープを出しています。
※グレードの目安はフリークライミングの登攀力がある方でも沢登りの経験・遡行時の沢の状況・登攀するライン等によりかなり異なりますのであくまでも参考にご覧ください。
※A0する場合は上記よりも下のグレードでも登攀可能です。
※あくまでも私個人の体感グレードですので参考程度にご覧頂ければと思います。体感なのでその時によって変わる可能性大です。
【ロープ】
8.1mm 30m 1本
※べアール「アイスライン」30mカット
【アルパインヌンチャク】
実際に使用したアルパインヌンチャク・・・なし
【カム】
実際に使用したカム・・・なし
【ハーケン】
実際に使用したハーケン・・・なし
【アルパインピトン(通称イボイノシシ)】
実際に使用したアルパインピトン・・・なし
【シューズ】
ラバー
【無線機】
デジタル簡易無線機「アイコムIC-DPR7S」
【その他】
ヘルメット・ハーネス・セルフビレイコード(ペツル コネクトアジャスト)・ビレイデバイス(ペツル ルベルソ)・スリング(60cm・120cm・240cm)・カラビナ各種・アルパインヌンチャク・カム・ハーケン・アルパインピトン(イボイノシシ)・ホーリングシステム装備
ココヘリ
山岳保険
オンライン登山届Compass
下山後は滑川温泉の福島屋さんで日帰り温泉入浴
※入浴料¥600
オニヤンマもいました〜!
道の駅ふくしまに寄り道して「桃まみれ」を頂きました〜!