山行記録(五十音順) 装備

 

 

今回はハーケンの使い方と実例についての記事です。

これからハーケンとハンマーの購入などを考えている方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。

 

 

【ハーケンの種類】

ハーケンの材質は大きく分けて2種類あります。

写真左がクロモリハーケン(クロームモリブデン鋼)・写真右が軟鉄ハーケンです。

また、形状はタテ型・ヨコ型・兼用型があります。

※写真左・・・ブラックダイヤモンド「バガブー#5(厚刃)」
※写真右・・・モチヅキ「KS型ウェーブハーケン兼用型」
 

 

 

 

 

 

 

【ハーケン使用の実例】

こちらは軟鉄ハーケンを打っている時の写真です。

※写真のハーケンはモチヅキ「KS型ウェーブハーケンタテ型」

 

 

 

 

写真は軟鉄ハーケンにアルパインヌンチャクをセットして中間支点にしています。

 

 

 

【実例1】

こちらはクロモリハーケンを打った実例です。
このようにハーケンの「アゴ」が岩に接するように打ち込みます。
こうすることによってハーケンが抜けづらくなります。
 

 

 
 
【実例2】
 
 
 
上記のように打ち込むのが理想ですが・・・
実際は綺麗に奥まで打ち込むことが出来ないことも多々あります。
 
 
こちらは最後まで入ってませんのでNGです。
NGですが実際はかなり効いてます。しかし墜落等で荷重がかかると曲がる可能性が高いです。

 

 

 

軟鉄ハーケンを抜くとかなり曲がってしまいますが叩くと直りますので複数回は使えます。

 

 

 

【KONGのアルパインピトン】

こちらはKONGのアルパインピトン「ワーティ」です。

L=17cm 刃渡り=12cm

ハーケンが打てないような場所や草付きなどで重宝します。1本持っていると非常に便利です。しかし国内在庫数はかなり少ないようなので時期によっては入手困難

 
 
 

【ハンマー】

ハーケンはこのようなハンマーで打ちます。
沢登りでハーケンを打つ場合、トップ(リード)でハーケンを打つ方はもちろん、他の方はハーケンを抜く必要があるのでハンマーは必須の装備でもあります。
※写真・・・ロックテリクス 「ゴルジュハンマー」