しかし、スキーもスノボもスノーモビルも登山靴も所有していない私のような人は、冬が来ると、どうにも出不精になりがちです。
昨年、25~6年前のリバースチール・トランパーという布製のファルトボートを友人から譲り受け、春・夏・秋と、楽しい日々を過ごしたのですが…
北海道の冬と言うのは、ファルトボートで遊ぶのには向いて居らず、12月に一度、支笏湖で浮かんだっきり、大人しく、仕事の傍ら風邪やインフルエンザで寝込んだりなんかしていた訳です。
先日、妻と支笏湖までドライブした際、湖を眺めてしまってから、どうしてもカヌーを漕ぎたくて仕方がなくなってしまいました。
『真冬の景色の中、大空と湖の狭間で波に揺られたい!』
そんなわけで、久々に車の荷台にカヌーを積んで支笏湖へ行ってきました。
お気に入りの出艇場所であるポロピナイは、夏の間は食堂や売店なども営業しており、沢山の観光客やドライブ家族なんかで賑わっているのですが、冬は駐車場もチェーンで閉鎖され、人っ子一人居ない、寂しい空間になってしまいます。
駐車場ゲート前の僅かな駐車スペースに車を停め、カヌーを持って湖畔まで歩いて行きます。
イイ天気です♪

浜辺で軽くストレッチをして、艇に乗り込み、西側の沖合いを、丸駒温泉方面へ向かって漕ぎ進みます。

雲の隙間から覗き込んだ太陽が湖面に反射して、とても気持ちが良いです。
丸駒温泉の沖合いまで一気に漕ぎます。
日頃の運動不足と、防寒ジャケットの下に何枚も着込んだセーターやライフジャケットがゴワつき、容易に筋肉痛になるパターンです。

時折、吹く突風に全身が凍り付くような寒さを感じます。
今日は出来ればオコタンキャンプ場跡まで行ってみようと思っていたのですが、思いのほか風も冷たく、オコタン方面に漕ぎ進むにつれ、冷たい追い風が強くなって、艇がなかなか進まないばかりか、顔面の皮膚感覚がなくなって来ます。
更に、オコタン方面の空は吹雪いて居り、無理をして漕ぎ進むと引き返せなくなる可能性が高く、厄介なので、今日は丸駒温泉までで引き返すことにします。
使い捨てカイロを2袋、ジャケットの左右のポケットに押し込み、岸に向かって漕ぎます。

岸辺に転がる岩と岩の間を擦り抜けて遊んでみましたが、こういう所には時折、水面近くまで突起した岩に艇底が引っ掛かり、ヒヤッとすることがあります。

岩を叩く波しぶきが、美しい氷の造形を成していました。

日当たりの良さそうなビーチを見付けたので、上陸してみます。

恵庭岳の森林の隙間から浜辺に虹が差し込んでいます。
陽は西岸に面して聳え立つ、恵庭岳の方へと沈んで行きます。
つまり、西岸は東岸より日陰になるのが早く、吹きつける風も次第に冷たくなって行きます。

砂地にはエゾシカの足跡が続いていました。

暫し休憩をとり、森の中を散策してみましたが、特に写真を撮るほどのものは見当たりませんでした。
ビーチを発つと、次第に風が弱まり、湖面も凪いで来ました。

美しい湖畔の風景を眺めながら、ゆっくりと沖合いへ進みつつ、ポロピナイへ戻ります。
東岸に聳える、風不死岳と青空のコントラストがとても美しいです。


ポロピナイ到着。

車までカヌーを担いで歩きます。

写真では解りにくいですが、カヌーに付着した水が、完全に凍結しています。

実は、このあとカヌーを解体する際、カヌー本体がパリッパリに凍り付いて折り畳めず、アルミフレームの接合部も凍結してなかなか抜けず、一箇所ごとに使い捨てカイロで温めながら解体したため、大変手間取りました。
体もひえきってしまったので、帰り道にあるジェームスさんの家に寄って、熱いコーヒーを頂いてから家に帰りました(^^)
次は、もっと早い時間に艇を出して、オコタンキャンプ場跡か、時間的に可能であれば美笛キャンプ場あたりまで行ってみようと思います。





















