AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -206ページ目

皆様へ☆

質問が何度か、ありましたので、この場を借りてお答えします。


私(かつ)が描いているマジすか学園2☆のストーリーは、テレビ東京で4月から放送されるマジすか学園2とは、一切関係ありません。

マジすか学園(1)のキャラクターとストーリーをもとにした完全オリジナルです。

誤解なさらないように

お気をつけて

気軽に、私の拙い物語をお楽しみください。

マジすか学園2☆ #11ー3

大場ミナ、山内スズランは、渋谷にあるファーストフード店から、移動を開始していた。ある場所へ、タクシーに乗って。

後部座席に、ミナとスズラン、
助手席には、先ほど出会った、長い黒髪の少女が座っていた。

相変わらず、スズランは、ノートパソコンに映し出されているデスゲームを見ていた。
そのスズランに、声をかけるミナ。

「おい!まだ、時期尚早じゃなかったのかよ!」

「虎穴に入らずんば、なんとやら、だよ。ちょっと、黙ってくれる?いま、忙しいんだから」

「えー!」

ミナが、スズランのつれない態度に驚いた矢先ー

「やっぱり、マークされてましたか…」

助手席の少女が、サイドミラーを見て、何かに気づいた。


タクシーの後方から、二十数台のバイクが、追ってきていた。
皆、特攻服を着ている少女たち。もちろん、ヘルメットは被っていなかった。


「あいつら、アンダーガールズじゃないか?」

ミナが、特攻服を見て、都内最大最強の暴走レディース組織の名を挙げた。

「車をとめてください」
助手席の少女は、タクシーの運転手に、そう告げた。

停車したタクシーから、素早く降りる少女。

その周りを、二十数台のバイクがあっという間にとり囲む。アクセル音を響かせながら。


「どこへ、行くつもりだ?」

紫の特攻服のメンバーの間を縫って、
黒の特攻服を身にまとった長身の少女が、前に進み出た。長い黒髪の少女より、さらに長い髪。


「ゲームの最中に、親衛隊十人衆が、こんなところにいていいの?小木曽…」

親衛隊十人衆のひとり、小木曽汐莉だった。

「総参謀の命令だ。裏切り者の動向を探れ…とな。案の定だったよ。この時間に特攻服を着て、新宿に来るとは…。お前は、昔から、ゲームに批判的だった。邪魔はさせん!」

「ゲームの主役に、借りがありますから。わたしを止めるつもりなら、シノブか須田を連れてくるべきでしたね。元特攻隊長の意地…見せましょうか?」

長い黒髪の少女の正体は、アンダーガールズ特攻隊長の向田マナツだった。
組織とは決別していたらしい。

一触即発の状態。

「お前の“見えない拳”と、一度闘ってみたかった」



タクシーの後部座席では、スズランが、ひと仕事終えたらしく、ふぅ、と溜め息をついて、ノートパソコンを閉じた。

「あとは、頑張って!ゲキカラさん」

顔の前で、両手を合わせた。

「おい、スズラン!あいつら、やっちゃっていいのか?」

「えっ!ミナ、まだ、いたの?」

「えー!」

「早く行けー!」

「よっしゃあ!鉄拳制裁!」

ミナは、喜び勇んで、タクシーをとび出した。
ミナの両拳には、白銀色の革グローブがはめられていた。

「喧嘩ダイエットだよ。ミナ」

そう言って、スズランも、車外に出ようとした。

「お客さん、料金…」

タクシー運転手が、振り向いて言った。

「えー!」


渋々、タクシー料金を支払うスズランであった。






【#10】

マジすか学園2☆ #11ー2

五階の扉の前ー

「地震…」

残してきた、チームホルモンとゲキカラが気にかかる前田。気持ちも揺れていた。


『後ろを振り向くな!生きろ!』


パン、と、両手で、顔を叩く。

「よし!」

ゲキカラの言葉とチームホルモンの魂を胸に

気合いを入れ直し、前田は、五階の扉を開けた。

ガチャリ

室内の
眩しさに、一瞬、目を細める。

四階と違い、煌々と、照明に照らし出された部屋。

特に、何も置かれていない。広々としている。

目の前には、細くて華奢な少女がいた。
両の目は、閉じられている。

黒の特攻服に、ストレートでダークブラウンの髪が、胸元にかかっている。


「いま『この子が本当に親衛隊?』って思ったでしょ」
少女は、目を閉じたまま言った。

「えっ!」

戸惑う前田。

「わたしが、親衛隊十人衆のひとり、松下ユイだよ。そうだよ。目は、見えないんだよ」


前田は、いま、ユイの目が、もしかしたら見えないのでは…、と考えていたところだった。

ユイの発する言葉に
とてつもない不気味さを感じ始めていた。

「いま、『気持ちわるい』って思ったでしょ。

ははは…

きっかけは、交通事故だったんだよね。
医者からは、もう、一生、目に光は戻らないって言われちゃってね。でも…
目が見えなくなってから、逆に、見えてくるものってあるんだね。何がどこにあるか、誰がどこにいるか、気配でわかるようになっていったんだよね。そしたら、ある日、相手の考えてることも、見えるようになったんだ…」


(マジなのか…?)と、前田が、心の中で、つぶやく。


「マジだよ」

ユイは、前田の心の声に、迷わず答えた。

不敵な微笑とともに。