マジすか学園2☆ #11ー2 | AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」

マジすか学園2☆ #11ー2

五階の扉の前ー

「地震…」

残してきた、チームホルモンとゲキカラが気にかかる前田。気持ちも揺れていた。


『後ろを振り向くな!生きろ!』


パン、と、両手で、顔を叩く。

「よし!」

ゲキカラの言葉とチームホルモンの魂を胸に

気合いを入れ直し、前田は、五階の扉を開けた。

ガチャリ

室内の
眩しさに、一瞬、目を細める。

四階と違い、煌々と、照明に照らし出された部屋。

特に、何も置かれていない。広々としている。

目の前には、細くて華奢な少女がいた。
両の目は、閉じられている。

黒の特攻服に、ストレートでダークブラウンの髪が、胸元にかかっている。


「いま『この子が本当に親衛隊?』って思ったでしょ」
少女は、目を閉じたまま言った。

「えっ!」

戸惑う前田。

「わたしが、親衛隊十人衆のひとり、松下ユイだよ。そうだよ。目は、見えないんだよ」


前田は、いま、ユイの目が、もしかしたら見えないのでは…、と考えていたところだった。

ユイの発する言葉に
とてつもない不気味さを感じ始めていた。

「いま、『気持ちわるい』って思ったでしょ。

ははは…

きっかけは、交通事故だったんだよね。
医者からは、もう、一生、目に光は戻らないって言われちゃってね。でも…
目が見えなくなってから、逆に、見えてくるものってあるんだね。何がどこにあるか、誰がどこにいるか、気配でわかるようになっていったんだよね。そしたら、ある日、相手の考えてることも、見えるようになったんだ…」


(マジなのか…?)と、前田が、心の中で、つぶやく。


「マジだよ」

ユイは、前田の心の声に、迷わず答えた。

不敵な微笑とともに。