マジすか学園2☆ #11ー2
五階の扉の前ー
「地震…」
残してきた、チームホルモンとゲキカラが気にかかる前田。気持ちも揺れていた。
『後ろを振り向くな!生きろ!』
パン、と、両手で、顔を叩く。
「よし!」
ゲキカラの言葉とチームホルモンの魂を胸に
気合いを入れ直し、前田は、五階の扉を開けた。
ガチャリ
室内の
眩しさに、一瞬、目を細める。
四階と違い、煌々と、照明に照らし出された部屋。
特に、何も置かれていない。広々としている。
目の前には、細くて華奢な少女がいた。
両の目は、閉じられている。
黒の特攻服に、ストレートでダークブラウンの髪が、胸元にかかっている。
「いま『この子が本当に親衛隊?』って思ったでしょ」
少女は、目を閉じたまま言った。
「えっ!」
戸惑う前田。
「わたしが、親衛隊十人衆のひとり、松下ユイだよ。そうだよ。目は、見えないんだよ」
前田は、いま、ユイの目が、もしかしたら見えないのでは…、と考えていたところだった。
ユイの発する言葉に
とてつもない不気味さを感じ始めていた。
「いま、『気持ちわるい』って思ったでしょ。
ははは…
きっかけは、交通事故だったんだよね。
医者からは、もう、一生、目に光は戻らないって言われちゃってね。でも…
目が見えなくなってから、逆に、見えてくるものってあるんだね。何がどこにあるか、誰がどこにいるか、気配でわかるようになっていったんだよね。そしたら、ある日、相手の考えてることも、見えるようになったんだ…」
(マジなのか…?)と、前田が、心の中で、つぶやく。
「マジだよ」
ユイは、前田の心の声に、迷わず答えた。
不敵な微笑とともに。
「地震…」
残してきた、チームホルモンとゲキカラが気にかかる前田。気持ちも揺れていた。
『後ろを振り向くな!生きろ!』
パン、と、両手で、顔を叩く。
「よし!」
ゲキカラの言葉とチームホルモンの魂を胸に
気合いを入れ直し、前田は、五階の扉を開けた。
ガチャリ
室内の
眩しさに、一瞬、目を細める。
四階と違い、煌々と、照明に照らし出された部屋。
特に、何も置かれていない。広々としている。
目の前には、細くて華奢な少女がいた。
両の目は、閉じられている。
黒の特攻服に、ストレートでダークブラウンの髪が、胸元にかかっている。
「いま『この子が本当に親衛隊?』って思ったでしょ」
少女は、目を閉じたまま言った。
「えっ!」
戸惑う前田。
「わたしが、親衛隊十人衆のひとり、松下ユイだよ。そうだよ。目は、見えないんだよ」
前田は、いま、ユイの目が、もしかしたら見えないのでは…、と考えていたところだった。
ユイの発する言葉に
とてつもない不気味さを感じ始めていた。
「いま、『気持ちわるい』って思ったでしょ。
ははは…
きっかけは、交通事故だったんだよね。
医者からは、もう、一生、目に光は戻らないって言われちゃってね。でも…
目が見えなくなってから、逆に、見えてくるものってあるんだね。何がどこにあるか、誰がどこにいるか、気配でわかるようになっていったんだよね。そしたら、ある日、相手の考えてることも、見えるようになったんだ…」
(マジなのか…?)と、前田が、心の中で、つぶやく。
「マジだよ」
ユイは、前田の心の声に、迷わず答えた。
不敵な微笑とともに。