マジすか学園2☆ #11ー3
大場ミナ、山内スズランは、渋谷にあるファーストフード店から、移動を開始していた。ある場所へ、タクシーに乗って。
後部座席に、ミナとスズラン、
助手席には、先ほど出会った、長い黒髪の少女が座っていた。
相変わらず、スズランは、ノートパソコンに映し出されているデスゲームを見ていた。
そのスズランに、声をかけるミナ。
「おい!まだ、時期尚早じゃなかったのかよ!」
「虎穴に入らずんば、なんとやら、だよ。ちょっと、黙ってくれる?いま、忙しいんだから」
「えー!」
ミナが、スズランのつれない態度に驚いた矢先ー
「やっぱり、マークされてましたか…」
助手席の少女が、サイドミラーを見て、何かに気づいた。
タクシーの後方から、二十数台のバイクが、追ってきていた。
皆、特攻服を着ている少女たち。もちろん、ヘルメットは被っていなかった。
「あいつら、アンダーガールズじゃないか?」
ミナが、特攻服を見て、都内最大最強の暴走レディース組織の名を挙げた。
「車をとめてください」
助手席の少女は、タクシーの運転手に、そう告げた。
停車したタクシーから、素早く降りる少女。
その周りを、二十数台のバイクがあっという間にとり囲む。アクセル音を響かせながら。
「どこへ、行くつもりだ?」
紫の特攻服のメンバーの間を縫って、
黒の特攻服を身にまとった長身の少女が、前に進み出た。長い黒髪の少女より、さらに長い髪。
「ゲームの最中に、親衛隊十人衆が、こんなところにいていいの?小木曽…」
親衛隊十人衆のひとり、小木曽汐莉だった。
「総参謀の命令だ。裏切り者の動向を探れ…とな。案の定だったよ。この時間に特攻服を着て、新宿に来るとは…。お前は、昔から、ゲームに批判的だった。邪魔はさせん!」
「ゲームの主役に、借りがありますから。わたしを止めるつもりなら、シノブか須田を連れてくるべきでしたね。元特攻隊長の意地…見せましょうか?」
長い黒髪の少女の正体は、アンダーガールズ特攻隊長の向田マナツだった。
組織とは決別していたらしい。
一触即発の状態。
「お前の“見えない拳”と、一度闘ってみたかった」
タクシーの後部座席では、スズランが、ひと仕事終えたらしく、ふぅ、と溜め息をついて、ノートパソコンを閉じた。
「あとは、頑張って!ゲキカラさん」
顔の前で、両手を合わせた。
「おい、スズラン!あいつら、やっちゃっていいのか?」
「えっ!ミナ、まだ、いたの?」
「えー!」
「早く行けー!」
「よっしゃあ!鉄拳制裁!」
ミナは、喜び勇んで、タクシーをとび出した。
ミナの両拳には、白銀色の革グローブがはめられていた。
「喧嘩ダイエットだよ。ミナ」
そう言って、スズランも、車外に出ようとした。
「お客さん、料金…」
タクシー運転手が、振り向いて言った。
「えー!」
渋々、タクシー料金を支払うスズランであった。
【#10】
後部座席に、ミナとスズラン、
助手席には、先ほど出会った、長い黒髪の少女が座っていた。
相変わらず、スズランは、ノートパソコンに映し出されているデスゲームを見ていた。
そのスズランに、声をかけるミナ。
「おい!まだ、時期尚早じゃなかったのかよ!」
「虎穴に入らずんば、なんとやら、だよ。ちょっと、黙ってくれる?いま、忙しいんだから」
「えー!」
ミナが、スズランのつれない態度に驚いた矢先ー
「やっぱり、マークされてましたか…」
助手席の少女が、サイドミラーを見て、何かに気づいた。
タクシーの後方から、二十数台のバイクが、追ってきていた。
皆、特攻服を着ている少女たち。もちろん、ヘルメットは被っていなかった。
「あいつら、アンダーガールズじゃないか?」
ミナが、特攻服を見て、都内最大最強の暴走レディース組織の名を挙げた。
「車をとめてください」
助手席の少女は、タクシーの運転手に、そう告げた。
停車したタクシーから、素早く降りる少女。
その周りを、二十数台のバイクがあっという間にとり囲む。アクセル音を響かせながら。
「どこへ、行くつもりだ?」
紫の特攻服のメンバーの間を縫って、
黒の特攻服を身にまとった長身の少女が、前に進み出た。長い黒髪の少女より、さらに長い髪。
「ゲームの最中に、親衛隊十人衆が、こんなところにいていいの?小木曽…」
親衛隊十人衆のひとり、小木曽汐莉だった。
「総参謀の命令だ。裏切り者の動向を探れ…とな。案の定だったよ。この時間に特攻服を着て、新宿に来るとは…。お前は、昔から、ゲームに批判的だった。邪魔はさせん!」
「ゲームの主役に、借りがありますから。わたしを止めるつもりなら、シノブか須田を連れてくるべきでしたね。元特攻隊長の意地…見せましょうか?」
長い黒髪の少女の正体は、アンダーガールズ特攻隊長の向田マナツだった。
組織とは決別していたらしい。
一触即発の状態。
「お前の“見えない拳”と、一度闘ってみたかった」
タクシーの後部座席では、スズランが、ひと仕事終えたらしく、ふぅ、と溜め息をついて、ノートパソコンを閉じた。
「あとは、頑張って!ゲキカラさん」
顔の前で、両手を合わせた。
「おい、スズラン!あいつら、やっちゃっていいのか?」
「えっ!ミナ、まだ、いたの?」
「えー!」
「早く行けー!」
「よっしゃあ!鉄拳制裁!」
ミナは、喜び勇んで、タクシーをとび出した。
ミナの両拳には、白銀色の革グローブがはめられていた。
「喧嘩ダイエットだよ。ミナ」
そう言って、スズランも、車外に出ようとした。
「お客さん、料金…」
タクシー運転手が、振り向いて言った。
「えー!」
渋々、タクシー料金を支払うスズランであった。
【#10】