マジすか学園3☆#2ー2☆
昭和に、四天王を名乗ることをやめてほしいと宣告された、だるま、学ラン、歌舞伎シスターズ。
「なんでや!?お前らに迷惑かけてへんやろ!」
だるまの言葉を受け流し、アニメが続ける。
「ラッパッパの部長になる前田さんの下に四天王は、一組でいいんです。そう、わたしたちだけで…」
「敦子がラッパッパに入るっていうのか?」
学ランには、寝耳に水のことだった。だるまは、前田の悩みの原因のひとつがこれだったのかと理解した。
「お願いしている段階です」
正直にジャンボが答えた。
「お前たちが四天王だって?笑わせんなよ」
大歌舞伎が、鼻で笑う。
「それは…、いまから証明します」
ライスが、そう言うと、ラッパッパの四人の顔つきと雰囲気が変わった。それぞれの背中にオーラのようなものを感じる。
「オーラ…。人体から発散される霊的なエネルギーのこと。転じて、ある人物や物体が発する、一種独特な…」
「まずは、小歌舞伎!お前は、解説ばっかりで、体術は、まったく話にならないんだよ!」
ライスが、小歌舞伎を殴りとばす。しりもちをつき、呆気にとられる小歌舞伎。
「おい!何してくれてんだよ!」
大歌舞伎が、掌底突きをライスに決めようとする横あいから、アニメが、手刀で、大歌舞伎の腕を叩き落とす。
「ワンパターンの掌底突き。動きが読まれまくりなんだよ!」
アニメのパンチが、大歌舞伎を吹き飛ばした。もんどりうつ。
「お前ら、なめんなよ!」
学ランがジャンプ一番、アニメに攻撃をしかける。ジャンボが後からジャンプし、学ランより高い位置から、パンチをくらわす。
空中でバランスを崩し、地に落ちる学ラン。
「空中では、態勢を変えるのは難しい。無闇やたらと跳ぶんじゃねー!」
「さて、だるま…、あとは、お前だけだな。怪我人だからって、手加減はしない。得意の頭突きで来いよ」
昭和が、挑発的な態度を見せる。
「うあああああ!」
全力で、だるまは、頭突きを放った。
昭和とだるまの頭が真正面から激突する。
そしてー
ゆっくりと崩れ落ちたのは、頭突きを放っただるまのほうだった。
「わかったか!お前たちの実力なんて、そんなもんだ!何が四天王だ!そんなんで、前田さんを…、うちの“てっぺん”を守れると思ってんのかよ!」
昭和が、厳しく吠える。
だるま、学ラン、大歌舞伎、小歌舞伎にとって、肉体的ダメージより、精神的ダメージのほうが大きかった。
いつの間に、こいつらは、こんなに強くなったのか…、そして、自分たちは、なんて弱いのか…
痛切に
思い知らされた四人だった。
「なんでや!?お前らに迷惑かけてへんやろ!」
だるまの言葉を受け流し、アニメが続ける。
「ラッパッパの部長になる前田さんの下に四天王は、一組でいいんです。そう、わたしたちだけで…」
「敦子がラッパッパに入るっていうのか?」
学ランには、寝耳に水のことだった。だるまは、前田の悩みの原因のひとつがこれだったのかと理解した。
「お願いしている段階です」
正直にジャンボが答えた。
「お前たちが四天王だって?笑わせんなよ」
大歌舞伎が、鼻で笑う。
「それは…、いまから証明します」
ライスが、そう言うと、ラッパッパの四人の顔つきと雰囲気が変わった。それぞれの背中にオーラのようなものを感じる。
「オーラ…。人体から発散される霊的なエネルギーのこと。転じて、ある人物や物体が発する、一種独特な…」
「まずは、小歌舞伎!お前は、解説ばっかりで、体術は、まったく話にならないんだよ!」
ライスが、小歌舞伎を殴りとばす。しりもちをつき、呆気にとられる小歌舞伎。
「おい!何してくれてんだよ!」
大歌舞伎が、掌底突きをライスに決めようとする横あいから、アニメが、手刀で、大歌舞伎の腕を叩き落とす。
「ワンパターンの掌底突き。動きが読まれまくりなんだよ!」
アニメのパンチが、大歌舞伎を吹き飛ばした。もんどりうつ。
「お前ら、なめんなよ!」
学ランがジャンプ一番、アニメに攻撃をしかける。ジャンボが後からジャンプし、学ランより高い位置から、パンチをくらわす。
空中でバランスを崩し、地に落ちる学ラン。
「空中では、態勢を変えるのは難しい。無闇やたらと跳ぶんじゃねー!」
「さて、だるま…、あとは、お前だけだな。怪我人だからって、手加減はしない。得意の頭突きで来いよ」
昭和が、挑発的な態度を見せる。
「うあああああ!」
全力で、だるまは、頭突きを放った。
昭和とだるまの頭が真正面から激突する。
そしてー
ゆっくりと崩れ落ちたのは、頭突きを放っただるまのほうだった。
「わかったか!お前たちの実力なんて、そんなもんだ!何が四天王だ!そんなんで、前田さんを…、うちの“てっぺん”を守れると思ってんのかよ!」
昭和が、厳しく吠える。
だるま、学ラン、大歌舞伎、小歌舞伎にとって、肉体的ダメージより、精神的ダメージのほうが大きかった。
いつの間に、こいつらは、こんなに強くなったのか…、そして、自分たちは、なんて弱いのか…
痛切に
思い知らされた四人だった。
マジすか学園3☆#2ー1☆
「ってことは…、あの関西人たちは、ターゲットを分担してたってことか?」
翌日の
マジすか女学園の教室。七輪のまわりには、ヲタ、バンジー、ウナギ、アキチャ、ムクチのチームホルモンに加え、だるまと学ランが、輪の中にいた。前田の姿は、教室になかった。
話題は、ディーヴァ。
ヲタの言葉を受け、バンジーがつぶやく。
「マジ女担当とアンダーガールズ担当か…」
「だから、おれたちには、手を出さなかったのか…」
「おれたちを手玉にとってたアンダーガールズの隊長を一方的にボコってたな…Dの名の下に、とか言って」
ウナギとアキチャが、昨夜のことを思い返し、身震いする。
学ランは、へえ…、という顔をしながら言う。
「だるまも、ひとりでいるときに、グレイの特攻服の関西人に狙われたんだよな…。おれのとこには誰も来なかったけど…。関西人といえば、昨日から、サヤと連絡とれないんだよなー。ディーヴァと関係あるのかな…」
だるまは、前田がやられたということは話さなかった。朝、前田の家に行ってみたら、風邪をひいたみたいで、今日は、学校を休むと、前田の父に言われていた。
ムクチが何か言おうとしたとき、ラッパッパの昭和とジャンボが教室に入ってきた。
「また、お前らか…。三年の教室に、ずかずか入ってくるもんやないで…。あつ姐は、今日は休みや」
「おはようございます。今日は、前田さんにではなく…」
吹奏楽部室ー
だるまと学ランが、昭和とジャンボに連れられ、部室に入ると、アニメ、ライスとともに、意外な二人がいた。
「お前らも、呼ばれたんかい?」
「だるま、学ラン、あんたたちも?」
「で、話って、何なんだい?」
歌舞伎シスターズの二人だった。
ラッパッパの四人が、だるま、学ラン、歌舞伎シスターズの前に対峙する。
「西の“ディーヴァ”が、東京を…、マジ女を狙ってきているのは、もうすでに、ご存知かと思います…」
昭和が、口を開いた。
だるまたちが、うなずく。
「…今後、マジ女との全面抗争に発展するおそれがあります。そのため…、前田さんには、ラッパッパの部長になっていただき、マジ女を指揮してもらいたいと考えています。そして、あなたたちが、四天王と名乗ること…、いまこの場で…、即刻、やめていただきたい!」
翌日の
マジすか女学園の教室。七輪のまわりには、ヲタ、バンジー、ウナギ、アキチャ、ムクチのチームホルモンに加え、だるまと学ランが、輪の中にいた。前田の姿は、教室になかった。
話題は、ディーヴァ。
ヲタの言葉を受け、バンジーがつぶやく。
「マジ女担当とアンダーガールズ担当か…」
「だから、おれたちには、手を出さなかったのか…」
「おれたちを手玉にとってたアンダーガールズの隊長を一方的にボコってたな…Dの名の下に、とか言って」
ウナギとアキチャが、昨夜のことを思い返し、身震いする。
学ランは、へえ…、という顔をしながら言う。
「だるまも、ひとりでいるときに、グレイの特攻服の関西人に狙われたんだよな…。おれのとこには誰も来なかったけど…。関西人といえば、昨日から、サヤと連絡とれないんだよなー。ディーヴァと関係あるのかな…」
だるまは、前田がやられたということは話さなかった。朝、前田の家に行ってみたら、風邪をひいたみたいで、今日は、学校を休むと、前田の父に言われていた。
ムクチが何か言おうとしたとき、ラッパッパの昭和とジャンボが教室に入ってきた。
「また、お前らか…。三年の教室に、ずかずか入ってくるもんやないで…。あつ姐は、今日は休みや」
「おはようございます。今日は、前田さんにではなく…」
吹奏楽部室ー
だるまと学ランが、昭和とジャンボに連れられ、部室に入ると、アニメ、ライスとともに、意外な二人がいた。
「お前らも、呼ばれたんかい?」
「だるま、学ラン、あんたたちも?」
「で、話って、何なんだい?」
歌舞伎シスターズの二人だった。
ラッパッパの四人が、だるま、学ラン、歌舞伎シスターズの前に対峙する。
「西の“ディーヴァ”が、東京を…、マジ女を狙ってきているのは、もうすでに、ご存知かと思います…」
昭和が、口を開いた。
だるまたちが、うなずく。
「…今後、マジ女との全面抗争に発展するおそれがあります。そのため…、前田さんには、ラッパッパの部長になっていただき、マジ女を指揮してもらいたいと考えています。そして、あなたたちが、四天王と名乗ること…、いまこの場で…、即刻、やめていただきたい!」
マジすか学園3☆#1ー10☆
「━━━━━━!!!」
深夜三時
声にならない叫びをあげ、眠りから覚めるジュリナ。
「また…、あの夢か」
夜毎、襲われる悪夢。血が騒ぐ。血を見ると我を忘れ、暴走してしまう。
いつ…
解放されるのだろう…
囚われているのかー。
ベッドから起き上がり、ガラステーブルの上のミネラルウォーターに手を伸ばす。
「お姉ちゃん…」
血の記憶。
グラスの水を一気に飲み干す。
いつ…
自由になれるのか…
#1 『赤の衝撃!Dの名の下に』 終
深夜三時
声にならない叫びをあげ、眠りから覚めるジュリナ。
「また…、あの夢か」
夜毎、襲われる悪夢。血が騒ぐ。血を見ると我を忘れ、暴走してしまう。
いつ…
解放されるのだろう…
囚われているのかー。
ベッドから起き上がり、ガラステーブルの上のミネラルウォーターに手を伸ばす。
「お姉ちゃん…」
血の記憶。
グラスの水を一気に飲み干す。
いつ…
自由になれるのか…
#1 『赤の衝撃!Dの名の下に』 終