AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -156ページ目

マジすか学園3☆#7ー6☆


大矢マサナは、微塵も平静さを崩さない。

「私は、前田という少女をよく知っています。どんな状況に陥っても、決して諦めることはない。倒れても倒れても、また立ち上がる。彼女に限界などないのです。ほら、また…」

自らの信念のためなら、何度でも立ち上がる。
唯一無二の存在。
“てっぺん”


傷つき、倒れ伏しながら、立ち上がろうとする前田。諦めの色はない。


「そろそろ、終(しま)いにしよか…」


柔らかい口調と凍りつくような瞳がアンバランスなリホ。優美な動きで、返り血に染まる扇子を頭上に掲げー


「ほな…」

振り下ろす。


「ぐあっ!」


血が勢いよく噴き出す。

とっさに、前田とリホの間に
割って入ったキョウトの背中からー。

「キョウト!?」


「前田…、流れに逆らったら…あかん…、波に…乗るんや…」


満身創痍にも関わらず、起き上がるということは、並大抵の苦痛ではなかっただろう。それでも、何かを残したかった。犬死にだけはゴメンだった。それがマジ女魂。

前田なら、“てっぺん”なら、なんとかしてくれる。
キョウトは、微笑みながら、ばったりと意識を失った。


「昨日の生徒会長やタコ焼き娘といい、往生際がわるいなぁ…、弱いもんに用はないんや、このボロ雑巾、早よ、病院連れてき」

リホは、汚い雑巾を触るように、キョウトをつまみ、投げ捨てようとした。

「さわるな!」

前田が、奪い取るように、キョウトを抱き寄せ、ゆっくりと、寝かせる。

「すぐに終わらせるから」

立ち上がり、リホを鋭く睨みつける前田。


「終わるのは、お前や!」

扇子が舞う。

前田が、全身のちからを抜き、風の流れに身を任せる。


かわす。


「なっ!?」

リホは、扇子を振り回すが、かすりさえしない。

「お前の“耳”では、もう、わたしの動きは見切れない」


前田はようやく気づいた。
リホの聴覚が異常に発達しているということをー。
衣擦れの音、地面を踏みしめる音、空気の動く音が、風の声となり、相手の動きをいち早く読むことが出来ていたのだ。

「風の響き(声)が聴こえんようになった…」


風に同化する前田。

反撃に転ずる。怒りの拳。

「ぐは!ごほ!」

リホは、前田の攻撃を避けることが出来なくなっていった。

形勢は逆転した。

早期決着を望む前田。
躊躇うことなく、左手のリストバンドを右手でつかみ、祈る。

決着の一撃。

「最後に聴け!龍の咆哮(こえ)を!」




一方

傷だらけの
ヲタとバンジーも、なんとか、ディーヴァの猛攻を斥けていた。

とくに重傷を負っているヲタに
バンジーが心配そうに言う。

「ヲタ!無理すんなよ!ちょっと、休んでろ!」

「バーカ!みんな必死になって闘ってんのに、休んでられっかよ!もう少しだ!頑張るぞ!」


ヲタの拳は、まだ活きていた。強い。
遠くで闘う前田を見る。

「おれは、前田の闘う背中を見てたら、気合いが湧いてくるんだ!さすが“てっぺん”だよな」

軽く笑う。
顔の傷が痛々しい。

その姿を見て、バンジーは思う。

(おれたちだって、そうなんだぜ…お前のその小さな背中が、いつも、おれたちをどれほど、やる気にさせてるか。どれほど、勇気づけられていることか…、やっぱり、お前は、根っからのリーダーなんだな…)


バンジーがヲタの背中を押して、言う。


「よし!行こうぜ!リーダー!」
(もっと、“高み”へ…)

マジすか学園3☆#7ー5☆

目立つ赤色のパーカー。
ネズミが、ディーヴァの隊員に囲まれている。


「揃いも揃って、偏差値低そうっスねぇ」

「うるさいわ!」「しばいたれ!」「くたばれや!」


その囲いの一角が、急に崩れた。ブラウンのカーディガンの少女の飛び膝蹴りによって。

「大丈夫か!?ネズミ!」

松井ジュリナだった。


「ジュリナ!一体、どうしたんだ?その傷は!?」

いままで、姿が見えなかったのに、酷く傷ついているジュリナを見て、ネズミが訝しむ。

「座蹴留奈商業のやつらと、ちょっとな」


「チッ!だから、雑魚は相手にするなと言っただろう!お前が相手にするべきなのは、座蹴留奈やこいつらみたいな雑魚じゃない…、あいつだ!」

ネズミが、前田のいるほうを指し示す。
前田が闘っている。元気な姿を確認し、胸をなでおろすジュリナ。
(前田…、生きててくれたんだな…)


「こんな雑魚は、わたしひとりで、充分だ!」

ネズミが噛んでいたガムをプッと吐き出した。

雑魚呼ばわりされたディーヴァたちは、いきり立つ。

「わたしは、お前と一緒に、“てっぺん”取りたいんだよ!」

(ネズミ…、お前とわたしは似たもの同士だ…、わたしは、お前を絶対、ひとりにはしない、何があっても…、だから…)

ジュリナが、ネズミを庇うように、ディーヴァの前に立つ。


(だから…、わたしをひとりにしないでくれ!)






「アンタは、楽しませてくれる思てんけどなぁ…?」

残念そうなリホ。
前田の拳が、リホには届かない。ギリギリのところで、どうしてもかわされてしまう。ふわふわとー。掴もうとすればするほど。

「くっ!」


「舞え!」

扇子が宙を舞い、泳ぐ。

「ぐあっ!」


切り刻まれる前田。強制的に踊らされるように舞う。制服の裂け目から、出血とともに肌が露出している。苦痛が全身を襲う。読み切れない動き。

「もっと、いい声で鳴いてくれんかなぁ…、わたしの“耳”を楽しませてや」

「ふざけんな…」


「そんなら、もっと踊れ!前田!やる気あるんか?」


あえて煽動するリホ。


「わたしは…、いつだって…、マジなんだよ!」




校庭に
吹き荒ぶ暴風。

シノブの狂暴な瞳が、ギラリと光る。野獣の衝撃。ディーヴァのメンバーを残虐に薙ぎ倒していく。あとには、食い散らかされたかのような残骸だけが散らばる。

「ウガァ!」


岸野が眉をひそめる。

「早々に、ジョーカーを切ってくるとは…」


「切り札などではありません。単なる戦術のひとつにすぎない…」
(切り札とは、最後までとっておくもの…)


「いくら戦術がうまくいっても、大将首とられたら終わりやろ…?」


!!

次の瞬間ー

マサナの目に飛び込んできたのは、前田が流血にまみれ、倒れ伏している光景だった。

オリジナルキャラクターズ☆&おまけ☆

皆さん☆
いつも、ご愛読ありがとうございますニコニコキラキラキラキラキラキラ

オリジナルのキャラクターが増えてきましたので、簡単に整理してみましたキラキラキラキラキラキラ
主要三大勢力だけですがキラキラキラキラキラキラ
性格や口調は、勝手に設定していますキラキラキラキラキラキラ
ビジュアルのイメージだけと思っていただければいいかと思いますキラキラキラキラ




アンダーガールズキラキラ

総統キラキラ太田リオナ☆

総参謀キラキラ大矢マサナ☆(現S)

親衛隊隊長キラキラ高柳アカネ☆(現S)

特攻隊隊長キラキラ向田マナツ☆(現S)


一番隊隊長キラキラ秦サワコ☆

二番隊隊長キラキラ古川アイリ☆(現S)

三番隊隊長キラキラ平田リカコ☆(行方不明)

四番隊隊長キラキラ


五番隊隊長キラキラ加藤ルミ☆

六番隊隊長キラキラ出口アキ☆

七番隊隊長キラキラ高田しおり☆


八番隊隊長キラキラ阿比留リホ☆


九番隊隊長キラキラ後藤リサコ☆


親衛隊十人衆キラキラ

一階の守護者キラキラ中西ユウカ☆

二階の守護者キラキラ平松カナ☆(現S)

三階の守護者キラキラ木本カノン☆

四階の守護者キラキラシノブ☆(現S)

五階の守護者キラキラ松下ユイ☆

六階の守護者キラキラ小木曽シオリ☆

七階の守護者キラキラ石田アンナ☆

八階の守護者キラキラ桑原ミズキ☆

九階の守護者キラキラ須田アカリ☆(現S)

十階の守護者キラキラ木崎ユリア☆



矢場久根商業高校キラキラ


総長キラキラ市川ミオリ☆

死天王キラキラ

ホワイトキラキラ白間ミル☆

ガンマキラキラ宮澤タエ☆

アルファキラキラ阿部マリア☆

オメガキラキラ江口アイミ☆



ディーヴァキラキラ

総帥キラキラ

軍師キラキラ岸野リカ☆


十二将軍キラキラ

壱ノ将キラキラ木下ハルナ☆

弐将キラキラ

参将キラキラ

死将キラキラ

伍将キラキラ

六将キラキラ

七将キラキラ

八将キラキラ

九将キラキラ小谷リホ☆

十将キラキラ渡辺ミユキ☆

十一将キラキラ近藤リナ☆

十二将キラキラ小笠原マユ☆



……………………


#6ー11☆


『苦しくなったら、わたしを見ろ!』


日本へ向かう機内で、わたしは微睡んでいた。ほどなく、夢の世界に浸る。
過去の記憶。

わたしたちの前に立ちはだかる壁。マジ女を叩き潰そうとする近隣の高校の群れ。強いところは狙われる。ひとつの真理。

「ははは!500人はいるなー。おもしれー!てめーら負けんじゃねーぞ!」


優子さんはいつも強気だった。ひとりで500人相手にする勢いで。

あのとき、わたしの胸に拳を当てて、言ってくれた言葉。

「苦しくなったら、わたしを見ろ!」

優子さんは、いつだって笑ってた。どんなときも。どんな敵を前にしても。その姿を見て、どれだけ安心しただろう。

「おらー!マジ女なめんじゃねーぞ!」

笑いながら、叩き潰していく。ぶちのめしていく。

本当は、つらいときもあったんじゃないかな。苦しいことも。でも、それを表には、絶対あらわさなかった。

優子さんは、弱いところを見せたくなかったんだと思う。
だから、病院への見舞いも拒んでたのかも。


いまなら、そう思える。

今度、優子さんに聞いてみよう。

たぶん、優子さんは、答えてはくれないだろうけど。

身体が揺すぶられ、現実の世界に引き戻される。

サドだ。

優子さんは、瞳を閉じたままだった。

「機内食どうする?」

わたしは、もちろん、こう答える。

「魚を、激辛で」



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