今日は介護認定審査会でした。
こんばんは。要介護度が決定する手順として
調査員による訪問調査&医師の意見書⇒介護認定審査会
があります。今日は審査会がありました。
約1週間前に一時判定結果(調査票)と意見書が渡されます。
↓
一週間をかけてじっくり読み込み、一人ずつ自分の所見で判定を出します。
↓
当日、4名の審査員が各々の所見を言い合い、話し合い介護度が決定していきます。
1回の審査会で検討ケースはだいたい30ケースです。お年寄りの今後の人生が掛かっておりますので
慎重に全体で6時間以上かけて検討します(準備です)。でも、調査員の特記事項の書き方によって判断に大変迷うこともあります。人が行うものですからそれぞれ違いはあるにしても、もう少し1次判定のコンピューター
の精度を上げて欲しいものです。1番悩ますのは支援2と要介護1の狭間です。要介護1相当と1次判定がでます。審査会自体は約2時間で終了します。

私の福祉観を変えた・・恩師の言葉・・矢嶋 嶺
大学を卒業してもう10年になる。
一応、福祉関係の大学だったが、私は勉強をした覚えが無い。
親からの仕送りは無く、奨学金とバイト(セブンイレブン夜勤)で生活していた。
生きていくのが精一杯でした。辞めようかと思った事も何度もありました。
授業は出席しましたが寝ている事が多かったです。
でも、3年生のゼミでこの恩師に出会い、この言葉を聞き、福祉観が変わりました。
恩師:「福祉はファジーである。」
生徒:「・・・・・???」
恩師:「ファジィとはあいまいという意味の言葉です。私はいいかげんと解釈します。」
恩師:「良い加減ですよ。やりすぎても× しなさすぎても× そのへんを考えて行きましょう」
卒業し、働き出してようやくこの言葉の意味を理解できました。
高齢者はその日のその時によって体調、気分、血圧、体温違って当然。介護者はそれを理解し様々な状況を読み取ってその時のベストの介護方法を考え提供する。
つまり、昨日は食事介助した方が、今日は手づかみでも召し上がれる可能性がある。それを見極めてベストの支援をしてゆく。そうですよね。伝い歩きが出来る方が施設の都合で車椅子に乗ってれば当然ADLは下がる可能性が生まれる。介護施設にADLを下げに来ている人はいないはずですから。
先生!この解釈に行き着きました。これで良かったのでしょうか?
↓恩師の出版本です。興味のある方はどうぞご覧ください。
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